お酒を飲みすぎた翌日には脱水症状が起こっている可能性があり、ひどく喉が渇くことがあります。
まず水を飲むことが大切ですが、二日酔い改善効果を期待できるジュースを飲むというのもおすすめできる方法です。
その中でも、トマトジュースには二日酔い改善効果を期待できる様々な成分が含まれているため、辛い症状の改善に役立つでしょう。
それでは、トマトジュースに含まれている成分から、その効果についてご紹介していきます。
トマトに含まれる二日酔い改善作用のある成分

まずはトマトに含まれる成分を一覧にしてみて、どのような効果を期待できるのか見ていきましょう。
クエン酸
トマトに含まれているクエン酸は、肝臓内のアルコール分解酵素(乳酸脱水素酵素)を活性化させる作用があり、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドのスムーズや代謝に役立ちます。
また、クエン酸の摂取によってクエン酸回路が活性化されると、飲酒による疲労回復効果も期待できます。
グルタチオン
肝臓ではグルタチオンという解毒作用がある物質が生成され、アセトアルデヒドのスピーディーな分解に一役買ってくれています。
しかし、この成分の体内産生量は年齢とともに減少します。
年齢とともにお酒に弱くなったと感じている方は多いのではないかと思いますが、これはグルタチオンの体内量が不足することによって起こると考えられます。
トマトにはグルタチオンが豊富に含まれているため、トマトジュースでたっぷりと摂取することが二日酔いの辛い症状の緩和に役立つでしょう。
リコピン
リコピンには強い抗酸化作用があり、体内の活性酸素の働きを抑える効果を期待できます。
リコピンはエイジングケア成分でありながら、アセトアルデヒドの分解作用もありますので、二日酔いの緩和にも役立つと言われています。
また、リコピンによって活性酸素が抑えられれば、高血圧症や動脈硬化の予防にもつながりますので、二日酔いのときに限らず、普段からトマトを食べたり、トマトジュースを摂っておくことが健康増進につながると考えることができます。
ビタミンC
ビタミンCも強い抗酸化作用があり、活性酸素の働きを抑える働きを持っています。
また、ビタミンCにはアルコール分解酵素の活性化作用がありますので、アセトアルデヒドのスピーディーな体外排出に役立つでしょう。
さらに、免疫力アップ効果も見込むことができますので、お酒を飲んだあとに風邪をひきやすいという方は積極的に摂取してみると良いでしょう。
GABA
GABAはもともと私たちの体内に存在しているアミノ酸に分類される成分です。
この成分には自律神経のバランスを整える働きがあるほか、肝臓機能の向上も役立つといわれていますので、二日酔いの辛い症状の緩和にも役立ちます。

このように成分を見るだけでもトマトは二日酔い(あと加齢)に効果的と言えそうです。
トマトはそのまま食べてもかまいませんが、より多くの成分を摂取したいのならトマトジュースのほうが合理的です。
私の場合では、特に二日酔いの対応用としてということではありませんが、自宅にトマトジュースを常備しています。
そして時々、二日酔いになったときには食事をする前に飲むことがありますが、確かに二日酔いの頭痛やだるさが改善されるような気がします。
トマトには素晴らしい栄養素がたくさん含まれていますので、忘年会や新年会などで肝臓を酷使する可能性がある方は、この機会にご自宅にトマトジュースを常備しておいてみてはいかがでしょうか。
トマトジュースをいつ飲むか?そのタイミング
二日酔いにはトマトジュースがいいことはわかりましたが、飲むのならどのタイミングがベストなのでしょうか?
トマトジュースは食品ですので、いつ飲まなければならない、いつ飲んだらダメということは特にありません。
しかし、二日酔いで吐き気が起こっているのなら、ひとまず水を飲んで胃を休ませ、吐き気が治まったタイミングで少しずつトマトジュースを飲んでみましょう。
トマトジュースで余計気持ち悪くなる場合の対処

二日酔い時には胃酸過多になっている可能性があり、吐き気や嘔吐によって胃液が逆流すると、トマトジュースを飲んで逆に気持ち悪くなってしまうことがあります。
このようなときには無理にトマトジュースを飲まずに、水を飲んで様子を見ましょう。
トマトジュースを飲んで万が一嘔吐してしまうと、ますます気持ち悪くなる可能性が高まるだけでなく、逆流性食道炎のリスクも高まります。
水を少しずつ飲むだけでも体内のアセトアルデヒドは徐々に体外へ排出されていきますので、まずは焦らずに水を飲み、吐き気が治まったところでトマトジュースを飲みましょう。
他にも上図のように氷を入れて冷やしたり、冷水で少し酸を薄めたトマトジュースを飲んでみるのも方法のひとつです。
タバスコ入りのトマトジュースカクテルで二日酔い知らず?
トマトジュースを使うカクテルとして有名なブラッディ・メアリー。
そのレシピは氷の入ったタンブラーにウオッカを注ぎ、レモンジュースとトマトジュースで満たし、よくステア。
お好みで塩、胡椒、タバスコ、ウスターソースなどを入れて楽しむ、ちょっと食事っぽさのある赤いカクテルです。
ブラッディ・メアリーはウォッカベースのカクテルですので、度数が強そうに思えますが、トマトジュースで割るため、実際の度数は15度程度。
つまり、ワインと同様の度数なので、カクテルの中では比較的軽め。強烈に度数が高いとはいえません。
アセトアルデヒドの分解に役立つトマトジュースを使用したブラッディ・メアリーは二日酔い予防に効くのでしょうか?

まぁトマトに含まれる成分によって二日酔いの度合いは軽くなるかもしれませんが、ブラディ・メアリーでも飲み過ぎれば二日酔いになる可能性は十分に考えられます。
たまに「ブラッディメアリーを最後に飲んでおけば明日は大丈夫」なんて言っている方もいますが、迷信と思ったほうが賢明です。
注意しなくてはならないのが、ブラッディ・メアリーの口当たりの良さです。
ウォッカだけを水割りやロックで飲むとアルコールの香りが先行してあまりガブガブと飲むことはできません。
しかし、これがブラッディ・メアリーに姿を変えるとトマトの香りが先行して、驚くほどスイスイ飲めてしまいます。
つまり、これがブラッディ・メアリーの落とし穴だということです。こうして飲みすぎてしまえば、二日酔いになっても不思議ではありませんよね。
お酒の免罪符になる成分はありませんので、ブラディ・マリーを飲むときでも飲みすぎないように注意する必要があります。
実は、私はブラッディ・メアリーで失敗したことがあります。
その当時はトマトに含まれる成分についての知識がなく、もちろんトマトのアセトアルデヒド分解作用についても知りませんでした。
つまり、ただ美味しいからという理由から飲みすぎてしまったわけですが、翌日にはひどい二日酔いに見舞われて、1日半くらい起き上がることができませんでした。
これはあくまでも私の例ですが、この例で考えるのなら、ブラッディ・メアリーでも飲み過ぎればひどい二日酔いになる可能性があるということです。
どうしても二日酔いになりたくないのなら、ブラッディ・メアリーをたくさん飲むよりも、お酒の種類に関係なく、飲んでいる最中にちょいちょいお水やトマトジュースを飲むという方法がおすすめできますね。
また、ブラッディ・メアリーはトマトジュースにタバスコなどの香辛料をプラスすると確かに美味しくなるのですが、香辛料を多く摂ると胃粘膜を荒らす原因になることがあります。ブラッディ・メアリーを飲むのなら、タバスコなどの香辛料を使いすぎないように注意しましょう。
冷蔵庫に用意しておきたいのは「プチトマト」

固形物が食べられない状態であれば、とりあえずトマトジュースを飲んで様子を見ると良いでしょう。
そして、固形物を食べられるようになったら一般的なトマトでもいいのですが、もっとおすすめできるのはプチトマトです。
それは、プチトマトには一般的なトマトの約2倍のビタミンC、約1.5倍のリコピンが含まれているからです。
また、近年では高リコピントマトなどの種類も販売されていますので、いろいろなトマトを食べ比べてみて、ご自身のお好みの種類を探すというのも楽しいかもしれませんね。
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