写真出典©https://www.bearfacewhisky.com/
今年春、カナダのベアフェイス・ウイスキーより新しく「ウィルダネスシリーズ」がお目見えします。
リリース第一弾はその名も「Matsutake Release 01(松茸リリース01)」とのこと。
攻めてるなぁ。
ベアフェイス・ウイスキーのマスターブレンダーであるアンドレス・ファウスティネリ氏はこう語ります。
「このシリーズは、自然からインスピレーションをもらうことで、よりワイルドで冒険心あふれるボトルに仕上がったぜ。」
このウィルダネスシリーズは、プレミアムシングルグレーンウイスキーに、モナシー山脈で採れる『レアな素材』を使う点がポイントです。
第一弾はその名の通り、あの松茸が使われています。
松茸は日本と同様にブリティッシュ・コロンビア州でも希少で高価なキノコなので、その味わいに注目が集まります。
この松茸リリースは3種類のシェリー樽での熟成を経てボトリングされます。
使用される樽熟成は、再利用した輸送用コンテナに入れられ大自然にさらされて、外気の激しい温度差の中でゆっくりと進みます。
そうすることで、ナツメグやシナモンのナッティーなフレーバーや、土っぽさが生まれ、そこに松茸の「うま味」を感じる、複雑で奥行きのある味わいとなりました。「うま味」とはみなさんもご存知の通り、和食には欠かせない要素。そんな松茸のうま味がウイスキーに深い味わいを添加しています。
ベアフェイス・ウイスキーのソムリエであるブラム・ボルワイン氏は次のように語ります。
「近年、世界的に有名なバーテンダーたちがこぞってうま味のあるアイテムをカクテルに取り入れています。その流れから見ても、今回の松茸リリースは世界に先駆けたものとなるでしょう。
この新しいウィルダネスシリーズは、ウイスキー愛好家たちに、これまでに出会ったことのない最上質なウイスキー体験をもたらすはずです。」
アンドレアス氏はこうも付け加えます。
「この地には大自然から得れる特別なインスピレーションがあります。それが世界に誇るカナダだけのウイスキーを作るアイデアとなっています。」
ベアフェイス・ウイスキーはその個性豊かなラインナップで多くの受賞歴を誇ります。
最近では、2021年のサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションでダブルゴールドメダルを受賞しました。
しかし現状で満足せずに、新シリーズでさらなる高みを目指します。
新シリーズは今年春から、ケベック州を除くカナダ全土で発売予定です。
シリーズごとに期間限定発売となり、第二弾以降は今後順次発売されます。
松茸の風味は日本人にも親しみやすく、和食にも合いそう。どこかで飲む機会があれば、ぜひチャレンジしてみたいです。