ジョニ黒の味わいについて
香り
洋ナシ、ピートスモーク、ヨード、高級な植物油の香りと、シェリー樽原酒からくる、フルーティーなフレーバーがあります。
味わい
口に含むとなめらかで、甘さ、酸味、ドライな後味のバランスが良く、余韻は中程度。
飲んで見ると香りほどはピーティーな風味を感じません。
総評
まるでレーズンやドライフルーツのような甘みが広がり、最後に内包されたスペイサイドモルトの青リンゴのような爽やかな香りが鼻腔に抜けていきます。
卓越したブレンド技術で、キーモルトの様々な表情を堪能できる、低価格でありながらレベルの高いウイスキーです。
ジョニ黒に使われている原酒(キーモルト)
ジョニーウォーカーブラックラベル12年のキーモルトはカーデュ(スペイサイド)、タリスカー(アイランズ・スカイ島)、ラガヴーリン(アイラ島)。
その他、クライヌリッシュ(スペイサイド)、ロイヤルロッホナガー(東ハイランド)、モートラック(スペイサイド)、ダルユーイン(スペイサイド)などのモルト原酒もバランスよくブレンドされています。
ジョニ黒のおすすめのおいしい飲み方
ストレート
12年以上の原酒をブレンドしただけあってジョニーウォーカーのブラックラベルは、レッドラベルに比べるとしっかりと熟成したモルトウイスキーの味わいを感じます。
アルコール感は薄れており、アタックは弱め。
甘さと凝縮感があり、ストレートでも楽しむことができます。
ただし飲み続けていると、徐々に奥行きのないように感じてしまう部分もあります。
80年代頃の流通ボトルに存在していた、余韻の複雑さが若干失われており、モルト原酒由来となるフレーバーは弱くなっています。ストレートで1,2杯飲んだ後は飲み方を変えるのも悪くないでしょう。
ハイボール
ジョニーウォーカーブラックラベルはキーモルトにタリスカーやラガヴーリンなどの個性のある原酒を使用していますが、そこまでスモーキーフレーバーは強く感じない為、ハイボールで飲んだ時の印象はフルーティーに感じるでしょう。
ピート由来のクセは控えめで、スコッチが苦手な方にもオススメできる飲みやすさです。
ビギナーならウイスキーとソーダは『1:4』で割るのがおすすめで、玄人向けにはウイスキーの骨格を感じさせる、濃いめのハイボールがよいでしょう。
ロック
やわらかくてミディアムボディな口当たりで、飲みごたえがあります。ロックで飲むのにふさわしいウイスキーといえます。
加水がほどよく進むことで甘みを感じやすくなるので、ゆっくりと味わうことができます。
ただし加水が進みすぎると、ボディが失われてしまうので注意。氷は溶けにくい純氷を使用しましょう。
グラスに氷をいれ、ウイスキーを注いだらステアをせず、徐々に冷えていくのを飲みながら楽しむのもいいと思います。
水割り
水割りでもハイボール同様にフルーティーな味わいを楽しむことができます。
気を付けることは、水の入れすぎ。
加水が多いと全体のボディが弱くなりやすいのが現行ジョニ黒の注意点です。
ビギナーならウイスキーと水は『1:3』くらいがちょうど良いでしょう。
玄人向けにはウイスキーと水『1:1』で作る、ハーフロックとも呼ばれている濃いめの水割りをおすすめします。ストレートの時とは一味違う、スイートな香りを感じることができます。
新商品やバリエーション
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12年 2020年限定デザイン
2020年10月、ジョニーウォーカーより創業200周年を記念した限定ウイスキーが複数発売されました。
「1820年にジョン・ウォーカーが歩み始めて200年」ということで、ブランド自身の歩みになぞらえ、同じように歩み続ける人を応援するメッセージ「KEEP WALKING」が、ファッショナブルなボトルに描かれた限定デザインとなっています。
中身は普通のジョニ黒ですが、限定デザインなので欲しい方は今のうちに。
ジョニーウォーカー ブラックラベル オリジン4種
ジョニーウォーカー ブラックラベル12年オリジンとは、ジョニ黒に含まれている4つの地方(スペイサイド、ハイランド、アイラ島、ローランド)の構成原酒を、各地方ごとにブレンドしたシリーズです。
2019年7月に世界中の免税店向けに販売が開始されました。
日本ではスペイサイド オリジンが2020年4月28日に正規販売されています。他の3種に関しては、国内での販売は未定です。
スペイサイド オリジン、ハイランド オリジン、アイラ オリジンにはグレーンウイスキーはブレンドされておらず、モルトウイスキーのみを配して作られたブレンデッド・モルトウイスキーです。
ローランドはローランドモルトと、キャメロンブリッジ蒸留所のグレーンウイスキーを合わせたブレンデッドウイスキーとなります。
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12 年 スペイサイド オリジン
2019年7月に免税店向け商品として先行販売が始まり、日本では2020年4月28日に正規輸入品が発売されました。スペイサイド オリジンは、シリーズの中で唯一国内で正規販売されています。
スペイサイドのモルトウイスキーである「カーデュ」や「グレンダラン(グレンデュラン)」などを中心にブレンドしています。
程よいスモーキーさと、青リンゴのようなフルーティーな味わいが感じられる、スペイサイドモルトらしい個性となっています。
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12 年 ハイランド オリジン
北ハイランドにある「クライヌリッシュ」や「ティーニニック」などをキーモルトにブレンドされています。
華やかでありながら個性も伴っているクライヌリッシュと、フレッシュフルーツのような香りのあるティーニニックが絶妙にブレンドされています。
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12 年 アイラ オリジン
アイラ島のスモーキーなモルト「ラガヴーリン」と「カリラ」がブレンドされています。
重厚で力強いラガヴーリンと、リフィル・バーボン樽の熟成にこだわっている、上品なカリラのブレンドは、アイラモルト好きにとっては夢の競演をいえるウイスキーと言えるでしょう。
ジョニーウォーカー ブラックラベル 12 年 ローランド オリジン
モルトウイスキーである「グレンキンチー」とグレーンウイスキーの「キャメロンブリッジ」がブレンドに使用されています。
グレンキンチーのポットスチルはかなり大きく、生み出されるモルトは華やかでライトボディです。
ローランド オリジンはモルティーな個性を感じることができ、通常のジョニ黒とは違った味わいのブレンデッドウイスキーとなっています。
ブラックラベル ジェーンウォーカーエディション
2018年3月8日の国際女性デーに合わせてジョニーウォーカー史上初めて、女性に変更されたボトルを発売しました。
ジョニ黒のシンボルといえば、テールのある赤いコートにシルクハット、ヘシアン・ブーツにステッキを持った英国紳士なのですが、このボトルに描かれているのはシルクハットをかぶった女性です。
このボトルは男性だけでなく、女性にもジョニーウォーカーを飲んでもらうキッカケとしてもリリースされました。
「ジェーンウォーカーは私たちの新しいアイコン。女性の権利前進を祝います。一歩一歩、私たちは前に進む」と公式Twitterではコメントしています。
ブラックラベル 12年 シェリーエディション
2018年10月30日に数量限定で発売されたボトルで、ジョニーウォーカーのブレンダーチームの一人、クリス・クラークが、ブラックラベルの味わいを再解釈。
ブラックラベルの印象的な味わいであるスモーキーさ、甘み、ウッディさ(樽香)の中から甘みに着目し、シェリー樽原酒を多く用いた作品です。
飲んでみるとブラックラベルのフルーティさとハーバルな植物様の印象を濃くした感じです。
粘性が高くコクがありますが、いやらしい甘さではなく、ブラックラベルのスモーキーさと相まって、するする飲めます。
後半はしっかりとしたピートやカカオのビターさが長く続きます。
飲むならロックが良いと思います。ストレートはちょっとくどくなるかもしれません。
ブラックラベル トリプルカスクエディション
2018年にリリースされた免税店向けの商品です。
ブレア・アソール、カーデュ、ストラスミルの3つスペイサイドモルトをキーモルトとし、カリビアンラムカスク、バーボンカスク、スコッチウイスキーバレル(詳細不明)の3種のカスクを使って熟成、ブレンドしたもの。
旅行小売最大手デュフリー(Dufry/スイス)が運営する免税店での独占販売でした。
エクストラスペシャル(EXTRA SPECIAL)
エクストラスペシャルは、ジョニーウォーカー ブラックラベルに「12年」と表示される前まで流通していたオールドボトルのことです。
1970年代までは現在のような年数表記が無く、「EXTRA SPECIAL」と記載されていました。
1980年代には12年とエキストラスペシャルの両方が記載されるような時代もありましたが、現在のボトルでは年数表記のみが記載されています。
エクストラスペシャルの表記は、ジョニ黒のオールドボトルの年代を判別する上で、重要な手掛かりとなっているのです。
オールドボトル/特級ボトルについて
1950年代以前のジョニ黒
現在のボトルでは、紋章はラベルの上部に小さく記載されていますが、1950年代のジョニ黒では、メインラベルの左部分に紋章がくっきりと描かれているのが特徴です。
また、ボトルの下部にも金色のラベルがあり、ジョニーウォーカー&サンズ社の名前と紋章が表示されています。
キャップはコルクキャップで、針金が付いているものと付いていないものがあります。
1960年代のジョニ黒
この時代になると、ラベルに描かれていた紋章はなくなり、文字だけとなります。
その他の50年代とくらべて大きく変化している所はありませんが、背面ラベルのひし形シールの形が、やや整ってきれいになっています。
キャップも変わらずコルクキャップです。1960年代まではスクリューキャップでなく、コルクキャップが使用されています。
1970年代のジョニ黒
70年代に入るとコルクキャップからスクリューキャップへと変わります。
この時代に、スクリューキャップを開発したホワイトホース社と同じDCL(ディスティラリーズ・カンパニー・リミテッド)社の傘下に入ったことから、その影響を受けての変更だったとされています。
70年代には、メインラベル部分が60年代から使われている「Old Scotch Whisky」と「Johnnie Walker」の2つのラベル表記があるようです。こちらは1970初期のものですが「Johnnie Walker」表記です。60年代に「4/5 THS OF A QUART」と書かれていたものが「4/5 QUART」と簡略されています。
Johnnie Walker表記についても僅かな違いですが、60年代には表示されていなかった「REGISTERED(登録済み)」という表記が追加されています。
なお60年代~70年代初期までは下ラベルに”SAME QUALITY THROUGHOUT THE WORLD”の文字が入っていました。
70年代中盤には上記の文字がとれ二行に変更されます。
1980年のジョニ黒
80年代に入ると、様々なジョニ黒のラベルが存在しており、海外流通と日本向け流通でラベルデザインが多少変わってきます。
いずれのボトルも、70年代と80年代ではラベルデザインが大きく変わっています。
メインラベルは1985年ごろから12年表記となり、「Jonhie Walker Black Label」と記載されるようになります。
下部ラベルには「EXTRA SPECIAL」の表示と、ジョニーウォーカーのシンボルである「ストライディングマン」が描かれるようになります。
また、肩ラベルやキャップの上部にも12年の表記が存在するボトルもあります。
特級表記は1989年(平成元年)の酒税法改正でなくなります。
ジョニ赤(レッドラベル)やダブルブラックとの違い
ジョニ赤(レッドラベル)との違い
ジョニ赤のキーモルトはタリスカー(スカイ島)で、その影響を強く受けているレッドラベルは、スモーキーでドライな口当たりとなっています。
ただしジョニ赤の構成原酒は酒齢が若いものが中心なので、タリスカーらしさを感じ取れるかどうかは微妙なところ。
軽快ではありますが奥行きのない印象です。
ブラックラベルは構成原酒にスペイサイドモルトの12年以上熟成したものを使用している為、レッドラベルと比べてもクセが少なく、甘くてまろやか。ボディがある味わいとなっています。
ダブルブラックとの違い
ダブルブラックはブラックラベルのスモーキーフレーバーを強く表現したウイスキーで、タリスカーやラガヴーリンといったスモーキーモルトが強く感じられます。
ブレンデッドウイスキーの割には個性的ですが、ブラックラベルのようなフルーティーな香りもしっかりと存在しています。
両者を比べると、ブラックラベルのほうは飲みやすく、親しみやすい味わいで、ダブルブラックはクセのあるシングルモルトを好む方におすすめのウイスキーとなります。
ジョニ黒/ジョニーウォーカーブラックラベル12年の口コミや評価評判
ホワイトホースのハイボール飲んでからジョニ黒のハイボール飲んだらジョニ黒めっちゃ甘く感じた(セノビック pic.twitter.com/bnJFSiHgLV
— 抹茶ん@えだまめ (@mattyan_05) November 16, 2020
安価なところだと、ジョニーウォーカーのブラックラベルとかんまいよ。
ウイスキーもいいが、ブランデーはどうだい。甘味も伴うし、飲みやすい。クルボアジュとか、レミーマルタン辺り一度飲んでみるといいかも(4000円台)— 朱鷺(信州) (@Phansluxurius) November 16, 2020
二杯目はジョニーウォーカーブラックラベル。一杯目のグレンリベットと対照的に、喉を通った後に鼻に突き抜けるスモーキーな燻製香がクセになる。ウイスキーを飲み込んだ直後に鼻で深呼吸する時が幸せ。わかる人いるかなぁ? pic.twitter.com/ebcpblRWbO
— ぷるー (@zen_whiskey) July 21, 2020
ジョニ黒ハイボールよりロック、ストレートの方が美味い気がする、、!!というより自分がそっちの方が好きな呑み方なんやなと思った〜
— ネグロー兄ぃ (@withnegroni) November 12, 2020
先日買った小分けウイスキー。今日はジョニ黒。
意外にストレートがウマい。でもTwiceUpの方がいい、と思ってたらハイボールが一番ウマいな。
この間までピートがイヤだったのにこの変わり様?— 北のひとりノミ (@tech0spin) November 13, 2020
◻︎ジョニーウォーカー黒ラベル:スコッチ
2000円前後
ジョニ黒の愛称で有名なスコッチ。ある程度のスモーキーさとスムーズな飲み口とちょうど良い甘さで、初心者でも普段飲む安いものから一つだけランクを上げたい時にちょうどいいウイスキーです。お好きな飲み方でどうぞ。— ウイスキーを好きになって貰いたいbot (@bot_whisky) November 13, 2020
もう10日間呑んでいない ジョニ黒呑みたいね、きつめのオンザロックで呑むのが一番好き こんな旨いウイスキーをハイボールで呑むなんて勿体ない、オンザロックで旨いウイスキーのコクと香りを確かめながら味わいましょう
呑みたい 来週まで我慢 https://t.co/UHTeiArBki— Br (@tyouroku2122) November 17, 2020
サザエさんにも登場した昭和の酒「ジョニ黒」
「サザエさん」に登場!ジョニ黒は高級ウイスキーだった!?
ジョニ黒は『サザエさん』が放映開始となった1960年代にはかなり高級なお酒でした。
当時の価格で10,000円前後で、当時の大卒初任給が13,000円であることを考えると、かなり高額だったことがわかります。
『サザエさん』では、磯野家に訪れたお客さんにジョニ黒を見せて、9,500円で売られていることと同時に、ロンドンで購入すれば1,400円で買えるという事実をカツオが明かしています。
当時の日本は、アルコール度数43度以上の特級輸入ウイスキーに、220%の課税の他、高額な関税がかけられていました。
その為、庶民には到底手の届かない高級なウイスキーだったのです。
変動相場制・輸入自由化による価値の下落
1971年のニクソン・ショックまでは、1ドル360円の固定相場制となっていましたが、1973年に変動相場制となりました。
そのことで、1ドル360円が308円と大きく円高が進みます。
これがキッカケで高級であったジョニ黒の価格も下落していくこととなります。
さらに、これまで規制されていた洋酒の輸入自由化が行われます。
スコッチウイスキーの流通量が増え、1972年には関税も引き下げられたことで、ウイスキーを含む洋酒の値段は下がっていくのです。
『サザエさん』では、ジョニ黒が手に入りやすいウイスキーになってしまったことをショックに思う波平とマスオに対して、
「ジョニ黒が ヤケ酒になる 通貨危機」
とサザエさんが一句呼んだというエピソードがあります。
一般的にはなかなか飲めない高級なウイスキーだったジョニ黒の変遷がわかるセリフとも言えますね。
「ウイスキーは高いお酒」というのは、原作サザエさんで知りましたw
そういえば、オイルショック前にあったドルショックで、ジョニ黒の値段が下がった事もいち早く取り上げてたくらい、ジョニ黒がお馴染みでしたよねw(*´ω`*) pic.twitter.com/P9g1vbKxTi
— みっちぃ (@micchy_MMD) April 8, 2020
1989年の酒税法改正でリーズナブルなウイスキーに
1989年の酒税法改正によって、海外ウイスキーの従価税が一気に引き下げられます。
それにより値段も下がり、洋酒の輸入規制の緩和の影響もあって、日本市場に洋酒が次々と流れてきました。ウイスキーの価格競争も激化していき、ジョニ黒は徐々に庶民にも手が伸ばせるウイスキーとなっていきます。
さらに、今まではジョニーウォーカーシリーズの中でも上位ラインナップに位置していたジョニ黒に変化が起きます。
1992年にジョニ黒よりも上位版の「ブルーラベル」と「ゴールドラベル」が発売されたのです。
これまでの立ち位置が変わっていき、カジュアルなブランドとなっていきました。
こうして酒税法改正などをきっかけに、ジョニ黒は高級ウイスキーからリーズナブルな庶民のウイスキーへと移り変わっていったのです。
ジョニ黒が紙パックに!
ジョニ黒がスピリッツ史上初となる紙製ボトルに!?
2020年7月にジョニーウォーカーを販売するディアジオ社が、ジョニ黒のボトルを紙で作られたものに変更するという発表をしました。
この紙製ボトルは、森林素材を使ったパルプから作られていて、リサイクル可能な地球環境に配慮したボトルとなっています。
ウイスキーが触れる内側は、樹脂でコーティングされており、中身が漏れない仕組みになっていて樹脂コーティングは分解可能で再利用もできます。
既存のガラスボトルの製造にはエネルギーコストが多くかかり、スコッチウイスキーの売上世界一であるジョニーウォーカーが排出する二酸化炭素の量は莫大なものなわけです。今回の紙製ボトル導入は、地球環境に配慮する意思を表明した仕様と言えるでしょう。
紙製ボトルはスピリッツ史上初。それがウイスキーであったことは喜ばしいことなのではないでしょうか。
新ボトルでの販売は2021年初旬からの予定となっています。
ウィンストン・チャーチルのお気に入りはジョニ黒
2020年11月10日にイギリス・ロンドンで行われたサザビーズのオークションで、英国の首相だったウィンストン・チャーチルが描いた油絵が競売に掛けられました。
絵画は1930年代に作成されたもので、作品描かれているのはジョニーウォーカーブラックラベルのボトルと、水差し瓶、グラス、ブランデーのボトルです。
チャーチルは、朝からソーダ割を飲んでいたというほどのウイスキー好きでした。
絵画として描くほどですから、チャーチルのお気に入りがジョニ黒であったことは言うまでもなさそうです。
落札予想価格は25万ポンド(約3400万円)となっています。この絵をゆっくり眺めながら、ジョニ黒を飲んでみたいものですね。