緑茶をはじめとする日本茶は、私たちが日常的に口にしている飲み物です。
美味しいだけでなく、種類によっては風邪を予防するのに役立ったりしています。
また、お茶・緑茶には二日酔いの改善にも効果的という話があります。
日常的に飲んでいる飲み物で二日酔いを改善することができればとても助かりますね。
今回は、お茶・緑茶の種類ごとに期待できる効果をご紹介していきますのでぜひ、参考にしてみてください。
お茶・緑茶は二日酔いの救世主になるか
それでは早速、お茶・緑茶に含まれている成分から、期待できる効果についてご紹介していきます。
カフェイン
カフェインには利尿作用がありますので、二日酔いと同時に起こりやすいむくみの改善に役立ちます。
また、カフェインには血管を収縮させ、脳を覚醒する作用もありますので、二日酔いの眠気覚ましにも役立つでしょう。
さらに、二日酔いの状態ではまだ脳の機能が完全に回復していない状態ですが、カフェインの覚醒作用によって徐々に脳の機能回復効果も現れてくるでしょう。
ただし、カフェインを摂りすぎてしまうと体内の水分が大量に失われ、脱水症状の原因になることがありますので、過剰摂取には注意が必要です。
また日本茶でも、ほうじ茶、麦茶、ハトムギ茶などにカフェインが含まれていませんので、カフェインを摂りたいのであれば、緑茶を飲みましょう。
ビタミンC
ビタミンCは美白成分としてよく知られていますが、それはビタミンCの強い抗酸化力で体内の活性酸素の働きを抑えてくれるから。
また、ビタミンCにはアセトアルデヒドの分解スピードを速める働きもありますので、二日酔いの改善に役立つでしょう。
ビタミンCは緑茶に多く含まれていますが、とりわけ煎茶は含有量が多いため、最もおすすめできます。
タンニン
ポリフェノールに分類されるタンニンは緑茶の渋み・苦味成分で、アルコールの吸収速度を遅らせる働きがあります。
また、この成分にも利尿作用がありますので、二日酔いのむくみ改善効果を期待できるでしょう。
カテキン
タンニンの一種で、体内の活性酸素除去効果や殺菌効果を期待できるとされています。
緑茶で風邪予防できるという根拠はカテキンにあり、実際に緑茶でのうがいを実践してる方もいるようです。
また、カテキンにはアルコール成分の吸収速度を遅らせる働きや消臭効果もありますので、二日酔いの酒臭い息が気になったときの頼もしい味方になってくれる可能性がある成分です。
お茶・緑茶を飲むならこの方法がおすすめ
最近ではペットボトル入りのお茶をお手軽に手に入れることができますが、製品によってはお茶成分の含有量が少ない薄いタイプがあります。
お茶の渋みが苦手な方の場合ではこのようなお茶でもかまいませんが、今回ご紹介したお茶・緑茶に含まれる成分をしっかりと摂りたいのなら、濃いタイプの製品を選ぶことが望ましいでしょう。
最近では、高濃度カテキンなどを謳った緑茶がコンビニなどで販売されていますので、なるべくそういった種類のお茶を選ぶようにすると良いでしょう。
また、もしも可能であれば、急須に茶葉を入れて熱湯で濃いお茶をつくるという方法が最もおすすめです。
この方法であれば成分を損なわず、ペットボトルのお茶よりも濃いお茶をつくることができますので、より二日酔い改善効果が高まるでしょう。
そしてもうひとつ、二日酔い改善効果が高い方法として、糖質を摂るという方法があります。
たとえば、濃い緑茶を飲むのなら羊羹やおはぎなど、糖質を多く含む和菓子を組み合わせるという方法ではいかがでしょうか。
二日酔いで肝臓がアセトアルデヒドの処理に追われていると、糖質不足による低血糖が起こります。
そしてこのようなときには食品から糖質を摂る必要がありますが、緑茶+和菓子という組み合わせであれば、お茶の成分と糖質を一度に摂ることができますので、実に合理的な方法だといえるでしょう。
ここでひとつ、私の体験をご紹介しておきます。私は以前から「二日酔いには緑茶がいい」と友人から知らされ、二日酔いでちょっと辛いな…と感じたときにコンビニの冷たいお茶をガブ飲みしたことがありました。
そのときは食欲がなく、なにも食べない状態で500mlのペットボトル入りのお茶を立て続けに2本飲みました。
すると、お茶の利尿作用でトイレが近くなり、確かに二日酔いの状態は快方に向かったのですが、ここでひとつ問題が起きました。
それは、冷たいお茶を立て続けに1,000mlも飲んだせいでお腹が冷え、お腹を壊してしまったということです。
さすがに1,000mlを立て続けに飲むというのは無茶ですが、とにかく喉が渇いていたのでそのような暴挙に出たわけですが、その後の下痢はしばらく続き、かなり辛い思いをしました。
二日酔い改善目的でお茶を飲むのならなるべく温かいお茶を飲み、一気に大量に飲んでしまわないことが大切です。
ご自宅であればお腹を壊してもなんとかなりますが、これが職場だったら業務に支障をきたす可能性も出てきます。
二日酔いでお茶を飲む際にはなるべく温かいお茶を無理をせず、ゆっくりと飲むことをおすすめします。
お茶ならなんでもいいわけではない
今回はお茶・緑茶の二日酔い改善効果についてご紹介してきましたが、「緑茶がいいのならウーロン茶は?」という疑問を持った方がいるかもしれません。
では、緑茶の変わりにウーロン茶を飲んでも同じ効果を得られるのでしょうか?
緑茶とウーロン茶は、元はといえば同じ茶葉からつくられています。
しかし、製造の工程が異なるため、製造後の茶葉に含まれる成分が異なります。
緑茶は「不発酵茶」と呼ばれ、若芽を摘んですぐに蒸し、その後に乾燥させてつくられます。
一方のウーロン茶は「半発酵茶」で、若芽を摘んでから乾燥させ、一旦火を通してから再度乾燥させるという工程でつくられます。
そのため、緑茶よりもタンニンやカテキンの含有量が少ないという特徴があります。
もちろん、ウーロン茶にも利尿作用はありますので、余分な水分の体外排出には役立つでしょう。
しかし、タンニンやカテキンの含有量が少ないという部分で考えるのなら、緑茶よりも二日酔い改善効果が劣る可能性があります。
緑茶が苦手な方はウーロン茶やその他のお茶ということになるかもしれませんが、二日酔い改善目的で飲むのなら、やはり緑茶が最もおすすめできるでしょう。
酔った際にコンビニや自販機でお茶を買うなら、なるべく濃い温かいお茶を買いましょう。
ちなみに鎌倉時代の将軍、源実朝は「日本茶」を二日酔いの薬にしていたという資料が残っており、古くから温かく濃い緑茶は二日酔い対策には有効とされてきているのですね。
緑茶とコーヒー、麦茶、紅茶との比較
それではお茶とよく比較される、コーヒー、麦茶、紅茶には二日酔い改善効果を期待できるのか考えてみることにしましょう。
コーヒー
コーヒーには血管の収縮作用があるといわれていますので、血液とともに体内を巡っているアセトアルデヒドの働きを妨げる効果を期待できるでしょう。
さらに、コーヒーには利尿作用があるため、アセトアルデヒドの体外排出にも役立ちます。
しかし、コーヒーはカフェインの含有量が多いため、飲みすぎるといを刺激することになって余計に気持ち悪くなったり吐いたりする原因になることがあります。
特にアイスコーヒーだとガブガブ飲めてしまうかもしれませんが、コーヒーの飲み過ぎは逆効果になる可能性があるため、飲みすぎには注意しなければなりません。
麦茶
麦茶にはカフェインが含まれていませんので、カフェインによって気持ち悪くなる心配はありません。
また麦茶には、ナトリウム、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラル成分が含まれているため、飲酒によって失われたミネラル成分の補給にも役立つでしょう。
ただし、麦茶にはカテキンやタンニンなどが含まれていませんので、緑茶と同様の二日酔い改善効果は狙えない可能性があります。
それでも水分補給には十分役立ちますので、水では味気なくてたくさん飲めないという方は、麦茶で代用してみると良いでしょう。
紅茶
紅茶にはカフェインが含まれていますので、適量を飲めば頭がすっきりして二日酔い改善効果も期待できるでしょう。
紅茶に含まれているカフェインの量は意外と多く、コーヒーと同様に飲み過ぎれば二日酔いを悪化させる原因になることがあります。
紅茶のカフェインにも利尿作用があるため、適度に飲めば二日酔い改善効果を期待できますので、飲むのならあまり飲みすぎない注意が必要でしょう。
お茶や水でも吐いてしまう場合?
ひどい二日酔いになっていると、お茶や水でも吐いてしまうことがあります。
飲み物や食物を胃が受け付けないということは、アルコールによって胃に大きなダメージを負っている可能性が高いです。
このような状態になっているときには、とりあえずなにも口にせず、安静に過ごしましょう。
胃に負担をかけなければ、ほとんどの場合、時間の経過とともに胃の働きが正常な状態に戻ります。
そうなればお茶や水を飲むことができるようになりますので、まずは安静、胃の状態が戻ったら、少しずつお茶や水を飲んでみましょう。
緑茶に梅干し。梅干し茶漬けは最適レシピ。
二日酔いでも何か食べられそうなら、梅干し茶漬けを食べてみましょう。
このメニューでは、ご飯から糖質、梅干しからはクエン酸を摂れますので、緑茶との掃除用作用で二日酔い改善に役立ちます。
お茶づけであれば胃への負担もそれほどかかりませんので、二日酔いメニューとして覚えておくと便利ですよ。
ちなみに梅干しの記事も書いてますのでぜひ読んでください。
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