二日酔い対策は「予防が99%」!
二日酔い対策の基本は予防です。
そもそも二日酔いになってしまった状態からは、代謝を上げてアセトアルデヒドを分解することでしか症状を緩和できません。
まず、誰でもできる効果的な対策を4つほど明記します。
対策1:酔ったまま寝ない
これ、重要です。
寝る=代謝活動を止めるなので、酔ったまま寝ると血中のアルコールは分解されませんし、胃の中のアルコールが逆流して食道などを痛めます。僕はこれで逆流性食道炎になりました(寝るならせめて左向きで寝ましょう)。
理想は『酔ったなぁ』と感じてから4~5時間ですが、まぁ2時間くらい起きてればだいぶ違います。
もちろんその間にお酒飲んじゃダメですよ。
対策2:水を補給する
当たり前ですが水を飲みましょう。
理想的な量は、飲酒中にお酒と同量摂取すること。そして就寝前までに最低500ml、いけるなら1,000ml以上飲みましょう。
対策3:糖やビタミンを補給する
お酒を大量に飲むと肝臓の働きが鈍り、糖質の分解・代謝スピードが遅れます。
肝臓がアルコール成分を処理している間、糖新生がストップするので低血糖になりやすいのです。
低血糖にはポカリやコーラ、サイダーなど糖質を多く含む飲料が役立ちます。
ただしめっちゃ太りやすくなるので、お米やうどんなどの固形物は次の日にしましょう。
対策4:薬・サプリを飲んでおく
胃酸が逆流しやすい人は先にガスター10などH2ブロッカー胃腸薬を飲んでおくことをおすすめします。
あとは二日酔い対策サプリや飲みすぎ用サプリをうまく併用することです。
ここからはiHerbやAmazon、楽天などで買い切りで試せるおすすめの二日酔い予防対策サプリをご紹介しましょう。
格安おすすめ二日酔いサプリメント
二日酔い対策サプリは国内でもかなりの数が出回っていますが、成分の含有量としては物足りないものも多いのが実情。
個人的には成分の内容>含有量>品質だと思っているので、ドカッと量がとれて格安な海外産が安定しています。
オルニチンパウダー
過去イチといってもいいくらい効果があったのがこのオルニチンパウダー。
もう何回リピートしたかわかりませんが、どのブランドも品薄でiHerbでもAmazonでもあまり買えないという悲しい状態に。あぁ、もうキロ単位で輸入したい。
オルニチンは肝臓の働きをサポートして有毒物質であるアンモニアを無毒化します。さらにお酒を飲んだ後の疲労を抑える効果が示されています。
もともとシジミサプリやシジミの味噌汁がすごく効いたので、シジミに含まれる有効成分を大量に摂取したら効果抜群なんじゃないかと思って試したのがきっかけです。
これはマジで体感あったなぁ。
錠剤も試しましたが、パウダーのほうがいいです。効きもいいし、量がとれる。パウダーで摂れればブランドは特に関係ないです。
しかし良薬口に苦しとはよく言ったもので、とにかく変な味がします。苦くて少し塩気がある金属っぽい感じ?です。
最高にまずい、でも最高に効いた二日酔いサプリですね。
シリマリン
うちのサイトでは2017年初頭からかなり押していた二日酔いサプリで、最近ではだいぶ有名になってしまいました。
もともと大アザミは有名なメディカルハーブで、インドのアーユルヴェーダなどではかなり古くから肝機能の改善に用いられています。
中国やヨーロッパ諸国でもハーブティーなどで親しまれています。
医療の現場でも慢性アルコール依存症やウィルス性肝硬変の治療薬としても使用されている、エビデンスと実績があるサプリです。
最近では老廃物の体外排出作用でエイジングケアに使われたり、糖尿病や血液系統の病気の予防にも使われています。
たくさんのメーカーがシリマリンを出していますが、一粒300mg入っているものがおすすめです
クオリティ、価格、コスパ面を見るとCalifornia Gold NutritionかNow Foodsでいいと思います。
アーティチョーク
シリマリンの元であるアザミを直で摂りたい人には、こちらの「アーティチョーク」もおすすめです。
肝臓の機能を強化し、胆汁の分泌を促進してくれます。肝臓のダメージを和らげるだけでなく、血中コレステロール値や中性脂肪値を下げる働きがあることが報告されています。
そのまま食べる場合はがくの付け根と花の中央を主に食べます。
食物繊維が豊富で、糖尿病を予防する効果もあり、ファイバーフードとして人気です。
日本の野生あざみよりも大型で、ほろ苦さと淡い甘さがあります。豆に似たほくほくとした触感でやや青臭さがあるので、フキノトウとかに似てるかな。
タウリン
栄養ドリンクなどでおなじみのあのタウリンです。それの錠剤タイプ。
心臓や肝臓の機能を高めたり、血圧抑制、目の網膜を修復する働きが期待できます。
タウリンの一日の摂取量は500mgが目安で一日の摂取上限量は成人で3,000mgとされています。
が、しかし、過剰に摂取した場合でも副作用はなく、尿と一緒に排出されてしまうので、危険性はほとんどないと言われています。
一度に大量に摂取したからといって効果が急激に高まるということもないと言われているのですが、僕はそうでもないと思っています。
だいたい1,000mgの錠剤を4粒以上飲んだ時は次の日の二日酔いの抜けが格段にイイです。
そう、最低4,000mgからがスタートだ。
数年前とてつもなく安かった(100錠で500円切るくらい)のでガンガン摂取してました。
今も安いのですが、出荷制限をされていて手に入りにくくなっています(調べたところ税関の新規制に抵触する恐れがあるため、取扱いを一時停止しているとのことでした)。
数量は限られますが、iHerbではまだ取り扱いがあります。
BCAA
BCAAとは「バリン」、「ロイシン」、「イソロイシン」という体内では生成されることのない必須アミノ酸で構成された、筋力トレーニングを行っている方にはおなじみのサプリメント。
タンパク質成分を素早く吸収させる働きがあり、筋力、筋量アップに役立ちます。
BCAAの中のロイシンにはアルブミンやインスリンの合成を促進する作用があると考えられており、肝機能の低下に有効と言われています。
じゃあロイシンだけ摂ればいいのか?となるのですが、僕はスポーツもやっているのでまとめて摂取しています。
実際のところ、BCAAを日常的に摂り続けると二日酔いはかなり緩和される印象です。
僕は筋力トレーニング中と飲酒中によく飲んでいるのでだいたい毎日10g~15g程度はとっています。
この後紹介する「グルタミン」が入っているMRM社製のものが手っ取り早くておすすめ。
エクステンド社製もすごくおいしくて飲みやすいです。
EAA
こちらも筋トレ界隈、フィットネス界隈ではおなじみのアミノ酸系サプリ。
基本成分はBCAAの上位互換。
バリン、ロイシン、イソロイシン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン、リジン、トレオニン、メチオニンなど体内で合成できない必須アミノ酸9種を含んでいます。
筋肉の増強を促進し、分解を抑制。
さらには疲労も軽減してくれます。髪や肌、皮膚などにも効果があり、集中力アップも期待できる優れもの。
海外での評価も凄まじく高く、その筋合成作用に注目が集まっています。
BCAAよりも高価ですが、トレーニング時、そして飲酒後に常飲しています。次の日の疲れがまるで違う!
EAAも多くのブランドから発売されています。僕はパープルラースを使っています。
シトルリン
こちらはマラソンランナーなどのご用達、持久力アップのサプリです。
シトルリンを摂取すると、一酸化窒素が発生し、血管拡張・血流促進が促されます。
これにより血液中の酸素と栄養素の運搬量が高まり、筋肉への糖の取り込みが強化されるという仕組みです。
シトルリンは血流を改善するサプリなので、集中力、記憶力や、やる気UP、むくみ解消、冷え性改善、美肌、アンチエイジングなどいいことづくめなのですが、注目したいのはオルニチンと同様、アンモニアの除去効果と乳酸の消費促進。
アルギニンと1対1の割合で同時摂取することで一酸化窒素の産生がより大きくなります。
お酒を飲みすぎた後の内臓の疲労感が抑えられます。
アルギニン
上記のシトルリンとよく併用されるアスリートご用達のサプリ。
成長ホルモンの合成促進、脂肪の代謝を促して筋肉組織を強化を行います。成長ホルモンは成長期の10代で最も多く分泌され、加齢とともに減少し40代では約半分まで低下すると言われているので、年配の筋トレ民達も愛用していますね。
他にも疲労回復、免疫力アップなどに効果的。コロナをキッカケに摂取が増えたという人もいることでしょう。
アルギニンとシトルリンとオルニチンはいずれもアミノ酸の一種で、互いに密接に関わっています。
併用することで疲労回復の大きな効果を期待できます。
グルタミン
アルコールは肝臓で「アルコール→アセトアルデヒド→酢酸→水・二酸化炭素」の順に分解されるわけですが、アセトアルデヒドが分解しきれず全身に行き渡ると二日酔いの症状となってしまいます。
この過程で重要なのがL-グルタミン。
L-グルタミンは酵素によってできたNADHという物資の消費を促進させます。
「アルコール→アセトアルデヒド」の分解を速めることができれば、体内にアセトアルデヒドが停滞する時間を短くできます。これにより二日酔いの症状を軽くできるという寸法です。
また、アルコールによる胃痛、胃もたれは胃腸粘膜の損傷が考えられます。L-グルタミンは胃腸粘膜の保護・再生にも作用するので、お酒を飲む前後にL-グルタミンを摂取すると、胸焼けや胃痛などの軽減が期待できます。
グルタミン単体で摂取してもいいですし、肝機能改善が見込めるアラニンと同時に摂ってもよいです。
パープルラースのEAAはすごくおいしい!
酒飲みご用達のサプリメント
酒太り&中性脂肪がヤバい方必見!
お酒の飲みすぎで内臓脂肪がなかなか落ちないと嘆いている方、このセットが最高におすすめです。
ウェイトトレーニングやジョギングをしても中性脂肪がなかなか落ちなかった僕が、約2年間で中性脂肪を4分の1になりました。
ガレート型カテキン入りの緑茶(濃いみどり)の粉末にお湯を注いで、デキストリン5g、イヌリン5gを溶かして食事中に飲むだけ(ガレート型カテキンについては調べてみてください)。
僕は一日2食ですが、外食の際も水筒にこれを入れて持っていきます。
毎食飲むので習慣化が必須。
時間はかかりますが、高いお金払うダイエット法なんかよりずっといいと思います。
この濃いみどりとイヌリンとデキストリンはAmazonで在庫が豊富なので、たぶん僕の分はなくならないでしょう。
なお、ガレート型カテキン入りの緑茶はカフェインが結構入っているので、カフェインNGな人は↓のカフェインレスタイプがいいと思います。
濃いみどりよりちょっと割高になりますが、優茶はカフェインレスタイプのガレート型カテキン入りのお茶。カテキン類の合計値は140~260mg/100㎖
眠りが浅い人に「メラトニン」
脳の松果体から分泌される「睡眠ホルモン」がメラトニンです。
日本では医療品となるため、iHerbなどから個人輸入するしかありません。
メラトニンには覚醒と睡眠を切り替え、自然な眠りを誘う作用があります。
他にも細胞の新陳代謝を促したり、疲れを取り除く効果もあり、今、注目されているホルモンのひとつです。
寝る前の飲酒や喫煙はメラトニンを抑制することがわかっており、夜、中程度の量のお酒を飲むと、メラトニンは約20%抑制されると示唆されています。
お酒を飲んでから寝ると、眠りが浅くて睡眠不足になってしまう人。次の日爆睡して昼夜逆転してしまう人も多いかと思います。
そういった自律神経の乱れをメラトニンサプリをうまく使って補填してあげるわけです。
だいたい飲んでから20分くらいすると眠たくなってきます。1時間くらい過ぎると効果が薄くなるかな。短期的な副作用もほとんどないので、バグった睡眠時間を元に戻すのに使っています。あとめちゃ安い。
アシュワガンダも併用していましたが、こちらもいいです。ストレスを多く感じている、自律神経が乱れているなどの不調の方は併用してもいいと思います。
お酒による気持ち悪さ、胸焼け予防「亜鉛カルノシン」
ウイスキーやブランデーのようなアルコール度数の高い蒸留酒を飲み続けると、胸やけしやすいのが困りもの。
お酒を飲みすぎて逆流性食道炎になった僕は、お医者さんからネキシウムやガスロン、イトプリド塩酸塩、エクセラーゼなんかを処方されたわけですが、まずはしっかり休肝日を設けつつ予防をすべきと痛感しました。
この「亜鉛-Lカルノシン」は亜鉛とL-カルノシンを効率よく摂取できるサプリメントで、胃の粘膜を補修して胃腸の不快感、胃炎、胸焼け、消化不良、胃の痛み、吐き気、ゲップ、膨満感を和らげる効果が期待できます。
そもそも日本人は亜鉛不足が指摘されているので、積極的に摂取していきたいと思います。
最強の海外製青汁「オラックエナジーグリーンズ」
二日酔い対策サプリではないのですが、身体が必要とする要素のほとんど摂れてしまうスーパーサプリ。
二日酔いにも効果が見込める成分も幾つか含まれています。
一部を表記すると、超高級抗酸化物質で有名な冬虫夏草や霊子実体エキスをはじめ
- アガリスクの根
- アストラガラスの根
- スピルリナ
- ブロッコリースプラウト
- カムカム
- ゴジベリー
- アサイー
- マカ
- ウコン
- シリマリン
など。上記で紹介したシリマリンも少量ですが配合してます。
もうね、日本の青汁買うなら800%これを買ったほうがいい。
海外勢の口コミ・評判を見ても、「サプリメントをたった一つしか摂れないならどれ?」の問いにほとんどの方がこのオラックエナジーグリーンズを推しています。
マルチビタミンサプリやミネラルサプリ摂ってる人は、これひとつにまとめちゃったほうがいいです。
※記事は個人の感想です。効果には個人差があります。
シェイカーとサプリカッター(ピルカッター)
パウダー系サプリには必須のシェイカーです。
トレーニング中に飲むならナルゲンのOTFボトルが便利。ナルゲンはいっぱいカラーがあってかっこいい。
その他ブレンダーシェイカーはアイハーブで買ってます。
続いて海外製巨大サプリを飲みこむのに苦労している方へサプリカッターのご紹介です。
海外製のサプリはとんでもなく大きいものが多いです。
カプセルやジェルなどはミニサイズがあるのですが、2㎝を超える錠剤も多く存在します。
無理に飲みこむとめっちゃ嘔吐くので、サプリカッターを使いましょう。おすすめはこちら。
サプリで二日酔いを緩和しつつおいしいお酒を
たくさんのサプリを紹介してきましたが、これらを飲んだら即効で二日酔いが治るというものではありません。
様々な策を講じましたが、お酒の飲みすぎ状態を何日も続けた場合、確実に体は疲弊しますし、二日酔いにだってなります。
今回のサプリはあくまで予防です。
休肝日と併用して栄養素の補給に留意し、肝臓のパフォーマンスを上げていきましょうっ!
二日酔い対策やアルコール疲労改善に関して100記事以上綴ってきた当サイト。
サプリメントもここ5年で50種以上使って参りました。
その知見を元に、今なお使い続けている「二日酔い対策サプリ」「お酒太り解消」「睡眠補助」などのおすすめサプリを紹介していきます。
あんまり買われると僕の分がなくなるので、一人ひとつでお願いします!