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【2022日本国産】ジャパニーズウイスキーおいしいおすすめ銘柄【買える!】

【2022日本国産】ジャパニーズウイスキーおいしいおすすめ銘柄【買える!】

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オーツカ

ハイボールブーム、マッサンブーム、そして原酒不足からの転売ブーム。
国産の新作ボトルや限定のシングルモルトは入手難易度に大きな差が生まれ、プレミア価格があたりまえになってきています。

半面、新たな蒸溜所もどんどん立ち上がり、海外輸入原酒を使ったよくわからない「ジャパニーズウイスキーもどき」もたくさん出てまいりました。

国内外から人気の高まるジャパニーズウイスキーは、まさにカオスな様相を呈しています。

 

今回は、ジャパニーズウイスキーの比較的購入しやすいおすすめ銘柄を、どれを飲んでいいか迷っている人に向けてプレゼンして参りましょう。

ジャパニーズウイスキーのおすすめ銘柄

わかりやすくカテゴリ分けしながら、ジャパニーズウイスキーのおすすめを紹介していきます。

ジャンル別に数多くのジャパニーズウイスキーを選抜しました。一部海外原酒を使用しているものもありますので、そちらは都度明記します。

コンビニやスーパーなどでも手に入るものからニューフェイス、希少品まで、「ジャパニーズウイスキーが飲みたい!」とお思いの方や「日本のウイスキーってどんなものがあるんだろう?」と疑問に感じている初心者の方までぜひ参考にしてみてください。

以下のタブをクリック!

[su_tabs active=”1″ mobile=”scroll” anchor_in_url=”yes”] [su_tab title=”コスパ最高!安さ重視” ]

安くておいしい!高いコストパフォーマンスを誇るジャパニーズウイスキー

晩酌やおやすみ前、毎日のようにウイスキーを飲まれる方もいらっしゃるでしょう。そうなってくると大切なのは「金銭面」です。

ジャパニーズウイスキーは高価なものが多くあり、値段を考えずに飲んでいると出費がかさみます。
「でも頻繁に飲みたいし、美味しさも捨てたくない……」という方に向け、比較的低価格帯で、飲めるウイスキーを書かせていただきます。

安くておいしいウイスキーを探している方は参考にしてみてください。

サンシャインウイスキープレミアム

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こちらはサンシャインウイスキーのプレミアム商品。

「64年目の進化」と称して2016年より発売が開始されました。

プレミアムのほうが通常品よりも香りが強いように思えます。やや古風な印象というか骨太でしっかりとしたコク、スモーキーさがあります。

『プレミアム』とはいえ、そこまで価格も高くありません。自社蒸溜している地ウイスキーで、この価格はコスパよいと言わざるを得ない。

サンピースウイスキー エキストラゴールド

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1846年に創業した老舗酒蔵「宮崎本店」で造られている「サンピース」ウイスキー。
あまり聞いたことがない酒造かもしれませんが、あの「キンミヤ焼酎」を作っているところです。

仕込み水はもちろんキンミヤ焼酎と同じ名水・鈴鹿山系伏流水。

以前の「サンピース」は、まぁ正直ただの格安ウイスキーといった感じで、何の面白みもありませんでしたが、現在はキーモルトを変え、モルトの使用率を高めておいしくなりました。使用しているのはベンリアックだと思います。

重みはありませんが、水割りやハイボールでスッキリ飲めます。甘めが好きな方はぜひ。

マルスツインアルプス

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こちらも本坊酒造が所有するマルス信州蒸溜所にて造られているブレンデッドウイスキー。マルス信州蒸溜所が位置する「中央アルプス」と東方の「南アルプス」のふたつのアルプスの雄大さをイメージしてつくられました。

ノンエイジのブレンデッドウイスキーですが、グラスに注いたときの色は濃いめの琥珀色で香りも豊か。シェリーやワイン樽からの影響が窺い知れます。

香りは枝付きレーズン、ミルクチョコ、バニラ、ブラウンシュガーなどの甘み、若い原酒由来のアルコール感もややありますが、ココアパウダーのビターな香りもあります。

口に含むと万人受けする、柔らかい口当たり、味わいもプラムやベリー系のドライフルーツ、麦芽クッキー、カラメル様の甘みと桜の木の皮、後半にカカオのビターが訪れます。

程よい長さの余韻も楽しめ、2,000円を切るウイスキーとしては十分高いクオリティを誇ります。

ピーク・ウイスキー

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一升瓶、黄色のラベル、字体の印象が強いとインパクト大な玉泉洞酒造が送り出す地ウイスキー。岐阜県は養老の玉泉堂酒造が製造・販売を手掛けており、養老山系の伏流水を仕込み水としてウイスキーに限らず、日本酒・焼酎・梅酒・リキュールなど豊富なラインナップを擁しています。

8年間熟成させたスコットランド産モルト原酒をベースに、玉泉堂酒造にて製造したウイスキー(モルト)をブレンド後、再度樫樽に貯蔵し、熟成10年で樫樽より取り出します。ここにグレーンウイスキーをブレンドし琺瑯(ほうろう)タンク内で更に6年貯蔵。そんで加水。

結構手間がかかっているウイスキーです!

ややグレーンのペタッとした甘さが強め。あとは樽香はしっかりめ。結構加水に強い印象があって、水割り、ハイボールなどで飽きずに楽しむことができます。

1.8ℓの容量があるので通常の飲み方だけではなく、ジュースや氷にこだわってバリエーションを考えるのも一興です。コークハイはおいしい。

通常の700mlボトル換算すると、1,000円を切るお値段は最強のコスパと言えるでしょう。毎日飲む方におすすめしたいウイスキーです。

マルス 3&7

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印象的な名前のブレンデッドウイスキー。数字はそれぞれの年数表記を表しており、「3」は3年以上熟成させたグレーンウイスキー、「7」は7年以上熟成させたモルトウイスキーを意味しています。

度数は39%。こちらも2,000円に満たないお値段でお買い求めいただくことが可能です。

マルスウイスキーの中でもお手頃なウイスキーですが、味わいはボリューム感があり、ホワイトオーク樽の若々しさ、ウッディーな渋さも十分に楽しめる贅沢な一本です。どっしりとした味・香りではあるものの、どこからか感じるみずみずしさと、のど越しの心地よさは峻険な中央アルプスの地下水由来でしょう。

普段すっきりめなブレンデッドを楽しまれる方にとっては若干の重さを感じるやもしれません。

ですが、加水しても香りが崩れることなく、飲み方のバリエーションが広がるので、ウイスキーを日々飲まれる方にとっても重宝するウイスキーです。

陸 PURE&MELLOW

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惜しまれつつも終売した富士山麓 樽熟原酒 50°の後継品とも言えるウイスキーが「陸-りく-」です。

アルコール度数50度のパワフルな厚みとシナモンの甘みとバニラのフレーバーが特徴。

オレンジ入りのベイクドチーズケーキのような味わいと後味のキレが秀逸です。

500mlと容量はやや少なめなので割高に感じますが、それでも1500円前後。いい時代になりました。

ホワイトオーク 地ウイスキーあかし

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「明石焼き」とはたこ焼きに似た卵焼きですが、名前は兵庫県明石市が由来となっており、その点も大阪名物のたこ焼きと異なる点です。この『あかし』も同様に兵庫県明石市の、明石海峡を臨む「江井ヶ島酒造 ホワイトオーク」の蒸溜所にて製造されています。

1984年から一新した蒸溜所でウイスキーの生産を行い、2007年には『ホワイトオークシングルモルトあかし』が誕生。

日本の地ウイスキーを支える古参酒造です。容量は500mlですが、価格はその造りこみに反して驚きの1000円台

ニュートラルな味わいは平坦にも感じますが、その実、料理などの邪魔をしない味わいでもあり、お食事と一緒に楽しむには適した味となっております。

口に含んで噛むように味わうとまろみのある甘みが感じられ、日本酒のようなお米にもあるコクが感じられるかのよう。

お金をかけたくないけど軽く飲みたい」という気分の時には、ぜひおすすめしたいウイスキー。

ブラックニッカ ディープブレンド

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もはや定番になりましたね。低価格ながらスモーキーな風味を感じられるブラックニッカのプレミアムライン。

2015年に発売され、CMのキャラクターにはニッカの創業者・竹鶴政孝リタ夫妻をモデルにした連続テレビ小説『マッサン』で主人公・亀山政春を演じた玉山鉄二を起用したことで話題となりました。

使われている原酒はホワイトオークの新樽で熟成を重ねたモルト原酒と、樽熟成したカフェグレーン原酒。新樽由来の樽香とふわりと香るピート香を堪能できるボトルです。

やや粘性が高く、香りはバニラやカラメルの甘みとアーモンドの芳ばしさ、奥には余市のスモーキーが確かに存在します。

味わいはアルコール45度という高めのアルコール度数のため、刺激が少々有りますが青リンゴや洋ナシの爽やかな甘み、柑橘果実の皮の香り、後半はビターとシナモン系のスパイスも感じます。安っぽさを感じさせない、かなりドライで尖った、ニッカらしい味わいを呈したボトルと言えるでしょう。

 

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コストパフォーマンスの高い格安ジャパニーズウイスキーはまだまだたくさんあります。以下の記事でも書いてますので参考に。

 

格安1000円台のおすすめジャパニーズウイスキー

 

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[su_tab title=”国産シングルモルト” ]

ジャパニーズシングルモルトを知る!

各蒸溜所の製法が色濃く表現されており、飲みやすいジャパニーズウイスキーの中でも個性が光るシングルモルトウイスキー。しかし在庫が薄く、なかなか手に入らないものも多いです。

大手~中堅メーカーを中心にご紹介します。

山崎(サントリースピリッツ)

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サントリーの看板シングルモルトウイスキー。つくられているのは日本におけるウイスキー蒸溜所第一号である「山崎蒸溜所」。

今や世界の「YAMAZAKI」として広く知られるようになり、世界中のバーでも置かれるようになりました。

原酒不足のため品薄が続き、メーカー小売希望価格からはるかに高騰した値で取引されることもしばしばです。山崎のノンエイジ品は少し見かけるようになりましたが、12年、18年などはまだまだ供給が追い付いていません。

年数表記のあるものは、複雑性が高く、日本の風土を反映した個性ある仕上がりで、世界中からも大きな評価を受けています。

シェリー樽にて熟成された香りはフルーティであり、ビター。「山崎ハイボール」はBARシーンでも人気の定番となっています。

白州(サントリースピリッツ)

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こちらも山崎と対をなすサントリーの看板シングルモルトウイスキー。製造は白州蒸溜所。山梨県は南アルプスの自然がはぐくむ環境下で生まれたシングルモルトで、緑生い茂る森の中にある蒸溜所が生み出す大地の恵みは、飲んだ人をほっとさせる柔らかさを与えてくれます。

世界的にも高い評価としてインターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティション(IWSC)で多数賞を獲得しています。

ボトルからも感じられるさわやかな印象は、味わうことでさらに深まります。新緑を感じる若木、葉っぱの香り。そこに加わるシトラス、青りんご、若干のハーブ香は正に森を味わっているかのよう。

ハイボールにすることでさらに涼やかにすっきりと楽しむことができます。

追記:『白州12年』が原酒不足で終売となり、「ノンエイジ」もそのあおりを受けて品薄、高騰状態が続いてます。年数表記があるものはこれからも品薄状態が予想されますが、機会があればぜひお試しいただきたいと思います。

余市(ニッカウヰスキー)

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北海道は日本海に面する余市蒸溜所は、国内外問わず評価の高い観光地としても有名で、多くのウイスキーマニアも訪れています。

その蒸溜所の名前を冠したのが『シングルモルト余市』。竹鶴政孝がニッカウヰスキーの前身である大日本果汁株式会社を構えた時の最初の地としても有名です。

竹鶴は余市にスコットランドと似たような風土を見出し、ウイスキーを製造する最初の土地として定めました。

仕込み水には雪解け水をたっぷり含んだ余市川の水を、広大な石狩平野からはピートを求めることができ、まさに竹鶴が望んだ“ウイスキー造りの土地”がそこにはありました。

そんな『余市』は、一口だけでも重厚なボリュームを感じ取ることができます。

熟成に適した環境下での深く広がる樽香は、年月を重ねた木材と香ばしい芳香を持っており、ドライフルーツのうっとりとする甘味、全体の味わいを崩さないピート、そして加水するとよくわかる潮の香りがうまく噛み合わさっています。

毎年数量限定品も発売されています。

宮城峡(ニッカウヰスキー)

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ニッカ第二の蒸溜所の名前を冠したシングルモルトウイスキー。

以前は『シングルモルト仙台』という商品名でしたが、ニッカウヰスキーがアサヒビールの子会社となったのち、2003年に一新され『宮城峡』という名称になりました。

同ボトルのように年数表記がないものは「ノンエイジ」と呼ばれており、熟成年数にこだわらないオリジナルの味わいを深く追求したものとなっています。

スタンダードな出来ながらも奥深く、飲みごたえもあるシングルモルトです。

竹鶴氏がこだわったとされるクリーンな水質が、果実のような甘い香りをストレートに表現。初心者にもおすすめです。

最初はトワイスアップで、慣れてきたらだんだんストレートの濃さに近づけて奥深い味わいを楽しみましょう。

毎年数量限定品も発売されています。

富士御殿場蒸溜所 シングルモルトウイスキー AGED 17 YEARS SMALL BATCH(キリンディスティラリー)

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2015年2月13日に発売された極めて珍しい富士御殿場のシングルモルト。

超大手だし、買えるシングルモルトではあるのですが、如何せん高価格ですね。

富士御殿場蒸溜所は、できあがったウイスキーのほとんどが同社のブレンデッドウイスキーに使われるため、シングルモルトのボトリングは極めて少ないです。知らない方も多い幻の銘柄。

洋梨やカリンのような柔らかなフルーツの香りと共に、白い可憐な花を思わせる香りが立ち上がり、メープルや黒糖のような芳ばしくて深みのある味わいが感じられます。富士御殿場蒸溜所モルト原酒の特長である清らかで華やかなフレーバーが良く出ています。

ちなみに過去、「富士山麓18年」というシングルモルトも販売しておりました。

イチローズモルト(ベンチャーウイスキー)

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埼玉県秩父市に蒸溜所を構える酒造メーカー「ベンチャーウイスキー」の秩父蒸溜所でつくられるシングルモルトウイスキーの総称です。

創業者である肥土伊知郎氏の先見の明とウイスキーづくりへのこだわり、そして圧倒的な熱量をまとったイチローズモルトは、今や日本を代表し、世界に通用するウイスキーとなりました。

シングルカスクやシングルモルトは毎年いくつか発表されますが、数量限定の商品がほとんどで、現状はウイスキーファンのみならず、転売ヤーを含めた争奪戦になっています。大手メーカーを除けば最も転売屋が沸くブランドで、オークションや通販ではプレミア価格でやりとりされています。

通年売られているモルト&グレーン  ホワイトラベルはブレンデッドウイスキー、比較的に入りやすいリーフシリーズ(ダブルディスティラリーズワインウッドリザーブミズナラウッドリザーブ)はブレンデッドモルト(ピュアモルト)にあたるのでシングルモルトからは除外します。

シングルモルト あかし(江井ヶ嶋酒造)

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兵庫県明石市で地ウイスキーあかしなどを製造する江井ヶ嶋酒造のシングルモルト。熟成年数が記載されないノンエイジとなります。そこそこ供給量があり手に入れることのできるブランドです。

スパニッシュオークシェリー樽で貯蔵したモルトを中心に、アメリカンオークシェリー樽、バーボン樽で貯蔵したモルトをバッティング。

ノンエイジなのでアルコールが多少たっていますが、モルトの香りとしっかりした樽香を楽しめるコスパの高いボトルとなります。

香りはバニラ、シェリー樽由来のプラムやドライフルーツ、ラズベリー、ローズ。味わいはビターチョコ、プラムのような黒い果実、そして爽やかさを感じます。

スペイサイドやハイランドモルトのような華やかさもあります。

ちなみにフェノール値50ppmの麦芽を原料に蒸溜した力強いピートを持つ3年もの「あかし シングルモルト 3年 ヘビリー ピーテッドもあります。こちらはややソルティでドライ。

 

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注目のジャパニーズシングルモルトはまだまだたくさんあります。以下の記事でも書いてますので参考に。

 

蒸溜所別おすすめジャパニーズシングルモルトを知っておこう

 

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[su_tab title=”クラフトシングルモルト” ]

新進気鋭のクラフト蒸溜所のシングルモルト

クラフト蒸溜所はまだリリースしたてのものが多いので、各蒸溜所ごとにわけて解説します。

どの蒸溜所も短熟ながら未熟な要素が少なく、甘くてしっかりとした樽感はジャパニーズの明るい未来を予感させます。

厚岸蒸溜所 二十四節気シリーズ

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2021年12月時点で、シングルモルトは第一弾の「寒露」と第三弾の「芒種」、第五弾「立冬」です。二十四節気とは一年を24等分して季節を表す名称を付けたもので、恐らく24種類リリースされる予定です。

現在では転売ヤーの的になってしまっており、プレミア価格で取引されています。

安積(あさか)蒸溜所 山桜 安積 THE FIRST(ザ ファースト)

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2016年に試験蒸留を開始した福島県郡山市の安積(あさか)蒸溜所。
その安積蒸溜所初のシングルモルトウイスキーが「山桜 安積 -Yamazakura Asaka- The First」です。

ノンピートモルトを用い、寒暖差の激しい気候の中、ファーストフィルのバーボンバレルで3年間熟成。たった3年の熟成とは言え、その素直で素朴な酒質は往年のウイスキーファンを驚かせました。

コンタクトS

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静岡蒸溜所のシングルモルト日本ウイスキー第三弾。

先んじて発売された「プロローグK」と「プロローグW」の原酒をブレンドしたシングルモルトです。
国産大麦麦芽を主体に、スコットランド産ピーテッド麦芽、ノンピート麦芽やビール用麦芽を使用。樽はファーストフィルのバーボンバレルを主体に、クォーターカスクなども使用しています。

プロローグKとWはかなり愛好家達にも賛否ありましたが、ちょうどいいとこどりをしたような味わい。
ここから本章が始まるとのことなので、期待が高まります。

静岡蒸溜所 プロローグK

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ガイアフローの静岡蒸溜所がリリースした第一弾シングルモルトウイスキー。

静岡蒸溜所では、KとWという呼び名の2基の初留用蒸留機が稼働しており、Kは、今は無き軽井沢蒸溜所から静岡蒸溜所に移設された伝説の蒸留器。プロローグKは、この伝説的な蒸留機Kで蒸留し、静岡蒸溜所内で熟成された原酒のみをブレンドした、シングル・ウォッシュスティル・ウイスキー。原材料には、英国産大麦麦芽だけでなく、日本国産大麦麦芽を贅沢に使用しています。

フレーバーはオーキーで樽感が強め。軽いピートで若さはマスクされていますが、酒質は結構弱いのではないでしょうか?樽の扱い方次第で大きく変化のあるウイスキーだと思いました。今後のカスクフィニッシュなどに期待!

静岡蒸溜所 プロローグW

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静岡蒸溜所のシングルモルト日本ウイスキー第二弾。

Wは、唯一無二の薪直火蒸留機の愛称。
直火の蒸留機は世界的にも数が限られており、その中でも他に類を見ないのが薪を燃料とした蒸留機です。静岡の豊かな山の営みから溢れでた針葉樹の間伐材を、地元のきこりがひとつひとつ手で割って薪にします。200年以上前の蒸留技術を蘇らせ、薪を燃やしてウイスキーを蒸留しています。

かなり若々しいニューポットのフレーバー。炭が燃え切った灰のようなピートが中心で、焦げた木材→ハチミツトースト、バニラシェイクのような強い甘み。針葉樹のような青っぽい余韻。少し樹液のような印象もあって、面白みあるシングルモルトです。

三郎丸Ⅰ THE MAGICIAN(ザ・マジシャン)

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「三郎丸0 THE FOOL」に続く第二弾シングルモルト。

2018年の仕込みで、ファーストフィルバーボン樽熟成原酒のみを使用した3年熟成のウイスキー。限定3000本。
スペックは前回の三郎丸0と同じですが、マッシュタン(糖化槽)を最新鋭の三宅製作所製に入れ替え、清澄な麦汁を得られるようになったとのこと。

ラベルデザインはタロットカード(大アルカナ22枚と小アルカナ56枚で構成)がモチーフになっており、大アルカナ22枚の1番「魔術師(MAGICIAN)」を“0から1へ。ひとつの変化と新たなる一歩”という意味合いで使われています。

ちなみに画像のカスクストレングス仕様(63%)も360本限定で抽選販売されました。

三郎丸蒸溜所 三郎丸0 THE FOOL

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2017年のリニューアル後の原酒が使われた三郎丸蒸溜所初のシングルモルトウイスキー。

3年熟成でバーボン樽熟成した原酒のみのヴァッティングです。48%の加水仕様は2000本でしたが、あっという間に売り切れちゃいました。

ラベルデザインはタロットカード(大アルカナ22枚と小アルカナ56枚で構成)がモチーフになっており、大アルカナ22枚の0番「愚者(THE FOOL)」を“ゼロからの出発を図った”という意味合いで使われています。

シングルモルト長濱

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長濱蒸溜所のシングルモルト。
スコットランドのクラフト蒸溜所(ストラスアーンやエデンミル)よりインスピレーションを得た、アランビック型のポットスチルと極細のラインアームから作り出される原酒は、リッチでフルーティー、穀物由来の豊かな甘みを持っているのが特徴です。

ワールドモルト「AMAHAGAN(アマハガン)」製造の知見からか、販売開始早々に様々なカスクフィニッシュを展開。
これまでに「ワインカスク×バーボンカスク」、「バーボンカスク モルト&ライ」、「ボルドーカスクフィニッシュ」、「オロロソシェリーカスク」、「ミズナラカスクフィニッシュ」、「バーボンカスク カラメルミュニック」、「フレンチオーククォーターカスク」、「ワインカスク×スウェーデンカスク」、「アイラクォーターカスク」などなど多くのボトルをカスクストレングス仕様で発表しています。

マツイシングルモルト

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2016年に「ジャパニーズウイスキー表記問題」でウイスキー界隈を賑わしてしまった松井酒造さん。
実は創業1910年と歴史のある酒造さんです。

2015年にウィスキー製造免許を取得、2017年にポットスチルを3基導入し、本格的にウィスキーの蒸溜を開始。

「マツイシングルモルトウイスキー」の名称で、自社蒸溜の原酒を使用したシングルモルトウイスキーのリリースが行われています。

仄かに甘い香りが特徴的な「サクラカスク」などは人気があります。他にも松井ピーテッド、松井ミズナラカスクと、抑えるべきところを抑えたカスクフィニッシュ展開で、評価を上げてきています。

個人的に酒質はそこまで強くなく、かなり樽の影響を受けやすいタイプかなと思います。

シングルモルトウイスキー岡山

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岡山県の宮下酒造は、1915年創業の老舗酒造メーカー。
日本酒、ビール、焼酎、リキュールなどを製造しており、地ビールの「独歩ビール」などが有名です(グラップラー刃牙好きとしてはたまらないネーミングでした)。

2011年にウイスキー製造免許を取得し、ウイスキーの開発に本格的に着手。熟成に使用される樽は、シェリー、ブランデー、バーボン、ホワイトオーク、ミズナラなど10種類以上におよびます。岡山の豊かな自然の中、蔵人の手作業による仕込みと、地元産の麦芽や名水、こだわりの低温長期発酵により、大麦そのもの味わいが存分に感じられるジャパニーズシングルモルトウイスキー。

シェリーやブランデーのような格調高い香りと、雑味のないピュアな味わいが特徴です。

なおトリプルカスクは地元岡山県産大麦麦芽を使用したモルト原酒をブランデー樽、シェリー樽、ミズナラ樽で熟成させ、この3つの樽をバッティングしたウイスキーで、ドイツで開催された Meiningers International Spirits Award ISW 2019 にて、金賞を受賞しています。

シングルモルトウイスキー「桜尾」

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世界遺産・宮島(厳島神社)の対岸にあるSAKURAO DISTILLERY。ジンの業界では「桜尾ジン」が有名です。

そんな桜尾が手掛ける第一弾シングルモルトウイスキー。
敷地内にある熟成庫で3年熟成後、カスクストレングスでボトリングしました。

古典的な味わいで、バニラの甘さと程よい渋みとスモーキーさが特徴的。

シングルモルトウイスキー「戸河内」

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中国醸造が「桜尾」と同時にリリースしたシングルモルトウイスキー。

緑豊かな森と清流に囲まれた戸河内貯蔵庫で熟成。これまで「戸河内」はシングルモルトウイスキーとしての販売はありませんでしたが、今作が初となります。

戸河内の最大の特徴は熟成庫。 安芸太田町戸河内にあるかつて鉄道用として使われていたトンネルをそのまま熟成庫として利用しています。一年中冷涼な風が通り抜ける貯蔵庫で、ゆっくりと香りや味わいが磨かれます。

マーマレードジャムのような粘性のある甘さが特徴。

シングルモルト嘉之助2021 FIRST EDITION

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嘉之助蒸溜所、初のシングルモルトジャパニーズウイスキー。

嘉之助蒸溜所のコンセプトである「 MELLOW LAND,MELLOW WHISKY 」を具現化すべく、当社独自の3器のポットスティル(銅製蒸留器)で原酒造りを行った後、各種のオーク樽で熟成を重ね、3年間熟成させた原酒を マリッジさせたシングルモルトジャパニーズウイスキーです。

香りは結構酸があって、梅やレモンなどを感じますが、味わいはコンセプト通り非常にスイートでメロウ。
トロミのある口当たりと少しだけソルティな印象的なシングルモルト。

シングルモルト嘉之助2021 SECOND EDITION

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嘉之助蒸溜所、第二弾。

2018年に嘉之助蒸溜所で製造、ノンピート麦芽を使用し、バーボン樽で熟成した原酒をキーに、複数の樽をヴァッティング、カスクストレングスでボトリングしています。

前回よりもボトリング数が半分程度です。

オフィシャルテイスティングノート

COLOR(色):イエローアンバー
NOSE(香り):シトラス・青リンゴ・バニラ・レモンティー
TASTE(含み):はちみつ・ニッキ・グレープフルーツ
FINISH(余韻):上品な甘さと柔らかなほろ苦さ

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[su_tab title=”国産グレーン” ]

ジャパニーズグレーンを知る!

個性あるモルトウイスキーは「ラウドスピリッツ」。それとは別に、グレーンウイスキーはその穏やかな味わいから「サイレントスピリッツ」とも呼ばれています

静かに穏やかに。しかし、その中にも丁寧な造りから来る繊細な味わいが秘められており、近年のウイスキーファンの心をわしづかみにしています。

ジャパニーズグレーンウイスキーはすごく数が少ないので、すべて味わってみることをおすすめします!

知多

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2015年に全国リリースされたニューフェイスながらも、瞬く間に消費量を伸ばしていったサントリーのグレーンウイスキーです。

愛知県は伊勢湾を望む知多半島に位置する知多蒸溜所は、設立が1972年と実は長い歴史を持つ蒸溜所。

サントリー、ひいては日本のブレンデッドウイスキーには欠かせないグレーンウイスキーを長らく製造しており、ウイスキーシーンを支え続けてきました。

新ブランドとして名乗りを上げた理由のひとつには、「食中酒としてのウイスキー」というサントリーのこだわりがあるとのこと。

サントリー四代目チーフブレンダーの福與伸二氏もお墨付きのウイスキーとなっています。

モルトとは違う穀物の香りが軽やかに漂う飲み心地の良いウイスキーです。

福與氏の言にもある通り「割って飲むスタイルの自由度が高く」、特に炭酸との相性は抜群です。

食事に合わせて揚げ物であればレモン、肉料理であればハーブなど変化をつけても楽しめるシーンを問わないオールラウンダーなウイスキーです。

ニッカ カフェグレーン

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ニッカウヰスキーの要ともいえるカフェ式連続式蒸溜機を使用したグレーンウイスキー。

現代においてカフェ式蒸溜機を使ったウイスキーは世界でも稀であり、その独特な風味によってインターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)などの品評会で高い評価を受けました。

かの竹鶴政孝がこだわった蒸溜機で作られており、ほかのグレーンにはない穀類由来のふんわりとした香味が感じられるようになっています。こういったところからもニッカのウイスキー造りにおける強い情熱が感じられます。

グレーン特有の軽快さ、爽快な甘みを持ちつつも、はっきりとした熟成香があり、よく寝かされたモルトのような芳醇な味わいも。

度数は少し高めの45%ですが、まろやかで飲みやすいため、すいすいと飲めそうな印象です。口の中で広がる味わい深さがあるので、ぜひストレートでお楽しみいただければ、そのポテンシャルの高さに舌を巻かずにはいられないでしょう。

富士御殿場蒸溜所 シングルグレーン

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KIRINのインターネット通販サイト「DRINX」や富士御殿場蒸溜所での購入でしかほぼ入手手段がなかったのですが、最近ではAmazonなどでもチラホラ見かけるようになりました。入荷しても売り切れ必至ということでなかなか手に入れにくいグレーンウイスキーです。

年数表記のある『AGED 25 YEARS SMALL BATCH』は2017年のWWAでベストグレーンの入賞を果たしており、完成度の高さをうかがい知ることができます。しかし高いっすね。

とろみのある濃い色味は味にも反映されており、黒砂糖のような甘さが感じられます。すっきりとしたエステリー香があるので、甘さを嫌味に感じることはないでしょう。

基礎がしっかりとできているため割って飲んでも崩れることはなく、上品な味わいから水割りにしてゆったりと楽しめるでしょう。

ブレンデッドの補助的なグレーンという認識が改めさせられるボトル。するりとした後味を持ち、アルコール感も薄いので食中酒として合わせるのもOK

キリン シングルグレーンウイスキー 富士

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富士御殿場蒸溜所は2016年、2017年、2019年の「ワールドウイスキーアワード」で過去3回「ワールドベストグレーンウイスキー」を獲得するなど、グレーンウイスキーとして世界で高い評価を得ています。

そんな世界的に評価の高い、富士御殿場蒸溜所から2020年4月21日より全国の飲食店向けに発売となるのが「キリン シングルグレーンウイスキー 富士」です。

グレーンウイスキー原酒のみを使用しており、フルーティーな果実香とオレンジやグレープが感じられる香味が特長のウイスキーです。

パッケージは、落ち着いた白ラベルに淡い”富士”の文字を配置し、英字の商品名(FUJI)を重ねることで奥行きを感じさせ、過度な装飾を除くことで、日本らしい引き算の美を追求しているとのこと。なお、瓶底には富士山をかたどり、日本らしさを表現しています。

現在は一般販売も可能となり、通販などで容易に購入することができます!ありがたい!

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[su_tab title=”ピュアモルト” ]

ジャパニーズピュアモルトを知る!

竹鶴などで有名な「ピュアモルト」は複数の蒸溜所の【モルト原酒のみを混ぜて作られたウイスキー】のことを指します。ブレンデッドウイスキーと違い、グレーンが入ってないわけです。100%モルト同士だけを混ぜるのです。

「ピュアモルト」という名称は、主に日本で使われている呼び名で、海外ではブレンデッドモルト(かつてはヴァッテッドモルト)と呼ばれています。

ピュアと頭付けることで、100%感が引き立つので、マーケティングの観点でピュアモルトと名付けられているとも言われています。

甲州韮崎 ピュアモルト

オーツカ

山梨県のサンフーズ韮崎工場が生産している謎ウイスキー「甲州」。熟成年数や構成原酒などは明かされていません。
ピュアモルト表記なので複数のモルトウイスキーをヴァッティングしてつくられているのでしょうが、どこの蒸溜所の原酒を使っているのかは不明です。

ややエステリーで若々しい香り。シトラスっぽさがありアロマはスッキリとしています。ピートはほぼ感じず、ドライ。
まぁバランスは悪くなく、まさに格安ピュアモルトといった印象です。

加水にも比較的強く、ビターな印象が強くなる。ハイボールにするとモルトの旨味が増します。

ニッカ セッション

オーツカ

2020年9月に発売し、人気を博しているセッション。ニッカの2本柱である余市と宮城峡の他に、ベン・ネヴィスをはじめとするスコットランドのモルト原酒もブレンドしたピュアモルトです。

ブレンディングを手掛けたのは、主席ブレンダーの女川裕司氏。
香りは柑橘感があり、スタートはオレンジや赤リンゴの酸を感じます。徐々にバニラとクリームブリュレ、そしてシナモン。
味わいはしっとりとクリーミーで、ミルクチョコレートのよう。フィニッシュはカカオのビターとピートの余韻。

コストパフォーマンスに優れた楽しいウイスキーですね。

竹鶴ピュアモルト

オーツカ

言わずと知れたピュアモルト代表格。
IWCやWWAと数々の賞を獲得してきたニッカが誇るピュアモルトウイスキーです。

命名は言わずも知れた竹鶴政孝から由来します。ピュアモルトという名前が示す通り、ニッカのモルト原酒、余市・宮城峡をブレンドしたものとなっています。

華やかな『宮城峡』と過酷な自然環境に育まれたコシの強い『余市』が混ざり合い、絶妙なバランスで溶け合ってモルトの力強さを表現しながら、ブレンデッドの飲みやすさを与えてくれます。

12年、17年、21年、25年などがありましたが、常時手に入るのはこのノンエイジだけとなりました。色々な意見はあるでしょうが、飲まれたことがない方は、まずは試してみるべきです。

AMAHAGAN アマハガン

オーツカ

2016年に長濱浪漫ビール施設内につくられた国内最小規模となるクラフトディスティラリーである長濱蒸溜所。

そんな長濱蒸溜所が将来のシングルモルトのリリースに向け、ウイスキーづくりにおいて最も重要な工程のひとつである「ブレンド」に焦点を当て生み出されたブレンデッドモルトシリーズが『AMAHAGAN(アマハガン)』です。

名称ですが長濱(ながはま)をローマ字にして反対から読むとアマハガンなんです。

ベースは海外のモルトウイスキー、そこに長濱蒸溜所のアランビック型の小さなポットスチルから生み出されたモルトをブレンド。バニラとオレンジピールの香りが特徴的でキャラメルや綿菓子の甘さを感じさせる風味。

ウッディでビター、チョコレートを感じさせる余韻。若さはややありますが、それを感じさせないうまくまとまっているブレンデッドモルトです。

上記で紹介したもの以外にも、レッドワインウッド山桜ウッドミズナラウッドなどなど挑戦的なカスクフィニッシュも続々とリリースされています。

マルスモルテージ 越百(モルトセレクション)

オーツカ

本坊酒造がリリースしている越百(コスモ)しリース。「ピュアモルト」の表記はないのですが、恐らく原材料はモルト原酒のみなので、ピュアモルトウイスキーに属するのだろうなと思い、ピックアップしました。

結構スーパーマーケットでも見かけることがあって、最初は怪しんでいたのですが、とても出来のよいウイスキーです。
まるくて柔らかい口当たりに仄かに香るスモーキーフレーバ―。
果実の酸味と穀物の香ばしさもしっかり立っており、飽きさせない実力派。

サントリーやニッカのシングルモルトに行く前にぜひ試してほしいコスパの高いピュアモルトです!

ちなみに商品名の「越百」は、中央アルプスに連なる山の一つである「越百山」から名付けられていて、ラベルデザインは宇宙を連想させる越百(コスモ)をイメージしているそうです。聖闘士星矢みたいですね。

笹の川 ピュアモルトウイスキー

オーツカ

福島県郡山市にある笹の川酒造安積蒸溜所がリリースしている山桜シリーズ。

オーク樽で5年以上熟成されたモルトとシェリー樽熟成モルト、ピーテッドモルトをバランスよくブレンドしたピュアモルトウイスキーで、モルトのリッチな味わいとシェリー樽由来のやわらかい果実香、甘い滑らかな口当たりと程よいスモーキーフレーバーが特徴の一品です。

5年にしてはなかなかボリューム感のあるウイスキーでストレートで飲んでもハイボールで飲んでも楽しめます。

個人的にはハイボールにするとスモークとシェリー樽のスパイシーさが強調され、脂料理との相性がいいように思えます。

ジャパニーズウイスキーでありながらラベルも洗練されておりバックバーにも並べやすいデザインですね。3000本限定でリミテッドエディションも出ているので、欲しい方はこちらは早めのほうがいいかもしれません。

富士御殿場蒸溜所 ピュアモルトウイスキー

オーツカ

富士御殿場蒸溜所にのみ存在するグレーンウイスキー用蒸留器“ケトル”を使って仕込まれた飲み口のすっきりしたモルト原酒を使っています。

酒質はややヘヴィですが、雑味はなくクリーンで柔らかい酒質。ふくよかで穏やか。やや粘性アリ。
モルトの穀物感は強く、そこまで複雑ではありませんが、仕事終わりに気軽に飲めるとても良いピュアモルト。

普段使いしたくなるウイスキーというのはこういうものを言うんだろうな。

 

オーツカ

実はピュアモルトウイスキーはめちゃめちゃたくさん出ています。品薄で正規の値段では手に入りにくいイチローズモルトのリーフシリーズの「ダブルディスティラーズ」、「ワインウッドリザーブ」、「ミズナラウッドリザーブ」もまたピュアモルトです。

以下の特集では「買って損しそうなピュアモルト」も紹介しているので、ぜひぜひ見ていってください。

 

おすすめジャパニーズピュアモルトウイスキー

 

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ジャパニーズブレンデッドウイスキーおすすめ9選

続いて国内販売しているジャパニーズブレンデッドウイスキーを書いていきます。

フロム・ザ・バレル

ニッカ フロム ザ バレル 51度 500ml 箱なし
オーツカ

ニッカが生んだ四角いボトルとシンプルなラベルが印象的なジャパニーズブレンデッドウイスキー。BARRELが選ぶ初心者におすすめのウイスキーでも取り上げた商品ですね。

容量は500mlと少なめですが、本格的な造りであるのにもかかわらず、3,000円程度とお買得のお値段です。

複雑さが感じられる重なりのあるコクは、加水を最低限に抑えた丁寧な造りとマリッジと呼ばれるブレンド後の再貯蔵の賜物。

51%という国産ブレンデッドの中でも高めの度数は、凝縮されたうま味、味わいを裏打ちしており、ラグジュアリーかつ多層的な構造を実現しています。

おすすめの飲み方はトワイスアップ。ストレートではぎゅっと秘められた味わいが華開くように加水によって膨らみを見せてくれるでしょう。飲みごたえが相当に高いので500mlであっても長く楽しむことができるでしょう。

実際にこの辺のコスパ感は買っていただいて楽しんでいただけると実感できるかと思いますので、まずは手に取って試してみていただきたいと思います。

スーパーニッカ

オーツカ

1961年(昭和36年)、最愛の妻リタを亡くした竹鶴政孝が息子の威(たけし)と共に余市蒸溜所内の研究室に籠ってつくりあげた、妻に捧ぐ愛と感謝のウイスキー。

香りは甘く優しい。バニラやチョコレート、少し焼いたメレンゲ。奥に微かなピート。

味わいはグレーン由来のスムースでマイルド口当たり、ビターチョコと青りんごの酸味、コーヒークリーム、そしてオーキーな余韻へと続きます。

芳醇で深みのある甘みと苦味、宮城峡カフェグレーンからくる柔らかな口当たり、見事なバランスに仕上がった穏やかなボトルです。

ほのかなピートがハイボールで美しく立ち上ります。

正規ボトルは700mlですが他にも500ml、50mlミニチュア瓶などが販売されています。500mlはこちら

サントリー スペシャルリザーブ

オーツカ

1969年の万博前年に誕生した歴史のあるブレンデッドウイスキー。

キーモルトには『白州』を使用した、ラグジュアリーな一本。

『サントリーオールド』と共にウイスキーの一時代を作った、ウイスキー史には欠かせなロングセラーブランドです。

『オールド』は高級ブランドだったのに対し、『リザーブ』は価格帯としても幾分か安く手に入れることができ、万博を観覧に訪れた海外旅行客からも好評を得ていました。

軽快な飲み口で、ストレートは味わい深く割って飲むとさわやかに楽しめるでしょう。

サントリーローヤル

オーツカ

発売当初である1960年台では「ローヤル」という名前が示す通り、高級なぜいたく品として扱われていました。

サントリーの創業者であり初代マスターブレンダーでもある鳥井信治郎の自信作としても有名です。

風情がある要望とは裏腹に味わいはシンプル。口当たりはまったりとしており、後味にシェリーの甘い香りが感じられる飲み心地の良いウイスキーです。

ストレートで飲むよりも多少加水することで香りが華やかに膨らみます。

冷やすとかすかにスモーキーさが漂う印象となるので、雰囲気を変えたい方はロックもぜひ。

季(とき)

オーツカ

サントリーが海外の大衆向けに発表した季(とき)。

海外ではハイボールという概念はほとんどないのですが、これを根付かせるために2016年にアメリカとカナダ市場限定で発売され、2018年にイギリスで発売された日本未発売商品です。

現在ではAmazonや楽天通販でも購入できるようになりました。

原酒構成ですが、「白州12年」をベースに「山崎」とグレーンタイプの「知多」を加えています。

ハーバルな印象が強く、爽やかで軽やか。ライムやシトラス、すだちのようなフレッシュさが印象的に飲み口はライト。モルトとグレーンの組み合わせから来るバニラ、バターシュガーのような甘さを感じることができます。

富士山麓 Signature Blend(シグニチャーブレンド)

オーツカ

2017年4月27日より富士御殿場蒸留所、および「DRINX」専売品として販売されていた商品ですが、2018年8月に日本全国での販売が開始された「富士山麓ブランド」のフラッグシップウイスキー。熟成のピーク(マチュレーションピーク)を迎えた上質な原酒を厳選してブレンドした自信作で、表情豊かな複層的な味わいを楽しめます。

洋ナシやパイナップル、オレンジピールを思わせる柑橘系の香りと、黒糖、フィナンシェなどの焼き菓子のような甘く香ばしい風味が重なります。

ほんのりですがピートフレーバーも味わいに奥行きを持たせており、非常に高バランス。複雑で長い余韻も印象的です。

食中酒としても活躍した「富士山麓の樽熟原酒50度」が終売してしばらく経ちましたが、「陸」がそれを補填してくれています。陸をハイボールで楽しんだ後、食後酒としてこちらをじっくりと味わうのが通の楽しみ方といえるでしょう。

伊達

オーツカ

伊達はニッカウヰスキーが製造し、アサヒビールが販売している宮城県限定販売のブレンデッドウイスキーです。ご当地限定ボトルでしたが、現在はインターネット通販で購入できるようになりました。

伊達は宮城県を盛り上げるための応援プロジェクト「つくろう宮城のウイスキー」から”豊かな自然に育まれ、宮城の皆様の手によって生まれたウイスキー”をコンセプトにニッカウヰスキーの宮城峡蒸留所で製造しました。

2012年のリニューアルで

  • カフェモルト
  • カフェグレーン
  • 宮城峡モルト

の3種類が使われるようになり、いわゆる一般的なジャパニーズブレンデッドウイスキーになりました。

香りはフローラル、濃厚で優しいバニラ、ラムレーズンアイス、メープルシロップ、ドライチェリー。

味わいはバニラ、ミルクチョコの甘味がどっと押し寄せ、後からレーズン、カカオ、カフェオレ、麦芽ウエハースなど様々な風味が訪れます。

余韻はカフェオレの苦味を纏った香ばしさとバニラの甘味が長く鼻腔に居座ります。

ザ・ニッカ テーラード

オーツカ

2019年エイジド表記のジャパニーズブレンデッドウイスキーが次々と終売し、価格高騰する中、最後の砦が「ザ・ニッカ12年」でした。唯一リーズナブルに手に入るエイジド品としてファンも多かったザ・ニッカ12年も販売元のアサヒビールが「2019年3月末を目途に在庫がなくなり次第終売」という発表を行いついに陥落。

その後、後継商品として2019年4月9日にノンエイジである「ザ・ニッカテーラード(Tailored)」が発売されました。

後継商品ですがやや方向性は違います。
青りんごのフルーティさと、まろやかで力強いモルト香。開栓当初はカフェグレーンをやや強めに感じます。

ストレートよりも水を数滴垂らしたトワイスアップのほうが香りが開きます。甘やかでスイートですが、開栓後しばらく経つと、うっすらと余市のピート、酒質の重厚さがを把握できるようになって面白い。

Tailoredの下には「Tailor-designed to perfection”(完璧にカスタマイズされたデザイン)」と書かれており、2015年度のグッドデザイン賞に輝いたボトルを強調しています。

絶妙に施された傾斜のあるボトルラインと洗練されたロゴ、特徴的な栓とシャープなデティールはプレゼントギフトに最適です。

オーツカ

言わずと知れた日本の誇る最強国産ブレンデッドウイスキーです。原酒不足のあおりから『響12年』終売に続き『響17年』も休売となり、どこに行ってもプレミア価格。21年以上はちょっと上がりすぎだと思います。

ノンエイジタイプである『響 JAPANESE HARMONY』はなんとか手に入れられる現行品で、飲食店向けに発売された『ディープハーモニー』や『メロウハーモニー』、そして「響 BLOSSOM HARMONY 2021」などの限定品も販売されています。

『響』の受賞歴はすさまじくハイエンドボトルだけではなく、ほぼすべてのラインナップで国際的な賞を獲得しています。

サントリーの最高級モデル、そして日本が誇るジャパニーズウイスキーの極致という印象のある響。手に入れられる機会があったら飲んでみましょう。

 

オーツカ

ピュアモルトに負けないくらい、ジャパニーズブレンデッドウイスキーも多いです。
以下の記事ではあんまりおいしくないNG品も含めてたくさんの国産ブレンデッドウイスキーを紹介しています。

 

コスパよし!おいしいおすすめジャパニーズブレンデッドウイスキー

 

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ジャパニーズウイスキーの種類

おすすめの銘柄は色々書いてきたので、おさらいも含めて、我が国「日本」で造られているジャパニーズウイスキーの種類について覚えておきましょう。

ジャパニーズウイスキーは、主に3つに分けられます。

  1. スコッチに代表される本格派ウイスキーの代名詞「モルトウイスキー
  2. 近年売り上げを伸ばしつつある「グレーンウイスキー
  3. 日本のみならず世界的に販売量・消費量の高い「ブレンデッドウイスキー

この3つはどれも造り方が異なり、味や香りに大きな違いがあります。

ジャパニーズウイスキーを楽しむうえで知っておきたいポイントなので、まずは種類の違いを理解しておきましょう。

1.モルトウイスキー

山崎蒸溜所の単式蒸留器とモルト

山崎蒸溜所の単式蒸溜器とモルト

ジャパニーズウイスキーにおけるモルトウイスキーとは、大麦麦芽だけを使用した、単式蒸溜のウイスキーを指します。

原料:大麦麦芽(モルト)のみ

造り方:単式蒸溜器による蒸溜

ほかの2種とは違い、単一の原料でシンプルな蒸溜を行っているため、濃厚で力強い風味を味わえるウイスキーが出来上がります。

はっきりとした個性を楽しみたいのであれば、モルトウイスキーをおすすめします。

 

ちなみに日本のモルトウイスキーには、「シングルモルト」と「ピュアモルト」があり、ひとつの蒸溜所だけで造られたウイスキーのことを「シングルモルト」。複数の蒸溜所のモルトウイスキーを混ぜ合わせた(Vatting-ヴァッティング)ものは、「ピュアモルト」と呼ばれています。

2.グレーンウイスキー

知多蒸溜所の代表される連続式蒸溜器とグレーン+モルト

知多蒸溜所の代表される連続式蒸溜器とグレーン+モルト

ジャパニーズウイスキーにおけるグレーンウイスキーとは、穀類を主に使用した、連続蒸溜のウイスキーを指します。

原料:トウモロコシ・ライ麦・小麦などの穀類(グレーン)+大麦麦芽(モルト)

造り方:連続式蒸溜器による蒸溜

 

連続式蒸溜は単式蒸溜とは違い、効率的な蒸溜を何度も行うことで手間なく高アルコールの原酒を生み出します。

しかし、複数回に及ぶ蒸溜よってウイスキーには欠かせない雑味も薄めてしまうため、グレーンウイスキーはとても飲みやすい反面、無個性になりがちです。

 

日本におけるグレーンウイスキーは、元々、単体で飲まれるためのものではなく、モルトウイスキーと組み合わせてブレンデッドウイスキーを生産するためのウイスキーでした。

ですが近年、『カフェグレーン』や『知多』といった単体で飲むことのできるグレーンウイスキーが登場し、その軽い口当たりとさわやかな香り、穀物の甘いコクから人気を呼んでいます。

3.ブレンデッドウイスキー

日本人で初めてウイスキー殿堂入りとなったサントリー名誉チーフブレンダー輿水精一 出典:SUNTORY

ブレンデッドウイスキーは、その名の通り複数のウイスキー原酒をブレンドしたウイスキーです。

原料・造り方:モルトウイスキー原酒とグレーンウイスキー原酒をブレンド

 

数十種類のモルトウイスキーと数種類のグレーンウイスキーが混合されることで、複雑でバランスのとれた香味を持つウイスキーが生み出されます。

重要なポイントとして、個性的なモルトウイスキーに、クリアな味わいのグレーンウイスキーを加えているということがあります。

モルトウイスキーの強い個性は、グレーンウイスキーの透明感と混ざり合い、より万人受けする飲みやすい味に仕上がります。

 

ブレンディングはブレンダーと呼ばれる専門家が行うため、複雑ながらも安定した味わいがもたらされます。

特に日本のブレンデッドウイスキーは、高アルコール(ハイプルーフ)に慣れていない日本人に合わせて、全体的に飲みやすいウイスキーが多い傾向となっているのも見逃せません。

ハイボールや、日本特有の「水割り」文化にも適した、料理と相性の高い味わいも特徴的です。

ジャパニーズウイスキーといえば、ブレンデッドウイスキーを思い浮かべる方も少なくはないでしょう。

ジャパニーズウイスキーの特徴

実はジャパニーズウイスキーは、他国ウイスキーと比較した時、2つ大きな強みがあります。

まず一つ目は「飲み方が多彩なところ」。

そして二つ目が「料理との相性がよいところ」。

味の傾向や飲みやすさなどがありますが、この2点こそが他国のウイスキーとの大きな違いです。

ジャパニーズウイスキーは飲み方が多彩

歴史を遡っていくと、国産ウイスキーには大きな分岐点が見えてきます。
それはブレンデッドウイスキーが消費量を伸ばした高度成長期の時代、ジャパニーズウイスキーがモルトウイスキーからブレンデッドウイスキーへ転換したころの話です。

日本人の口にはそれまでのウイスキー、『白札』や『ニッカウヰスキー』は個性的で口に合わなかったと言います。そこから改良がなされ、世間がウイスキーを飲むようになったのはブレンデッドウイスキーの「飲みやすさ」「とっつきやすさ」があったからと言えるでしょう。

言い換えてしまえば「この親しみやすさ」こそがジャパニーズウイスキーの本懐であり、根底であるのです。

 

世間の人たちはより気軽に楽しむため、ハイボールや水割りで飲むようになり、ウイスキーはどんどん庶民の生活に寄り添った日常的なお酒となっていきました。
身近なお酒となったウイスキーは、さらに飲み方を工夫しレモンを浮かべライムを絞り……手を変え品を変え、楽しむようになったのです。

 

例えば、サントリーでは最近人気な『知多』のお湯割りをおすすめしており、ニッカでは『ブラックニッカ』に合わせた様々なハイボールを提案しています。

「飲みやすく親しみやすい味」だからこそ、いろいろな飲み方で自分なりの工夫が楽しめるジャパニーズウイスキー。
もちろん海外のウイスキーでも「工夫の楽しさ」はありますが、ジャパニーズウイスキーの「工夫の楽しさ」は、多様性があり、それこそ「一味違う」工夫となるでしょう。

↓ジャパニーズウイスキーにおすすめの水割り・ハイボール情報はコチラ↓

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2017年9月19日

和・洋・中問わず「料理との相性」が抜群

懐石サントリー

サントリーが出した書籍『懐石サントリー』にはたくさんのウイスキーと合わせる料理が掲載されています

1970年代にサントリーは「二本箸作戦」と称して、ウイスキーを寿司屋、天ぷら屋、割烹などの日本料理店へ展開しました。
さらに近年のハイボールブーム。居酒屋でハイボールを置いてないところは見当たらないほどです。

その甲斐あってか、現在では食中酒として認知度も高く、和食、洋食、中華問わずお勧めしているお店は少なくありません。

ジャパニーズウイスキーは総じて、「飲みやすい」味わいとなっております。これは「味が薄い」ということではなく、「口当たりが良い」という特性であり、 大別すると、

【トップノート(一番最初に立ち上る香り)】

【口当たり】

【舌ざわり】

【含み香】

【のど越し】

【フィニッシュ(後味)】

という一連の味わいにおける、【口当たり】の部分が滑らかであるという特徴を持っているということです。

ファーストタッチが滑らかだと、その後の味わいが引き立ちます。

それは料理を味わうのに個性をぶつけて邪魔するのではなく、調和をもたらしてくれるのです。

特に洋食であればソーススープとのマリアージュ、和食であれば出汁醤油味噌などとの相性が顕著でしょう。

 

ウイスキーの格安試飲通販ショップ

まとめ:ジャパニーズウイスキーは原酒枯渇のその先へ

近年もジャパニーズウイスキーの休売・終売の流れは止まることなく、好調な出荷とは反比例して原酒不足の悩みの声が聞こえてきます。

実はこの原酒不足は、今に始まったことではなく、特級表示がなくなり海外ウイスキーの値段が軒並み崩れた1989年近辺から始まっていたのです。

1989年のそれまで売れ行き順風満帆だった国産ウイスキーは出荷に応じて生産していましたが、しかし海外ウイスキーが安値で手に入れられるようになり、自然と国産ウイスキーは余りはじめ、そしてウイスキーメーカーは多量の在庫を抱えるようになりました。

 

現在では、その多量の在庫が熟成を果たして、様々なコンペティションで受賞するようになったはいいのですが、在庫には限りがあり、当然のことですが原酒不足の憂き目を見ることとなったのです。

つまり、現在の原酒不足に至る流れは1989年の酒税法改正から連綿と続いていた流れであり、もっと言えば爆発的な生産量を誇ったバブル期からの遺産こそが遠因として存在するのです。

ですが、このような状況は憂うばかりではなく、良い面もあります。

 

例えば昨今の相次ぐ蒸溜所再建&新設がそうです。
安定した需要が見込め、ビジネスとして成功例が見られる中で、ウイスキーに情熱をかける人たちが業界へ参入しやすくなったことは決して悪いこととは言えないでしょう。

この流れは日本だけではなく、本場スコットランドにも訪れているようで、全世界的なブームでもあるようです。

昔よりもさらに良くなった設備で、どこの蒸溜所でも美味しいウイスキーを造っていっていただけば、のちの楽しみも増えるというもの。製法も日々進化していますし、ウイスキーシーンの今後は暗い話ばかりではなく、楽しみな面がたくさんあると思います。

 

その未来でまた、おいしいウイスキーを楽しく飲めればいいな、と私は思いました。

 

ジャパニーズウイスキーについては他にない切り口で色々おすすめを書いてますので見ていってください↓

情報提供・撮影許可をいただいた新宿「Zoetrope(ゾートロープ)」

置いてあるボトルのほとんどがジャパニーズウイスキーであり、その数はなんと300種類以上ものバリエーションがあります。ジャパニーズだけではなくウイスキー全般に対する高い知識を持つマスターは気さくな人柄で、楽しいお話を聞かせてくれるでしょう。

ジャパニーズウイスキーに興味ある方は必訪のBAR。

所在地:東京都新宿区西新宿7−10−14 ガイアビル4 3F
電話番号:03-3363-0162
営業時間:月~土 17:00~00:15(L.O.23:45)定休日:日・祝日
公式Facebook:https://www.facebook.com/ShotBarZoetrope/



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