鳥取県で倉吉市でウイスキーを製造する松井酒造合名会社が、世界で最も影響力のあるウイスキーアワードのひとつであるSan Francisco World Spirits Competition2021にて最高金賞を受賞しました。
最高金賞であるダブルゴールドを受賞したのはマツイピュアモルトウイスキー『倉吉 18年』で、松井酒造合名会社が運営する倉吉蒸溜所からは他の倉吉シリーズや、ブレンデッドウイスキー『山陰 バーボンバレル』など多数が受賞しています。
過去、SNSでは色々とやらかしてしまった松井酒造さんですが、受賞歴はホントそうそうたるもの。
San Francisco World Spirits Competition2021(SFWSC2021)は2000年から続いている品評会。
2021年は4月1日〜20日の期間にサンフランシスコのOne Market Restaurantで開催されました。
3500を超えるエントリーがあり、バーテンダーやシェフ、バイヤー、ジャーナリストといった専門家によるブラインドテイスティングで審査されました。
ダブルゴールドは全ての審査員から満点、ゴールドも満点に近い評価がを得なければ受賞できない難関です。
日本から他にどんなブランドが出品されているのか、以下のPDFから「japanese whisky」と検索をかければわかります。
倉吉蒸溜所は鳥取県にある3つの工場でウイスキーを製造しており、運営している松井酒造合名会社が設立されたのは明治43年。
ウイスキーの蒸溜をはじめたのはつい最近ではありますが、『お酒の製造を通じて、人々を幸せに』を経営理念に、地元との関わりを大切にしながら成長してきました。
倉吉蒸溜所の強みはなんといっても倉吉市の豊かな風土。やわらかく上質な地下水で作られたウイスキーは味わい深く、日本海側特有の寒暖差によって熟成が早く進んでいきます。
ミズナラやサクラ、オークといったオーソドックスな樽はもちろん、ワイン樽やシェリー樽といった樽も使用し、多彩なアイデアで研究をしているそうです。
ウイスキーラヴァー達からの評価は賛否あるブランドではありますが、今回のSFWSC2021での受賞をきっかけに、素晴らしい作品を市場に投下してもらいたいです。