アルコールによる頭痛や吐き気は、アルコールの分解物であるアセトアルデヒドが体内に溜まり、脳の血管を拡張することで引き起こされます。
また、顔や身体がほてることもありますが、これもまた、アセトアルデヒドの影響なのでしょうか?
もしそうだとしたら、このほてりはどうすれば解消できるのでしょうか。
今回は二日酔いと同時に起こる顔や身体のほてりの原因や、その状態を改善する方法についてご紹介していきます。
二日酔いのほてりの原因
二日酔いと同時に起こる顔や身体のほてり、その原因は飲酒そのものとアセトアルデヒドによる影響です。
それでは、飲酒とアセトアルデヒドの生成とほてりの関係について考えてみましょう。
アルコール成分の血管拡張作用
お酒を飲み続けていると、やがて身体がポカポカと温まってくることがありますよね?
これは、アルコール成分によって血管が拡張し、急激に血流が早くなることで起こる現象です。
こうして血流が早くなると自然に放射熱量が増え、「暑い」「ほてる」と感じるようになるのです。
また、人によっては飲酒中に汗をかくレベルが異なり、大量に汗をかく場合は放射熱量が高いということが伺えます。
飲酒中には血流が早くなることで暑さやほてりを感じることがありますが、お酒を飲んだ翌日になってもほてりが治まらないというのは一体どういうことなのか。
これがアセトアルデヒドの作用です。
お酒の成分が分解される際にはアセトアルデヒドが生成されますが、実は、血中のアセトアルデヒド量が増えると、それによって血管が拡張されて顔や身体がほてるのです。
つまり、アセトアルデヒドが完全に体外へ排出されるまでほてりが続く可能性があるということですね。
お酒に弱い人は赤ら顔になることも
お酒に弱い人の場合では、飲み始めた直後から顔や身体が赤くなり、翌日になって二日酔いとともに赤ら顔になってしまうこともあります。
お酒が弱い人というのは、強い人と比べてアセトアルデヒドを分解する脱水分解酵素の量が少ないと考えられ、体内で生成されたアセトアルデヒドの滞在時間が長いという特徴があります。
つまり、アルコールの分解酵素が少ない、いわゆるお酒に弱い方は赤ら顔の状態が長く続く可能性があるということです。
お酒を飲んですぐに赤くなる、赤ら顔になるという話はこちらの記事でもご紹介していますので、ご興味がある方はご覧ください。
こちらの記事ではお酒に強い人と弱い人の差についても書いています。ご自身タイプを見分ける参考にもなると思いますよ。
二日酔いのほてりの解消法
二日酔いのほてりの原因についてはご理解いただけたのではないかと思いますが、いつまでもその状態が続くのではちょっと辛いですよね。
二日酔いのほてりを解消するためにはまず、アセトアルデヒドをいち早く体外へ排出させる策を講じなくてはならず、そのためには以下方法がおすすめです。
水をたくさん飲む
二日酔いと同時に起こっている可能性があるのが脱水症状で、この状態の改善には大量の水を飲む必要があります。
また、水をたくさん飲めば自然に水分代謝も良くなってきますので、アセトアルデヒドのスピーディーな体外排出にも役立ちます。
水は水道水でもミネラルウォーターでもかまいませんが、ミネラルウォーターを飲む場合では硬水はなるべく避け、軟水を飲むことをおすすめします。
というのは、硬水を大量に飲むと腸が強い刺激を受けることがあり、下痢になってしまうことがあるからです。
軟水には「キリンのやわらか天然水」「南アルプスの天然水」「い・ろ・は・す」などがありますので、二日酔い対策として用意しておくのなら、これらのいずれかを選んでおくと良いでしょう。
もしも味がない水はそんなに飲めないなら、リコピンやGABAなどの含有量が多いトマトジュースや、ビタミンCの含有量が多いオレンジジュースがおすすめです。
ちょっと風っぽいな…という時には殺菌作用があるカテキン含有のお茶(緑茶)がおすすめですよ。
どれも記事を書いていますのでご覧ください。
アイスノンなどで冷やす
ほてりを鎮めるには、とにかく水分を摂ってアセトアルデヒドを追い出すことが先決です。
これだけでずいぶんほてりが治まるはずですが、それでもなかなか治まらないときには、とりあえず保冷材やアイスノンなどで冷やしてみましょう。
また、お休みでご自宅にいるのなら、保冷材やアイスノンなどで冷やす前に温かいシャワーを浴びておくことをおすすめします。
アセトアルデヒドが体内に残っている状態で熱い湯船に浸かると二日酔いが悪化することがあるのですが、シャワーだけであれば、むしろ二日酔いの改善に役立つのです。
まずは水をたくさん飲んで熱いシャワーを浴びて、シャワーの次にはもう一度水をたくさん飲む。そして保冷材やアイスノンで冷やす。
この流れを繰り返せば体のほてりはかなり軽くなるはずですので、二日酔いのほてりでお困りなら、ひとまずこれらを実践してみて様子を見てはいかがでしょうか。
ほてりが長引くのは内臓がお疲れなのかも
- 最近ほてりが長くなった
- 夕方まで使い物にならないくらい二日酔いが長引く
- 体の中がだるくてあっつい。
- うまく眠れなくて寝不足
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この症状は、加齢ではなく臓器が疲れているせいかもしれません。
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