ちょうど一年前にリークされていた、グレンモーレンジィとフラワーアーティスト東信(AZUMA MAKOTO)の再コラボが実現に至りました。
今回のテーマは「森羅万象」。
あらゆる現象、宇宙に存在する一切のものを指す日本固有の概念です。「森羅」は樹木が限りなく茂り並ぶことであり、「万象」は万物やあらゆる現象という意味です。
東信氏が製作した植物彫刻がパッケージに施されています。
限定版グレンモーレンジィ23年 ビルラムズデン×東信
ウイスキーはバーボン樽で長期熟成された後、ブルゴーニュ地方のシャルドネワイン樽でフィニッシュされ、レモンバルサム、煮詰めた洋ナシ、ココアパウダーの香りが特徴的。アルコール度数は46度。
東信氏は、このウイスキーのフレーバープロファイルにインスピレーションを受け、オーキッド、バラ、野花を樹皮や苔と組み合わせた彫刻「シンラバンショウ」を制作しています。パッケージに描かれた東信氏の見事な彫刻は、自然からの贈り物であるこの非常に希少なウイスキーの芳しい香りと自然の奥深さを思い起こさせます。
グレンモーレンジィのクリエイティブディレクター、ビル・ラムズデン博士は、「このコラボレーションは自然の驚異を祝うものであり、シャルドネ樽でフィニッシュされた初のウイスキーを含むこの23年熟成シングルモルトは、自然の全ての形態を体現しています」と述べています。
過去のコラボレーションと市場への影響
グレンモーレンジィは、2021年にも東信氏と18年熟成シングルモルトの限定版でコラボレーションを行っていましたね。まだ市場にはあるのかな?
グレンモーレンジィは近年、アートやデザインとのコラボレーションを通じて、現代的で包括的な市場へのシフトを図っています。昨年の「Tale of Tokyo」なども山口晃氏が手掛けていました。
ビル・ラムズデン博士は、「ウイスキーメーカーとして、可能な限り多くの人々に美味しいシングルモルトを楽しんでいただきたい」と述べ、新しい市場や多様なオーディエンスへのアピールを強化しています。
販売情報
この限定版グレンモーレンジィ23年 ビルラムズデン×東信は、イギリス、中国、日本、台湾、インド、アメリカの一部小売店およびロンドン・ヒースロー空港のグレンモーレンジィブティックで購入可能です。
18年と同じように日本でも発売されるかと思いますが、なにぶん23年熟成品なので、価格がどうなることやら。