お酒をたくさん飲んだ夜。
頭はボーっとするわ、足はふらつくわで、さっさと寝てしまいたいなーと思いますよね。
もちろん、十分な睡眠は飲酒によって消耗した体力の回復に役立ちますので、大いにとるべきです。
しかし、翌日になって二日酔いに悩まされたくないのなら、寝る前に予防をしておくことが大切です。
今回は寝る前の二日酔い予防対策、そして二日酔い対策の寝方、寝るときの向きを解説します。
寝る前の二日酔い対策
まずは眠る前の二日酔い対策から。
飲み会から帰ってくると、帰ってきた安心感もあいまって、どっと疲れが出ることがあります。
そのようなときにはすぐに休みたくなるかもしれませんが、そのまますぐに寝てしまうのではなく、必ず水分を摂りましょう。
それは、お酒以外の水分を寝る前に摂っておくことでアルコール成分の分解・代謝がよりスムーズに行われるからです。
水分をとる以外にも色々な事前対策があります。
まずはこちらを講じてみて寝る前の準備を整えましょう。
水を飲む
はい、BARRELでは何度も書いてますが、なにはともあれ、水は必ず飲んでおきましょう。
理想的な量はお酒と同量(しかもお酒を飲んでいる最中!)などと言われていますが、最低500ml、いけるなら1000mlを目安とすると良いでしょう。
水は水道水でもかまいませんが、もし可能なら軟水のミネラルウォーターがおすすめです。
ミネラルウォーターが良い理由は、ミネラルの補給もできるからです。
お酒を飲むと水分代謝が急激に良くなり、尿が排出される際にはミネラル成分も一緒に排出されてしまっています。
軟水のミネラルウォーターには「い・ろ・は・す」や「六甲のおいしい水」、「クリスタルカイザー」、「ヴォルヴィック」などがあります
これらはコンビニやスーパーで入手することができますので、二日酔い対策用としてご自宅に常備しておくと良いでしょう。
※面倒な場合はシャワーを浴びながらゴクゴクいってしまうという手段もあります。私はよくやってます(笑)
トマトジュースを飲む
ビタミンC、リコピン、GABAなど、アルコール成分の分解と代謝に役立つ成分が豊富に含まれています。
特にGABAには血圧を調整する働きがあるといわれていますので、普段から血圧高めの方には特におすすめできるでしょう。
帰り際のコンビニで見つけたら、購入をすると吉です。
ラムネ(サイダーなど)を飲む
お酒を大量に飲むと肝臓の働きが鈍り、糖質の分解・代謝スピードが遅れます。
また、肝臓がアルコール成分を処理している間には肝臓からの糖新生がストップします。そしてその結果として起こるのが低血糖症で、この状態の改善に役立つのが多くの糖質を含むラムネやサイダーです。
お酒を飲んだ直後の炭酸はきついかもしれませんが、もしも飲めるようであれば500ml程度を目安として飲んでおくと、翌日の二日酔いを軽減させることができるでしょう。(糖尿病の方などはNGです!)
ポカリやアクエリアスを飲む
ポカリやアクエリアスに含まれている電解質は素早く体内に吸収されるといわれているため、二日酔いの脱水症状の予防に役立ちます。
ポカリやアクエリアスはコンビニで販売されていますので、飲み会帰りでもお手軽に購入できるでしょう。
胃薬を飲む
胃薬の種類によっては、飲酒直後に服用するとアルコール成分の分解スピードを遅らせてしまうものがあるため、基本的には飲酒直後の服用はおすすめできません。しかし、ソルマックや液キャベであれば、お酒を飲んだ後でも飲むことができます。
ただし、これらを飲むのならまず水を飲み、アルコール成分の分解・代謝を早める対策を行ってからにしましょう。
しばらく起きている
眠気に耐え、しばらく眠らないというのもひとつの選択肢です。
泥酔している状態ではどちらにせよ深い眠りは期待できません。
さらに、睡眠中は代謝が鈍化し、アルコールの分解は遅くなります。
つまりある程度酔いが醒めるまで起きている方が効率が良い場合があるのです。
次の日が休みという場合は、家事をするなどして酔いを醒ますのも選択肢としてはアリだと思います。
寝る前に食べ物を食べるのはいいの?
お酒を飲むと、シメにラーメンやおにぎりを食べたくなることがありますよね?このようなときには我慢せずに食べて大丈夫なのですが、問題は「寝る前にも食べていいのか?」という点です。
これについては、本当はあまりおすすめできません。それは、睡眠に入ると代謝機能が自然に落ちるため、胃の働きも鈍くなるからです。つまり、翌日の消化不良や胸焼けの原因になる可能性があるということですので、寝る直前にはなるべく食べ物は食べないようにしましょう。
どうしても食べたいなら、胃への負担が比較的軽いおかゆ(卵かゆに梅干しなど)がおすすめです。
吐いてから寝たほうが二日酔い防止になる?
飲みすぎて吐き気が起こった場合では、自然に任せて吐いてしまうことがベストです。
それは、万が一寝ている最中に吐くと、吐しゃ物が喉に詰まって窒息するリスクが高まるからです。
一方、吐き気がない場合では無理に吐かないことがベスト。無理に吐くと胃液が逆流することがあり、それが原因で逆流性食道炎になる可能性が高まります。
吐くかどうか微妙な状態なら、すぐに寝るのではなく、しばらく水を飲んで様子を見ましょう。
二日酔い予防サプリメントやドリンクを飲む
薬局やコンビニで売っているほとんどのドリンク型商品を試してみましたが、これといって効果の高いものはなし。
市販のウコン系飲料に関してもあまり効果の高いものは見込めませんでした。ただしヘパリーゼの上位ラインナップは体感がありました。ヘパリーゼは錠剤で毎日続けると段違いに体調よくなります。あれはすごい。
肝臓水解物が入っているものは体感ありますね。代謝分解の速度が速まる感じです。
普段から月3000円~4000円程度かけて、肝臓ケアをしていれば二日酔いはそこまで怖くありません。
飲む日も飲まない日も総合サプリを飲み続けておくのがよいと思います。
みなさまのご要望にお応えして、iHerbやAmazonで買える格安サプリを特集してるので活用してください!
寝る向きが明暗を分ける!?二日酔いにならない寝方
寝る前に水分を摂っておくだけで、翌日の二日酔いは高い確率で軽減させることができます。
そしてもうひとつ、布団に入ったら寝方や寝る向きにも注意しましょう。
それは、寝方や寝る向きひとつで翌日の体調が異なるといわれているからです。
寝る向きは「左向き」が推奨できる
インターネット、雑誌、いろいろな情報を見ると寝る向きは「右向きがいい」「いいや、左向きだ」というように、意見がはっきりと分かれていることがわかります。
では、本当のところはどちらが正しいのでしょうか?
正解は、左向きです。
それは、左を下にして寝るとリンパが流れやすくなって老廃物が体外へ排出差剃れるスピードが速まるといわれているからです。
また、左向きで寝ると食道と胃の接続部分が圧迫されないため、逆流性食道炎の予防にも役立つといわれています。
寝る向きを左向きにするという寝方ひとつで翌日の体調が変わるのなら、「左向き寝」を実践しないという手はありません。
翌日の二日酔いを予防したい方は、今日から「左向き寝」を実践し、二日酔いを予防してみてはいかがでしょうか。
うつぶせ寝はNG
うつぶせ寝は最も胃を圧迫する寝方であり、逆流性食道炎の原因になることがあります。
また、寝ている間に万が一吐いてしまった場合、うつぶせ寝では吐しゃ物が喉に詰まりやすくなって危険です。
特に普段からうつぶせ寝の癖がある方は、できる限り意識して「左向き寝」で寝ることを心がけてみましょう。
寝方は長年の癖で決まりますので、今日からいきなり寝る向きを変えろといわれても、なかなか実践できないかもしれません。しかし、寝方ひとつで二日酔い予防ができるなら、なんとか頑張って実践したいものです。
酔っ払っていると寝方や寝る向きを気にせずに布団に入ってしまうかもしれませんが、布団に入ったらなるべく寝方や寝る向きを意識して、左向き寝を実践してみましょう。
NGな二日酔い対策に注意しよう
最後に、二日酔い予防のNG対策についてご紹介します。
お風呂について
お酒を大量に飲んだあとはサウナに入ったり、湯船に浸かって身体を温めないように注意しましょう。
それは、湯船で身体を温めることによって血流が早くなり、アルコール成分が身体中に回るスピードが速まるからです。
お風呂に入るのであればシャワー程度で済ませるのがよいでしょう。
お酒によって脳が麻痺していると可運動機能をコントロールできず、怪我をしたり事故に遭ったりしやすくなります。
特に欲室は床が滑りやすいですので、シャワーを浴びる際には足元に十分注意しましょう。
寝る前に頭痛薬や鎮痛剤を飲む
アルコール成分を分解している間の肝臓の負担は大変大きく、他の成分の分解作業にまで手が回らない状態です。
頭痛薬、鎮痛剤も分解は肝臓が担います。
大忙しの肝臓に頭痛薬や鎮痛剤を入れてしまうと負担はますます大きくなり、肝機能の低下につながります。
頭痛薬や鎮痛薬を飲むのなら翌日まで待ちましょう。
カフェイン含有飲料を大量に飲む
コーヒーなどのカフェイン含有飲料には利尿作用がありますので、翌日のむくみの予防に役立つとされています。
しかし、これはカップ1杯程度の量の話であって、それ以上摂取すると脳が覚醒されて睡眠が妨げられます。
さらに、利尿作用がいつまでも続くことによって脱水症状を引き起こす原因になることもあります。
お酒を飲んだ後にどうしてもカフェイン含有飲料を飲みたいのであれば、飲みすぎないように注意しなければなりません。
それでも二日酔いになったら?
どんなに予防をしても、なるときにはなるのが二日酔いです。
予防をしても二日酔いになってしまったときには、とりあえず500ml程度の水を飲んで様子を見ましょう。
また、やや熱い温度のシャワーで血流を良くしたり、ややぬるめのお湯でじっくりと身体を温めてみるのも良いでしょう。
二日酔いで出勤しなければならないのなら、水分と糖質を摂って回復を待ちのが吉です。
サプリなどを常備している方は、併用してみてください。
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BARREL編集部では「健全な身体でおいしくウイスキーを飲もう!」をテーマに、二日酔い関連の記事を100記事以上書いてきました。
科学的根拠に基づいた改善方法から、よくわからない民間療法まで、毎日毎日試しています。
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