ミカンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘系の果物にはビタミンCが多く含まれているイメージがあるため、飲むとなんとなく二日酔いが治りそうな気がします。
そして、柑橘系のジュースに含まれている成分を調べてみると、ただ「二日酔いが治りそうな気がする」のではなく、本当に二日酔い改善に効果的だということがわかってきました。
今回は、ミカンやオレンジジュースなど、柑橘系ジュースが二日酔いで気持ち悪い状態の改善に役立つのかどうか、考えてみることにします。
二日酔いに柑橘系果物が効くって本当?
柑橘フルーツが二日酔いの改善に役立つというのは本当の話ですが、柑橘類は何種類もあり、それぞれに含まれている栄養素が異なります。
柑橘類の種類ごとに含まれている成分をご紹介しつつ、それぞれにどのような効果を期待できるのか見ていきたいと思います。
ミカンジュース(100%果汁)
β-カロテンの含有量が飛び抜けて多く、次いでレチノール(ビタミンA)、ビタミンC、リンやカリウムといったミネラル成分が多いという特徴があります。
β-カロテンとレチノールとともにビタミンAに属しており、粘膜保護や目の健康維持に役立つ成分です。
また、ビタミンCは二日酔いの原因物質・アセトアルデヒドの分解促進、カリウムには利尿作用がありますので、アルコール成分や老廃物の体外排出効果を期待できます。
つまり、アセトアルデヒドが原因で起こる二日酔い頭痛を治す効果を期待できるということですね。
ただし、二日酔いで気持ち悪い感じがするだけでなく、吐き気があったり実際に吐くような状態なら、それは胃粘膜が荒れている可能性があるため、ミカンジュースの酸味がよけいにいの内部を刺激してしまう可能性が考えられます。
このようなときには無理にミカンジュースを飲まず、水を飲んで吐き気や吐く状態が治るまで待ちましょう。
オレンジジュース(100%果汁)
アサヒ飲料 バヤリース ホテルブレックファースト オレンジ100 200ml×24本
オレンジジュースもまたビタミンAの含有量が多いのですが、ビタミンCやビタミンBに属する葉酸の含有量も多いという特徴があります。
葉酸は健康な赤血球の産生や細胞分裂に必要な成分として知られていますので、貧血の方はもちろんのこと、立ちくらみが起こりやすい方にもおすすめできます。
昔の話になりますが、10代の頃に貧血気味だった私は、ホウレン草や人参、ゴボウ、レバーなどを医師から勧められてせっせと食べていた時期がありました。
そして、そのときの医師の話によると、オレンジジュースも貧血の予防や改善に効果的とのことでした。
現在ではすっかり貧血が治っている私ですが、疲れて軽いめまいを起こしたときにはオレンジジュースを飲むことがあり、確かに症状が改善されるような気がします。(もっとも、そのようなときにはなるべく多くの栄養素を摂ることを心がけますので、オレンジジュースだけの効果だけではないかもしれませんが。)
オレンジジュースもミカンジュースと同様、吐き気や吐く状態で飲むと胃を刺激する可能性がありますので、このような状態が治ってから飲んでくださいね。
グレープフルーツジュース(100%果汁)
トロピカーナ 100% グレープフルーツ 250ml×24本
グレープフルーツジュースはカリウムの含有量が飛び抜けて多く、また、ビタミンCも豊富です。
頭痛や吐き気、たる差などの症状だけでなく、顔や身体全体がパンパンにむくんで辛いという時にはこのジュースを飲んでみると良いでしょう。
ただし、グレープフルーツジュースは風邪薬や血圧降下剤、脂質異常症治療薬、抗ヒスタミン剤などの内服薬との飲み合わせが悪く、同時に摂取すると薬の効果が必要以上に促進される可能性があるといわれています。
市販薬の場合ではほとんど心配ないようですが、これらの治療薬を服用中の方はひとまず避けることが無難でしょう。
レモン果汁(ポッカレモン100)
ビタミンC、クエン酸、カリウムの含有量が多い果汁製品です。
ポッカレモン100は濃縮還元果汁ですので、ポッカレモン100にハチミツを少々加え、お湯で割るホットレモネードとして飲むのがおすすめです。
クエン酸の含有量が多いため、二日酔いの倦怠感でお悩みのときには特におすすめできるでしょう。
私はポッカレモン100が大好きで、二日酔いに限らずホットやアイスのレモネードを作って飲んでいますが、確かに疲労回復に役立つような気がします。
この製品はから揚げにかけたりドレッシングに混ぜたりと、さまざまな形で使うことができますので、ひとつ買っておくと便利ですよ。
このように、ひとくちに柑橘系ジュースといっても種類によって含有成分は様々で、期待できる効果にも若干の違いがあります。
二日酔い改善目的でみかんやオレンジジュースなどを摂る場合は、ご自身の二酔いの症状に合った種類を選んでみることをおすすめします。
応用できる、オレンジジュース(柑橘ジュース)のレシピをご紹介
オレンジジュースはそのまま飲んでもいいのですが、飽きてしまったり、バリエーションを楽しみたいのなら以下の方法もおすすめできます。
ただし、加工する分もともとの成分が変化することがありますので、この点についてはあらかじめ頭に入れておいてくださいね。
シャーベット
製氷器にオレンジジュースを流しこみ、そのまま冷凍庫で冷凍するというシンプルな方法です。
この方法では、ひと口ずつシャーベットを食べることがたできるため、一度に多くのジュースを飲めないときにはとても便利です。
シャーベット特有のシャリシャリ感を楽しむことができますので、一種類作っておいてみてはいかがでしょうか。
みかんやグレープフルーツ、スウィーティーなどの柑橘系果実を絞ってもOKです。
液体のオレンジジュースでは飲みにくいと感じても、この方法なら簡単に、しかも少しずつオレンジジュースを摂れます。特に二日酔いの頭痛が起こっているときにおすすめできるレシピです。
ゼリー
市販のゼラチンを使ってゼリーにする方法で、溶けたゼラチンにオレンジジュースを混ぜて、あとは冷蔵庫で冷やせば完成です。
ゼラチンは低い温度でも溶けますので、柑橘類の栄養素を大きく壊すことなく作れるというメリットがあります。
ただし、ビタミンCは熱に弱い性質がありますので、ついうっかり熱しすぎてしまうとせっかくの栄養素が破壊されています。
ジュースでゼリーを作る際には、低い温度でゼラチンを溶かすのがポイントです。
これらの方法は実際に私も実践していますが、特に外気温が高くなる季節では、二日酔いの改善目的だけでなく、食後のデザートとしてもおいしくいただくことができます。
また、どちらもご家族で楽しむことができるというメリットもありますので、ご興味がある方はぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
柑橘類を摂るならこの方法もおすすめ。二日酔い予防にも役立つ!
柑橘系のジュースは調理の手間もなく、お手軽に摂ることができます。
ただし果実をジュースにする過程で破壊される栄養素もありますので、自然な形で栄養素を摂りたいと思っている方は、果実を生のまま食べるという方法が最もおすすめできます。
ミカンなどはそのまま食べてしまったほうが手っ取り早いですね。
また、お酒を飲んでいる最中に柑橘類を摂ることが二日酔い予防に役立つともいわれていますので、お酒の合間にミカンやオレンジジュースを飲むという方法も実践してみると良いでしょう。
最近では、居酒屋などでも生のフルーツ入りのカクテルやカップフルーツをメニューとして提供しているところがあります。
また、生搾りサワーを提供しているところもありますので、そのようなメニューを上手に活用してみても面白いでしょう。
ただし、柑橘類は摂りすぎると内臓が冷えて下痢の原因になりますので、食べるのならほどほどを心がけることが大切です。
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