キリンビールが、事業戦略および、同社の国産ウイスキーブランド「陸」のリニューアルを発表しました。
キリンビールの2021年における国産ウイスキーの出荷売上高は、市場の前年比見込みが92%のところ、同社の国産ウイスキーは93%。
「陸」は配荷店が7,200店増、販売数量は前年比17%増。これを受けて、ミドル・スタンダードの「陸」の大型リニューアルを行うようです。
中味・パッケージリニューアルは4月5日
4月5日に「キリンウイスキー 陸」がリニューアル発売されます。
アルコール分は50%で、サイズは500mLびんと4000mLペットボトルの2種(4000mLペットボトルは4月上旬から順次切替)。
キリンディスティラリー富士御殿場蒸溜所の多彩な原酒を主体(一部海外原酒使用)としたブレンドにより、「ほのかな甘い香りと澄んだ口あたり」「何層にも感じる香味豊かなおいしさ」を強化。
またユーザーからの評価は高い一方、ブランド認知度の低さが課題となっていることを受けパッケージも変更するようです。
「陸」のロゴを大きくし、金帯や富士御殿場蒸溜所のマークをあしらったウイスキーらしいデザインにすることで、ブランド認知や識別の強化を図るとのこと。手に取りやすく、親しみやすいデザインを追及したそうです。
17年ぶりのTVCMを実施
リニューアルにあたり、TVCMを実施する予定。
キリンの国産ウイスキーとして17年ぶりらしく、サンプリングや料飲店を通して50万人規模の飲用体験を創出する予定とのこと。
SNSなどを中心に1億リーチを目標に30~40代のライトユーザーの生活導線に入るようなコミュニケーションを取っていくといいます。
陸はソーダ割やロックがおいしくて、とてもコスパのたかい常飲ウイスキー。
その反面、パッケージがドチャクソにダサくて、愛好家たちもデザインに関しては渋い顔してましたもんね。
良い結果を期待します。