急な胃痛や吐き気などが起こった場合、「買っておいてよかった!」と思うのが胃薬。
しかし、胃薬は製品ごとに配合されている成分が異なるため、症状に合った製品を選ばなくてはなりません。
では、二日酔いの吐き気は胃薬で解消することができるのでしょうか?
この記事では、二日酔いでなぜ吐き気が起こるのか、その原因と胃薬の効果についてご紹介していきますので、二日酔いで吐き気か起こった際の参考にしてみてください。
二日酔いの吐き気はなぜ起こるのか?
まず、二日酔いで吐き気が起こる原因や、胃薬が吐き気に効くのかどうか検証していきましょう。
有害物質の生成
お酒が肝臓で分解させる際に生成されるのが、アセトアルデヒドという有害物質です。
アルコール成分の分解が行われ、この物質が生成されると、肝臓内にあるアセトアルデヒド脱水素酵素が酢酸へと分解します。
そして、酢酸が血液に混じって全身を巡ると、尿や汗となって体外へと排出されていきます。
二日酔いになると、尿がアルコール臭かったり、体臭がアルコール臭かったりすることってありますよね?
これは、酢酸に分解されたアセトアルデヒドが体外へ排出されたことを意味します。
この時、口臭が酒臭くなることもありますが、これもまた、アセトアルデヒドが呼気として体外に排出されたことによって起こります。
さらに、アセトアルデヒドが体内に残っている間には頭痛や吐き気といった、二日酔い特有の症状が現れることがあります。
食道裂肛(しょくどうれっこう)の緩み
胃と食道の連結部分にあるのが食道裂肛で、普段であれば下部食道括約筋の働きによってこの部分が閉まっているため、食道から胃へ送られた食物が逆流することはありません。
ところが、アルコール成分が体内に吸収され始めると徐々にこの部分が緩むことがあり、結果として食物の逆理由による吐き気が起こることがあります。
胃酸過多
飲みすぎ、食べ過ぎて起こることがあるのが胃酸過多で、この状態になると胸やけや胃もたれのほか、吐き気が起こることもあります。
特に空腹の状態でいきなりお酒を飲むと、胃酸と胃粘膜のバランスが乱れ、胃粘膜は大きなダメージを負うことになります。
これらが二日酔いと同時に起こる吐き気のおもな原因で、症状の改善には胃薬が役立つといわれています。
コンビニでも手に入る!二日酔いの吐き気解消におすすめの胃薬
胃薬にはさまざまな種類がありますので、二日酔いの吐き気を改善するのであれば、必ずそれに対応した種類を選ぶ必要があります。
ここでは、私の体験を交えながら、二日酔いの吐き気改善に役立つ胃薬をピックアップしてご紹介することにします。
ソルマックプラス
配合成分
ウコン流エキス、カンゾウ抽出物、ニンジン流エキス、オウレンチンキ、チョウジチンキ、ゲンチアナチンキ、ソウジュツ流エキス、ケイヒチンキ、カルニチン塩化物、他添加物
二日酔いドリンクといえばソルマック。
成分を見ただけで、生薬の配合率が高いことがわかります。生薬は原料のままほとんど加工しない漢方薬のこと。
とりわけ、ウコン流エキス、カンゾウ抽出物の配合率が高いため、アセトアルデヒドのスピーディーな分解に役立つでしょう。
私はバージョンアップする前の製品から飲んでいますが、確かに二日酔い時の吐き気の改善効果はあると思います。ただ、価格が高いのでそれほど頻繁には飲んでいません。
そして以前、重度の二日酔いになったときには、これを飲んでも半日くらい症状が改善されなかったことがあります。これはただの飲みすぎですけどね(笑)
ソルマックプラスはコンビニで購入できるというメリットがありますので、二日酔いで出社しなければならなかったときなどには、サッと買ってサッと飲むことができます。
私の中ではかなりおすすめ度が高い製品です。
液キャベ
配合成分
オキソアミヂン待つ、人参乾燥エキス、オウレン流エキス-B、生姜流エキス、ゴシュユ流エキス、蒼朮流エキス
[/aside]こちらの液キャベも生薬配合の胃薬です。初めて飲んだのはずいぶん昔のことでしたが、飲んだ印象としては「とにかくまずい。」ということです。
キャベジンのドリンクバージョンみたいな感じで飲みにくいのですが、二日酔いの吐き気改善には効果があるという人もいます。
この製品に配合されているカンゾウエキス末には胃の粘膜修復効果を期待できますので、胃もたれや胸やけでお困りのときにもおすすめできます。
ソルマックよりも価格が安くコンビニで購入できますので、味が問題ない方にはおすすめできます。
(…ちなみに私は味がダメでした。むしろこれを飲んで吐き気が増したくらい。)
第一三共胃腸薬プラス(顆粒)
配合成分
タカヂアスターゼN1、リパーゼAP12、アカメガシワエキス、カンゾウ末、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、合成ヒドロタルサイト、水酸化マグネシウム、ロートエキス、オウバク末、ケイヒ末、ウイキョウ末、チョウジ末、ショウキョウ末、I-メントール
生薬というよりは、医薬品の配合率が高いという印象の胃腸薬です。
私の場合では、顆粒状であれば二日酔いでも飲めるかな?という軽い気持ちで購入してみたのですが、メントール成分配合のせいか、飲むと胃がスーッと楽になりました。
ただし、あまりひどい二日酔いになるとあまり効果を感じません。
この胃薬もコンビニで取り扱いがありますが、店舗によっては取り扱いがないところもあります。
飲みやすさや効果、価格などで総合的に判断した場合では、おすすめできる胃薬なのではないかと思います。
これら3種類の胃薬は、あくまでも私が独断で選ばせていただきましたので、誰にでも私と同じ効果が現れるということではありません。
どの製品もコンビニで入手できますし、ネットでまとめ買いしておくのもいざというときには役に立ちます。
ドラッグストアや通販で買うならこの胃薬
上記ではコンビニでも購入できる胃薬をご紹介してきました。
そしてもうひとつ、ご自宅に常備しておきたい、あるいは薬剤師さんの説明を受けてから購入したいという場合では、ドラッグストアで購入できる以下の胃薬がおすすめです。
新セルベール整胃・細粒
配合成分
テプレノン、ソウジュツ乾燥エキス(原生薬としてソウジュツ)、コウボク乾燥エキス(原生薬としてコウボク)、リパーゼAP6、他添加物
医薬品の胃薬として有名なのはレバミピドを主成分とするムコスタですが、この胃薬は医者の処方を受けないと購入することができません。
そこでおすすめできるのが、ムコスタとよく似た働きをするといわれる新セルベール整胃・細粒です。
この胃薬の有効成分はテプレノンで、この成分には胃の粘膜保護効果を期待できます。さらに、胃の働きを活性化する生薬や消化を助けるリパーゼAP6が配合されていますので、二日酔いの吐き気改善効果を期待できるでしょう。
ガスター10
配合成分
ファモチン、他添加物
胃酸の過剰分泌を抑えるファモチンという成分が配合された胃薬ですので、二日酔いの吐き気をいち早く改善したいときにおすすめです。
この胃薬は第1種医薬品に分類されていますので、薬剤師さんの説明を受けてからの購入になります。
病院で処方を受けるならこの胃薬
二日酔いの気持ち悪さがいつまでも治まらない場合では、単なる二日酔いの気持ち悪さではなく、胃に何らかの異常が起こっている可能性も考えられます。
そのようなときには無理をせず、とりあえず内科で診察を受けてみましょう。
ムコスタ
配合成分
レバミピト、他添加物
ムコスタは、胃炎・胃潰瘍の治療薬として用いられている薬です。
錠剤と顆粒があります。有効成分はレバミピドです。
胃潰瘍や急性胃炎、慢性胃炎の急性憎悪期に対応している胃薬ですので、二日酔いによる胃粘膜の荒れ改善効果を期待できるでしょう。
しかし、この胃薬には副作用のリスクがありますので、医師の指示に従って正しく服用する必要があります。
胃薬は常飲しないことが重要
それぞれの製品の取扱説明書にも記載がありますが、胃薬は常飲せず、二日酔いの吐き気がひどいときだけに飲むようにしましょう。
それは、胃薬によっては常飲することが副作用のリスクを高めることがあるからです。
コンビニで購入できると、つい気軽に手を出すことがあるかもしれませんが、医薬品であることには違いなく、間違った飲み方をしては危険です。
今回ご紹介した胃薬もそれぞれに飲み方が異なりますので、いずれかの胃薬を服用する際には、取り扱い説明書やパッケージに記載されている説明をよく読み、正しい方法で服用することを心がけましょう。
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