まとめて試飲できる!オリジナルのジャックダニエルセット
ジャックダニエルの基本を押さえる飲み比べセット
この度ジャックダニエルを堪能できる、小瓶飲み比べセットの販売が決定しました。
まずは普段ジャック・ダニエルを飲んでいて、もっと濃厚なジャックダニエルを飲んでみたいと思っている方におすすめのセットがこちら。
より滑らかな酒質を持つ「ジェントルマンジャック」をはじめ、抜群の濃さと重さを持つ「ボトルド・イン・ボンド」、そして高品質な単一樽「シングルバレル」。
スーパーやコンビニでもおなじみの「ジャック・ダニエル Old No.7」の上位品にあたる3銘柄の飲み比べをお楽しみいただけます。
ジャックダニエルの真髄を知る、プレミアムライン
続いて少しずつジャック・ダニエルのプレミアムラインを試してみたい!と思っている方にお勧めの3ピースBセットがこちら。
終売もささやかれる「ジャックダニエルゴールド」。亡きシンガー、フランク・シナトラの名を冠したジャックダニエルの最高級品「シナトラ」。そして珍しいライタイプ「ジャックダニエル ライ」のセットです。
普段からジャックダニエルを飲んでいるあなたにこそ飲んでほしい、ジャックの概念を塗り替えてしまうような美酒たち。
30mlセットと100mlセットから選べるので、少しずつ飲み比べて、もっともっとジャックダニエルを好きになってくださいね。
おすすめの飲み方・飲み進め方
「チャコールメローイング」をテネシー産独自のアイデンティティとしていますが、実はケンタッキー州でつくられるバーボンウイスキーにもこの製法を用いているところは増えてきています。
テネシーウイスキーとはいえ、味わいのカテゴリ的にはバーボンウイスキーと思ってもらってOKです。
エステリックでアルコール性の揮発感もありますが、刺激や辛味があまりなくスイートなのがジャックの持ち味です。スルスル飲めるバーボンといった感じ。これはコーンの含有量が高く、スパイシーさは少ないのが起因しているように思えます。
飲み方は様々ですが、ロックやハイボール、コークハイなどが多いでしょうか。個人的には焦げ感が薄めなので、ストレートが好きです。
飲み進め方ですが、スタンダード品の「Old No.7」とハイレンジの「ジェントルマンジャック」の同時飲み。これがおすすめ。
「ジェントルマンジャック」はチャコールメローイングを2回施した、雑味のないシルキーな口当たりのがウリなのですが、「あ、ジャックダニエルってNo.7だけじゃないんだ」とわかると思います。
次に「シングルバレル」や「ジャックダニエル・ライ」を体験してみてください。飲み方は最初ストレート、その後はロックがいいと思います。
ジャックは種類も豊富でワイルドターキーやメーカーズマークと同じく、世界を広げやすいアメリカンウイスキーだと思います。
ジャック・ダニエルの歴史
さっとですが、ジャック・ダニエルの歴史に触れておきましょう。
「ジャック・ダニエル」の商品名は創業者のジャスパー・ニュートン・ジャック・ダニエルに由来します。
貧困な家庭に生まれたジャックは7歳の頃から教会の牧師であるダン・コール氏に雇われることになるのですが、このコール家への奉公がジャックのウイスキー人生を決定づけることとなります。
家主であるダン・コール氏は教会の牧師さんである傍ら、なんとウイスキーの蒸溜所も所有していたのです。
ジャックは幼い頃からそこでテネシー・ウイスキーづくりの特徴である「チャコールメローイング」製法やその他、製造のノウハウを叩き込まれました。
子供ながらにしてテネシー・ウイスキーの製法を習得したジャックは、わずか13歳で蒸溜所を譲り受け、ウイスキーづくりに専念します。
これが世界に名を轟かすテネシーウイスキー、ジャック・ダニエルの始まりです。
ジャックが16歳になる頃には熟成させたウイスキーをボトリングして販売し始めます。
また先見の明があったジャックは1866年、国が酒類への課税を始めると見込み、蒸溜所を国に申請し、アメリカにおける最初の政府公認の蒸溜所としました。
この時ジャックは若干20歳という若さでした。
1904年にミズーリ州セントルイスで開催されたセントルイス万国博覧会で『ジャック・ダニエルオールドNo.7(後のブラックラベル)』を出品し、金賞を獲得。
これを機に知名度を上げ、世界的に認められるウイスキーとなります。
しかし1919年に禁酒法が施行。
50年以上続いた蒸溜所は閉鎖へと追い込まれてしまいます。
禁酒法廃止後は、ジャック・ダニエルの甥であるレム・モトローによって再建されますが彼の死後、蒸溜所を後継者が現れず、結局ブラウン・フォーマン社に買収されます。
買収したブラウン・フォーマン社は世界規模の大手のリカーメーカーです。
その後も順調に売り上げを伸ばし、現在ジャック・ダニエル ブラック(No.7)は単一銘柄として世界で一番売れているウイスキーとなりました。
ジャック・ダニエルはバーボンと呼ばれたくない!
ジャック・ダニエルを飲んだことがある方はご存知でしょうが、バーボンウイスキーのジムビームやアーリー・タイムズに似た風味を楽しめます。
実は原材料も同じで、製造方法も酷似しています。
アメリカで造られるウイスキーのほとんどは「バーボンウイスキー」ですし、バーボンと名乗ればいいじゃないかと思いますよね。
なのになぜジャック・ダニエルは「テネシーウイスキー」に属するのでしょうか?
それは造られている場所がテネシー州であることからです。
頑なに「テネシーウイスキー」を名乗ることは、アイデンティティを保つことであり、自らの州に誇りを持つことであり、ジャック・ダニエルならではの反逆の歴史があるからです。
これについては以前、テネシーウイスキーの記事をご覧ください。
ジャック・ダニエルの味わいの秘密
チャコールメローイング製法
ジャック・ダニエルの特徴といえば、なめらかな口当たりと甘み、カラメルやバニラに例えられるほろ苦さ、そして風味豊かな味わいです。
これは創業から100年以上変わらない伝統的製法が大きく関係しています。
最も特徴的なのがサトウカエデ(シュガーメイプル)の木炭でウイスキーをろ過する「チャコールメローイング」という濾過工程。
これはサトウカエデの木炭を高さ約3mもある巨大な濾過槽に入れ、蒸溜した原酒を一滴一滴垂らしながらゆっくり濾過する製法です。
サトウカエデの木炭が原酒から雑味を取り除き、バニラやキャラメルのようなフレーバーを与え、ガラスのようななめらかな味わいにすると言われています。
これはジャック・ダニエルの故郷、テネシー・ウイスキー特有の製法です。
チャコールメローイングは時間とコストがかかります。
その為最近のテネシー・ウイスキーではチャコールメローイングを行わない銘柄も出始めています。
しかし、チャコールメローイングはジャック・ダニエルに欠かせない風味を与えてくれる製法。
ジャック・ダニエルでは創業から150年以上経つ今も手間と時間を惜しまずチャコールメローイング製法を取り入れているのです。
ちなみに使用するサトウカエデもテネシー州で伐採したもののみを使用。
仕込水も鉄分を含まないケーヴ・スプリングの湧き水を使用するなど地産地消にこだわりを持っているのもジャック・ダニエルの特徴と言えます。
甘みに隠されたトウモロコシの使用率
ジャック・ダニエルの甘みはチャコールメローイング製法の他、強めにチャーリング(内側を焦がした)したホワイトオーク樽での熟成が大きく関わっています。
しかし意外に紹介されていないのが原材料の部分。
バーボンには原材料となる穀物の51%以上にトウモロコシを使用することが定義づけられており、このトウモロコシがバーボン特有の甘み成分を作るとも言われています。
通常のバーボンの場合トウモロコシの使用率は72~77%となりますが、ジャック・ダニエルの場合なんと80%もの割合でトウモロコシが使用されています。
ジャック・ダニエルの優しい甘味はこのトウモロコシの使用率も大きく関わっていたのです。
また仕込水に蒸溜の際に底に残った液(蒸溜残液)の上澄み部分を加える「SOUR MASH(サワー・マッシュ)」という製法が取り入れられており、糖化の効率を上げ、より原酒の香味を豊かにする効果をもたらしています。
ジャック・ダニエルの美味しい飲み方
ジャック・ダニエルの歴史や製法がわかったところで、ジャック・ダニエルの美味しい飲み方をまとめておきます。
ストレートやロックだけでなく色々なカクテルにも使われているジャック・ダニエル。是非お試しください。
ストレート
ジャック本来の甘みやほろ苦さ、静かな余韻を味わえる飲み方です。
数滴お水を垂らして、トワイスアップにしながら香りの変化を楽しむのも良いですね。
ロック
ジャック・ダニエルといえばオン・ザ・ロックス。
本場テネシー州ではロックが最もポピュラーな飲み方のようです。大きめのロック・アイスを入れて召し上がれ。
ハイボール
最近ではジャック・ハイボールを出している居酒屋さんも多いですよね。
バナナのような果実感のある香とソーダの喉越し。
ソーダで割っても砕けない香りもジャックの魅力のひとつです。
ジャック・コーク
モーターヘッドのレミーも愛飲していたジャック・ダニエルのコーラ割り(レミーの場合はコーラのジャック割り)。
甘くて飲みやすく、そしてついつい飲みすぎて酔酔っぱらう可能性も高い飲み方。
カロリーが気になる方はカロリーゼロのコーラでも◯。
ジャック・ジンジャー
ジャック・ダニエルのジンジャーエール割です。
ウィルキンソンの辛口ジンジャエールなどでで割るとキリっと美味しいです。
コーラよりもベタベタした感じが減るので、食事などにも合わせる事が出来ます。
ジンジャージャムなどをトッピングするのも良いですよ。
ジャック・オレンジ
こちらはジャック・ダニエルをオレンジジュースで割ったもの。
オレンジジュースの酸味と甘み、そしてジャックのまろやかなコクがテイストを持ち上げます。
大人なオレンジカクテルです。
ジャック・カルピス
かなり斬新な組み合わせですが、意外にマッチするジャック・ダニエルとカルピス。
コツは薄めのカルピスで割ること。
ジャックの新境地が開けます。
いちごジャム、ゆずジャムなんかをトッピングしても◎。
ジャック・ミルク
ジャックの甘みとミルクの風味は実に良くマッチします。
ホットにするとおやすみ前のナイトキャップカクテルに。
ウイスキーが苦手な方でもミルク割りなら楽しめると思います。
ジャック・ダニエルと相性の良いフード
チョコレート
チョコレートはジャック・ダニエルとの相性抜群。
最高の食後酒として贅沢な時間を過ごせます。
ストレートで楽しみましょう。
フライドチキン
チキンの産地としても知られるテネシー州で作られたジャック・ダニエルはチキンとの相性も抜群。
ハイボールやロックなどによく合います。
ステーキ
ジャック・ダニエルはステーキの肉の旨みを引き出してくれます。
ジャックでフランベしたステーキも食欲を掻き立てます。
ハンバーグ・ハンバーガー
基本的にアメリカの食べ物は合いますね(笑)
肉汁たっぷりのハンバーグにジャックコークは最高じゃないでしょうか。
キャラメル・ポップコーン
ジャック・ダニエルと同じトウモロコシを原材料に使用したポップコーン、こちらもジャック・ダニエルとの相性バツグン。
しかもキャラメル風味で更に相性良く召し上がることができます。
他にもクリームブリュレやメイプルシロップをかけたチーズなども相性抜群です。
ジャックダニエル種類/ラインナップ
ジャック・ダニエル ブラック(Old No.7)
テネシー・ウイスキーとしてはもちろん、アメリカを代表するプレミアムウイスキーです。
ジャック・ダニエルのレギュラーボトルとも言えるでしょう。
原種をサトウカエデの木炭の濾過層に一滴ずつ時間をかけて垂らすチャコールメローイング製法。
これは創業以来のテネシー・ウイスキー特有の製法です。
バニラ、キャラメルの香り、スムースでほろ苦い甘みを楽しめるバランスのとれたボトルです。
アルコール度数は40度。ボトル容量も50ml、200ml、350ml、1000ml、1750ml、3000mlと豊富に揃っています。
まずは小さなものからお試しあれ。
ジャック・ダニエル ジェントルマン・ジャック
こちらはサトウカエデの木炭層で濾過を行なう工程、チャコールメローイングを2度行ったプレミアムボトルとなります。
レギュラーボトルから更に雑味を取り除き、クリアかつスムースな口当たりに仕上げました。
時間のかかるチャコールメローイングを2回行わなければならない為、生産量が限られ希少価値の高いボトルです。
バニラ、キャラメルにフルーティさが加わった香りを楽しめます。通常のジャックよりもライトなボディをお好みの方はこちら。
750ml入り、アルコール度数は40%となります。
ジャック・ダニエル シングルバレル
通常は複数の樽の原酒をブレンドしてボトリングするのですが、こちらは樽同士のブレンドを行わず、単一の樽からそのままボトリングしたもの。
その樽が持つ個性と濃縮されたジャック・ダニエルの旨味を堪能できる逸品です。
バニラ、キャラメルの濃厚な甘み、焦げた木材、ハーブやスパイス、そして長く続くウッディの余韻…。
この上なくリッチなボディを持つ、フルボディタイプのボトルです。
アルコール度数は飲みごたえのある47度、ボトル容量は750mlとなります。
さらに飲みごたえを重視したい方にはシングルバレル100プルーフという商品もあります。
ジャック・ダニエル ゴールド
チャコールメローイング2回を行った原酒をアメリンオークの新樽で熟成させた後、更にメイプルウッドの樽で後熟させて仕上げたボトル。
製造工程としては「メロー→樽→樽→メロー」です。
極めてクリアでスムース、そしてメイプルウッド由来の甘みと芳醇な香りを楽しめる複雑かつ絶妙なバランスの逸品です。
ボディの厚さはシングルバレルほどはありませんが、熟成度が高く円熟味を帯びています。
アルコール度数は40%、ボトル容量は700mlとなります。
終売や休売の情報もあり、市場からは消えていっています。お早めに!
ジャック・ダニエル シナトラセレクト
フランク・シナトラはジャック・ダニエルをこよなく愛していた伝説的シンガーでした。
死後、彼の棺にはジャック・ダニエルが添えられたのは有名な話です。
こちらは「シナトラバレル」という特別な樽で熟成されたボトル。
シナトラバレルは、内壁面がトースト状に掘られた樽で、これを使用することで原種との接触面積を増やしより深みのある味わいに仕上げることができます。
樽の成分が多く溶出されているのか、香りはかなり強め。熟成度も高く感じます。濃いジャックといったイメージです。
アルコール度数は45度で瓶詰、1000ml入りとなります。
ジャックダニエルと共に歩んだロックミュージシャン達を知りたい方はこちら↓
ジャック・ダニエル・ライ
日本ではしばらく未発売だったジャックダニエルのライタイプ。
比率70%以上のライ麦を原料に造られており、原料由来のスパイシーさと、チャコールメローイングによるスムースさを併せ持つ、ファン垂涎の逸品です。
ライウイスキーを飲んだことがない方にも好まれるような、嫌味の無い飲み心地です。
ハイボールで飲むとそのドライでスパイシーな味わいが病みつきになります。
ジャック・ダニエル・シングルバレル・ライ
ジャックダニエルが創業150周年を迎えた2016年にシングルバレル・コレクションの一つとしてリリースされたライウイスキー。
こちらもライ麦70%、コーン18%、大麦麦芽12%の割合で作られた原酒をホワイトオーク樽で4年熟成させたもの。
メープルの甘さ、焦がしたカラメルのほろ苦さ、そしてライ麦特有のスパイシーさも感じられるボトル。
通常のライよりも2度ほどアルコール度数が高いだけですが、かなりボディは感じられます。
ロースト感が強く、紅茶のようなタンニンがあります。
ジャックダニエル ボトルドインボンド
「もっと濃いジャックが飲みたい!」と思っていたファン待望の100プルーフジャックの登場です。
免税店向けにリリースされた、ボトルド・イン・ボンド法に基づいて造られたジャックダニエル。
ボトルド・イン・ボンド法とは単一の蒸溜所で 1シーズンに蒸溜された原酒だけを樽詰めし、4年間保税倉庫で熟成させて 100プルーフ(アルコール度数約50度)で瓶詰めしたもの。
50度という高アルコール度数から濃厚なジャックダニエルを味わえます。
香りはジャックらしいバナナのフレーバーにメロン、接着剤、アンズ、ココア、若干酸味も効いています。
口に含むと濃厚なジャックの甘み、スパイシーさメロン、レモンピール。
オフィシャルのジャックダニエルを飲み飽きた方にオススメのボトルです。
ジャックダニエル シングルバレル 100プルーフ ボトルドインボンド
ボトル・イン・ボンド法で造られたものを熟成した単一の樽からボトリングしたシングルバレルのジャックダニエル。
樽によって風味が若干異なるのが面白い点です。
上記で紹介した通常のシングルバレルよりもボディが厚く、濃厚でどっしりとしたジャックダニエルの真髄を味わうことができます。
香りはエステリーさを伴い、メロン、バナナの香り。はちみつやリンゴジュース、スパイシーでクローブやシナモンを感じます。
味わいはシナモンシュガートースト、はちみつがけのヘーゼルナッツ、バニラクリーム、ナツメグ、そして軽度に焦げた樽香を楽しめます。
ジャックダニエル レッドドッグサルーン
レッドドッグサルーンの125周年を記念してリリースされた限定品のジャックダニエル。
レッドドッグサルーンとは1892年にジャックダニエルがリンチバーグにオープンしたサロン(バー)の名前。
ジャックダニエルが自らのウイスキーを売るために造ったお店です。
因みに姉妹店はホワイトラビットサルーン(下で紹介しています↓)。
熱したカラメル、バニラメープルシロップなどの甘みとシナモンや黒胡椒といったスパイシーな風味を楽しめます。
おしゃれなラベルが印象的です。
ジャックダニエル レガシーエディション
1904年以前のラベルを復刻したジャックダニエルの限定品です。
「ジャックダニエル old No.7」は白黒のシンプルなラベルが印象的ですが、一昔前は現在のデザインとは対照的でカラフルなラベルでした。
その復刻版がこの「ジャックダニエル レガシーエディション」です。
鮮やかな黄緑い色や赤を用いたラベルをしています。
中身は一般的なジャックダニエルとほぼ変わりませんが、通常のものよりもアルコール度数が43%と通常よりも3%高く、飲みごたえのある風味に仕上がっています。
また飲み終わった後、飾りとしても楽しめる一本です。
ジャックダニエル テネシーファイア
こちらはアメリカで人気のシナモン風味のフレーバードウイスキー。
日本でもたまに見かけます。
シナモンのスパイシーな刺激を楽しみたい方にぴったり。
ソーダやコーラで割るのも美味しいです。
ジャック・ダニエル テネシーハニー
ジャック・ダニエル(レギュラーボトル)ベースにハチミツの豊かな風味を加えたフレーバードウイスキー。
酒税法上はリキュールとなりますがアルコール度数は35度と飲みごたえは十分です。
ロックやソーダ割りはもちろん、カクテルベースにもおすすめです。
他にもいろいろなフレーバードウイスキーやハニーウイスキーを知りたいはこちらをチェック。
過去に販売された様々なジャックダニエル
次に、これまでにどんなジャック・ダニエルが販売されてきたのか、一部ですがご紹介していきましょう。
基本的にジャック・ダニエルは周年記念のボトルを作ることが多いです。ことあるごとにアニバーサリーモデルを出してきます。
飲んで美味しいなぁと思えるのはやはりオールドボトル。
現行品よりアルコール度数も高く、余韻が非常に長いことでも有名です。BARなどで見かけた際は是非試してみてください。
前半ご紹介するものはまだAmazonや楽天などで買えるものもあります。古酒は楽天のほうが多く売っていますね。
是非さがしてみてね。
ジャック・ダニエル 特級ボトル
まずはジャック・ダニエルファンであればオールドボトルは外せません。
今もBARやオークションで見かける、80年代以前に出回っていた特級時代ボトルです。
アルコール度数も45度と現行ボトルよりも少々高めとなっています。
レギュラーボトルよりも濃厚な甘み、ほろ苦さ、しっとりとしたコクを堪能できる1本です。
ボトリングされてから最低でも25年以上は経過していますが、保管状況が良ければ最高に美味しく召し上がれます。
AmazonやYahooや楽天でも見かけますが、外観の状態を気にしないのであればヤフオクあたりがリーズナブルかと思います。
ジャック・ダニエル グリーンラベル
こちらは現在もニューヨークやニュージャージーで取り扱いのある商品です。
グリーンラベルは熟成庫の中央から比較的低い部分に置かれていた樽からボトリングしており、ブラック(No.7)よりも熟成度が低いと言われています。
通常のブラック(No.7)よりもライトで飲みやすいのが特徴。
流通量が少なく、2018年4月の段階ではアメリカの5州でしか取り扱いがありません。
いつ廃止されてもおかしくないと言われている希少価値からか価格は高騰気味。
特に特級時代(1987年以前)のものは人気が高く、オールドボトルならではのアルコールのカドが取れた味わいが人気です。
控えめな甘さ、そしてほのかで上品なビターを感じられる1本。
ジャック・ダニエル マスターディスティラーシリーズ(No.1~No.4)
こちらは創始者のジャック・ダニエルが見つけた特別な貯蔵庫で熟成させ、熟成のピークに達したと判断した樽の原酒をボトリングしたもの。
現在No.1~No.4まで限定販売されています。
揃えてみたくなりますね。
アルコール度数43~45度で1000ml入り。
ジャック・ダニエル レスティッドライ
こちらは原材料にライ麦70%、コーン18%、大麦麦芽12%を使用しホワイトオーク樽にて2年熟成したもの。
樽は軽めのチャーを施したものを使用しています。
飲み口はレギュラーボトルよりもスパイシーでドライな後味が特徴的なボトルです。
ジャック・ダニエル 蒸溜所創業150周年 アニバーサリー
ジャック・ダニエルは1866年に合衆国政府によって公式に認定された蒸溜所でした。
その創業150周年を記念し2016年に限定リリースされたボトルがこちら。
7代目マスターディスティラー、ジェフ・アーネットが樽詰めからボトリングに至るまで監修した贅沢なボトルです。
より力強いアロマを引き出す為、樽のトースティングに時間をかける「スロートーステッド」と呼ばれる製法で作られた樽を使用。
これは他のラインナップに使用している樽よりもトースティングに時間をかけ、短時間でチャーリングを行い仕上げた樽です。
また寒暖差が大きい丘「カウ・ヒル」に建てられた貯蔵庫からは上質なウイスキーが出来るとされており、こちらはその中で最も良質な庫内最上階「天使のねぐら」で熟成された原酒のみをボトリングしたもの。
アルコール度数は50度と通常品よりもだいぶ高く、ボディはリッチかつスムース、バナナやトフィーの芳醇な甘みが特徴的なリッチなボトルです。
内容量も1000ml入りです。
ジャック・ダニエル バースデイ リミテッド エディション 161周年記念ボトル
マットブラックのカラーが印象的な161周年記念ボトル。
創業者であるジャック・ダニエル誕生から161周年を記念して作られた20万本限定生産されたボトルです。
詳しくは明かされていませんが、レギュラーボトルと同じくほろ苦く、スムース、上品な甘みを楽しめます。
160周年の際も似たようなデザインでアニバーサリーボトルが出ていました。
アルコール度数は40度、700ml入りとなります。
ジャック・ダニエル ホワイトラビット サルーン
ホワイトラビットとは禁酒法が施行される前にジャック・ダニエルが経営していたバーの店名。
ジャック・ダニエル蒸溜所のあるテネシー州リンチバーグにお店を構えていたそうです。サルーンとは飲み屋やバーのこと。
そのホワイトラビットの120周年を記念して作られたボトルがこちら。
中身はレギュラーボトル(No.7)とほぼ変わらないのですが、アルコール度数だけ少し高めの43度となります。
ジャック・ダニエル 125周年記念ボトル デキャンタ
こちらは1991年にリリース、ジャック・ダニエル蒸溜所の創業125周年を記念してつくられたボトルです。
この頃のジャック・ダニエルのボトルは今よりもより一層香りや風味が強い印象です。オールドボトルの特権でしょうか。
ジャック・ダニエル バイセンテナリー
こちらはジャック・ダニエルの創業200周年を記念して発売された記念ボトル。
バイセンテナリーとは『200周年』の意味。
スクリューのような形状の瓶で、珍しい形をしています。
750ml入り、アルコール度数48度と飲みごたえも十分なボトルです。
1996年ボトリングされています。
ジャック・ダニエル マクスウェルハウスボトル
こちらはテネシー州にあるマクスウェルハウスホテルに送ったところ、ホテル内にあるBARで大人気となったため、一般向けにもリリースしたボトルです。
珍しいデキャンタタイプ。
1500mlと容量もホテルサイズです。
ジャック・ダニエル ゴールドメダルシリーズ
幻のジャック・ダニエルと言われる、ジャック・ダニエル1904、1913、1905ゴールド・メダル。
創業者ジャック・ダニエルの甥であるレム・モトローがベルギーのゲントで開催されたコンテストに出品し1904年、1913年、1915年、と3度のゴールド・メダルを受賞した、記念ボトルです。
ゴールドメダルシリーズは他にも多く存在します。
ハチミツやプラムのような香り、マイルドなアタックとミディアムなボディが特徴的。
もしBARなどで見かけたらお財布と相談して飲んでみてください。
ジャック・ダニエル レム・モトロー(Lem Motlow)
1986年に生産中止になった幻のボトル。レム・モトローとはジャック・ダニエルの甥の名前。
レム・モトローがキャッシュフローの関係で、本来4年熟成させる原酒を12ヶ月で瓶詰して販売した…という曰く付きのエピソードがあります。
そのエピソードに因み12ヶ月熟成の若い原酒を詰めたボトルとなります。
オークションなどではかなり高額で取引されています。短熟ものなのでグリーンラベルに近いイメージでしょうか。
ジャック・ダニエル・シーン・フロム・リンチバーグ
こちらはヨーロッパ流通品。
ラベルにはジャック・ダニエルが本拠を置くテネシー州リンチバーグの風景が描かれています。
また、ナンバーによりラベルが貯蔵庫や別の風景など異なるのが特徴です。
マニアの方は一通り揃えてみてはいかがでしょう。
ジャック・ダニエル モノグラム
こちらはアメリカとシンガポール限定でリリースされたボトルで、コレクター向けの一本となります。
「JD」のシルバーモノグラムが冠されたボトル、男性らしい高級感のある黒の皮袋に入った最上位のラインナップとなります。
アルコール度数47度で厚みのある芳醇な飲みごたえ、ジャックファンにはたまらないボトルです。
日本のマーケットでもたびたび見かける商品です。
ジャック・ダニエル バレルハウス1
バレルハウスとはウイスキーの貯蔵庫のこと。
ジャック・ダニエルのバレルハウス1とは一番古くに立てられた貯蔵庫のこと。
濃密なメープル香と葉巻のようなパワフルなコクが楽しめる高級品。アルコール度数は47度でボディの厚い限定商品です
ジャックダニエル Inaugural(ルーズベルトデキャンタ)
セオドア・ルーズベルト大統領を心から尊敬していたジャック・ダニエルが、ルーズベルトが大統領に就任した際に贈ったボトルの復刻版です。
通称ルーズベルトデキャンタ。
1984年にアメリカ向け1750ml、インポート向け1500mlでリリースしており、日本にはサントリー社が1500ml版を輸入しています。
テネシー・テイスターズ・セレクション
2018年10月、リリースされたテイスターズ・セレクション。
蒸溜所およびテネシー州の一部の店舗でのみ販売されている希少なボトルのため日本では取り扱いを見たことがありません。
公式、及び海外情報サイトが出しているソースを翻訳して明記します。
ハイ・エンジェルシェア・バレル
こちらは2013年1月に樽詰めされたジャックダニエルを107プルーフ(57度)という高いアルコール度数でボトリングしたもの。
375ml入りの小さいボトルで数量24,000本の限定生産。
2013年に熟成したウイスキーは樽の中で蒸発し、かなり減ってしまいます。
これを天使の分け前(Angel share)といいますが、天使が残した僅かなウイスキーをボトリングしたのがエンジェルシェア・バレルです。
樽の選定はアシスタントマスターディスティラーのクリスフレッチャーが行っています。
スモークヒッコリーフィニッシュ
こちらは熟成したジャックダニエルの樽に黒焦げにしたヒッコリー材(クルミ科)を入れて仕上げた実験的なボトルです。
リンチバーグで開催される、ジャックダニエル主催の第30回BBQ大会のために造られました。
この瓶詰めは、マスターテイスターのマーシャ・ヘイルの監修によって造られました。
375ml入り、約24,000個数量限定生産。
蒸溜所および一部のテネシー州の小売業者にて限定販売されています。
ヒッコリーステーブ由来の焦がしたカラメルや濃厚なバニラを楽しめる1本だそう。
レユニオンバレル
レユニオンバレルは、テネシーワインの熟成に使用された樽で仕上げられたジャックダニエル。
このワイン樽は元々ジャックダニエルの熟成に使われていたことから「リユニオン」の名前が付けられました。
チェリーやブラックベリーのフルーティな香り、キャラメルとオーク、バナナを感じる味わいが魅力とのこと。
マスターディスティラーおよびマスターテイスタージェフアーネットの監修より造られました。
こちらも375ml入りで24,000本限定リリース。地元を中心に販売されています。
時代とともに多くのものが変化していきます。
ジャック・ダニエルも創業から紆余曲折アリ、多くのボトルをリリースしてきました。
しかしその中身に入っているのはテネシー州、ジャックダニエル蒸溜所で造り出される『テネシーウイスキー』であることは変わりません。
IT’S NOT SCOTCH.
IT’S NOT BOURBON.
IT’S JACK.
このコンセプトのもと、頑なにそのアイデンティティを守り続けます。
ジャックダニエルについては、色々と特集記事を書いているので読んでみてください。
ざっくり覚える!
ジャック・ダニエルはアメリカのテネシー州、リンチバーグで生産されている『テネシー・ウイスキー』に属します。
テネシー州には現在50か所以上の蒸溜所がありますが、圧倒的にジャック・ダニエルが有名です。
ジャック・ダニエルはアメリカのウイスキーの中で最も売れているウイスキーで、レギュラーボトルのブラック(Old No.7)に至っては、世界で最も売れている単一銘柄です。
我が国日本においても、コンビニやスーパーで見かけない日はありません。非常に身近なウイスキーと言えるでしょう。
特徴的なのはサトウカエデ(シュガーメイプル)の木炭でウイスキーをろ過する「チャコールメローイング」という濾過工程。
手間暇のかかる伝統の製法で、芳醇でなめらかなウイスキーを生み出します。
多くのミュージシャンに愛されたウイスキーでもあり、アメリカを代表するシンガー「フランク・シナトラ」をはじめ、モーターヘッドの「レミー・キルスター」、ローリング・ストーンズの「ミック・ジャガー&キース・リチャーズ」、レッドツェッペリンの「ジミー・ペイジ」などが愛飲しています。