二日酔い予防薬を使いたいけれど、ケミカルな成分は肝臓の健康が心配…という方は多いです。
確かに、薬の成分は肝臓で分解、代謝されますので、あまりとりすぎて肝臓に大きな負担を与えるのは心配です。
それなら、漢方の牛黄(ゴオウ)ではどうなのでしょうか?
今回は、牛黄の二日酔い予防改善効果についてご紹介していきます。
二日酔い救世主、牛黄(ゴオウ)は漢方薬だった
牛黄(ゴオウ)という漢方は知っていますか?
牛黄は牛の胆のうまたは胆のうの中にできた結石を抽出して乾燥させた生薬ですが、どの牛からも取れるものではありません。
そのため大変貴重で、漢方薬店やインターネットショッピングなどではかなり高値で販売されています。
ということはかなり効果は期待できそう。
牛黄にはどのような効果があるのでしょうか。
強心作用
心機能を高める作用を「強心作用」といい、牛黄には動悸や息切れの予防、改善効果を期待できるといわれています。
降圧作用
血管の内部が狭くなると、心臓のポンプ機能がフル稼働し、それによって圧がかかり、高血圧の症状が現れることがあります。
牛黄には血管拡張作用があると考えられているため、血流をスムーズにすることによる降圧効果が期待できます。
抗炎症作用
牛黄には抗炎症作用があり、特に内臓疾患の予防に役立つといわれています。
この抗炎症作用は二日酔いサプリ系の定番ですね。
解熱作用
牛黄には体内にこもっている熱を放出させる作用がありますので、風邪のひき始めなど、微熱が出始めたタイミングで飲んでおけば症状の悪化を予防することができます。
鎮静作用
交感神経の働きが活性化すると、イライラや不安、不眠などの症状が現れやすくなります。
このような精神状態のときに牛黄を飲むと症状の緩和に役立ちます。
肝臓保護作用
牛黄には胆汁の分泌促進作用があるため、肝機能の保護に効果的とされています。
二日酔いに効く理由はこの辺りにありそうですね。
牛黄は二日酔い予防にも効果的!
牛黄の効果についてざっくりとご紹介しましたが、たしかに牛黄には肝機能作用があることがわかりました。
では、胆汁が正常に分泌されると肝臓には何が起こるのでしょうか?
胆汁は胆のうという部分に貯蔵されている消化液で、食物が十二指腸に到達した時点で胆のうから排出され、脂肪の乳化とタンパク質の分解を助ける働きをします。
お酒の飲みすぎなどで肝機能が低下すると、胆汁の分泌量が減って、血中のビリルビンという色素が増えます。
こうして黄疸などの症状が現れることがあります。
つまり胆汁の分泌を促進する牛黄を飲んでおくことが肝機能向上に役立ち、ひいては二日酔いの改善にも役立つことになります。
特に毎日大量のお酒を飲み続けるなどしていると、知らず知らずのうちに肝機能が低下し、胆汁の流れが滞ることがあるわけです。
この胆汁を流れやすくしてくれるのが牛黄だということなんですね。
二日酔い時の牛黄の飲み方
一般的な市販薬や処方薬の場合、アルコール成分であるアセトアルデヒドが抜けきっていない状態では飲まないほうが良いとされています。
それは、薬の成分によってはアルコール成分の働きによって効果が左右されることがあり、なおかつ肝臓への負担が大きくなるためです。
では、牛黄ではどうなのでしょうか?
牛黄は漢方薬に分類されているため、市販薬や処方薬とは性質が異なります。
しかし、漢方薬であっても薬効成分が配合されていることには変わりなく、お酒との同時摂取はもちろんのこと、お酒を飲んだ直後の服用はおすすめできません。
牛黄も製品によって異なりますので、各製品の説明書をよく確認したうえで、容量・用法を守って飲みましょう。
牛黄は、容量を守らないと発疹などの副作用が現れやすくなるといわれていますので、飲んですぐに効かないと思っても、何粒も飲まないように注意しましょう。
牛黄の飲むタイミング
個人的に牛黄を試してみて、最も効果のあったタイミングは、お酒を飲む2~3時間前です。
もちろん、牛黄は生薬ですのでどのタイミングで飲んだとしてもそれなりの効果は期待できるでしょう。
しかし、実際にお酒を飲んでその成分が肝臓に運ばれると、肝臓は一気に酷使されることになりますので、そのような状態で牛黄を飲んでもその効果が十分に発揮されない可能性があります。
つまり、牛黄を飲むのならお酒を飲む前がベストだということです。
余談ですが、夜の街にて働く女性の中には、お酒を飲む前に牛黄を飲むと「シャンパンが水になる」という噂すらあるようです。まさに水商売。
この噂が本当か嘘かは定かではありませんが、これが本当の話なら牛黄の実力はなかなかのものですので、その効果を最大限に実感するためにも牛黄はお酒の前に飲んでおきましょう。
ちなみに編集部で飲んだ時は残念ながらそこまで二日酔いでなかったので、わかりませんでした。というのが正直なところです。
ただ、肝臓の疲れには効いたようで、翌朝はスッキリ快調でした(ヘパリーゼの記事の直後だったので、そっちの錠剤も効いたのかも。)
牛黄はどこで売ってる?マツキヨで買える?
肝機能向上効果を期待できる牛黄。
コンビニや薬局で売っているのはあまり見かけませんね。一体、牛黄はどこに売っているのでしょうか。
牛黄は漢方専門店で入手することができます。
最近では、漢方薬店のインターネット販売や、インターネットのショッピングサイトでも取り扱いがあります。
また、漢方薬の取り扱いがあるマツキヨなどのドラッグストアチェーン店でも牛黄が配合されている薬(救心)を販売していますので、ご興味がある方はそのような店舗に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ただし、牛黄はかなり高価な薬ですので、実際に商品の価格を見て驚かないでくださいね。
私の場合ではインターネットで牛黄の価格をいろいろと調査してみたのですが、その価格にびっくりしました。
たったの2包でこの価格!
他にも牛黄の価格を色々調べてみましたがやはり高い!30000円を超える粉末タイプも!
これはあくまで一例ですが、1回あたり1,000円以上の薬を飲むとなるとかなり勇気が必要なのではないでしょうか?
さすが、超希少な漢方。この価格帯を見ても、効果にかなり自信があるのでしょう。
とてつもなく稼いでいるとか、お酒を飲むのを仕事にしているような方以外は、牛黄を毎回の二日酔い改善薬として活用するという考え方はあまり現実的ではない気がします。
薬にかける必要についての考え方は人それぞれだとは思います。
私がプライベートで牛黄を二日酔いの改善に役立てるのなら、大酒を食らった翌日にどうしても出席しなくてはならない会議があるなど、「いざというとき」の砦にすると思います。
今回は経費でよかった(笑)
このように、牛黄はとても希少性が高く高価な漢方薬ですが、上記で少し触れた救心や牛黄清心丸や牛黄清心元なら、牛黄カプセルよりも安価な価格で購入できます。
牛黄カプセルはちょっと高すぎますので、二日酔い対策として牛黄を用意しておくのなら、救心や牛黄清心丸や牛黄清心元のほうがおすすめできるかもしれません。
牛黄清心丸や牛黄清心元はインターネットでしか購入できないようですが、救心はマツキヨなどで入手できますので、ご興味のある方はマツキヨに足を運んでみてはいかがでしょうか。
飲んでいる最中の工夫も大切
牛黄のすごいパワーはなんとなくわかりましたが、牛黄は高額なので、毎日飲むことを考えるのであれば、あまり現実的ではなりません。
また、牛黄だけに頼っていると、いざそれがなくなったときの肝機能の低下が心配です。
それなら、お酒を飲んでいる最中にできる二日酔い予防対策を行ってみてはいかがでしょうか。実際に私が行っている対策は以下の通りです。
飲んでいる最中と飲んだあとに水を飲む
飲んでいる最中に水を飲むなんてかっこ悪い!なんて思わないでください。
これは本当に効果的なんです。
私はほとんど毎日のようにお酒を飲み、時には飲みすぎることもあります。
しかし、この方法るをる実践するようになってからというもの二日酔いしにくくなり、二日酔いになったとしてもそれほどひどい症状は出ませんよ。
タンパク質の含有量が多い食品を食べる
もう一つは高たんぱくな食事を心がけること。
タンパク質の摂取はアルコール成分の吸収スピードを遅らせるといわれています。
枝豆や冷ややっこなどは、自宅でも摂りやすいですし、居酒屋などでも定番のメニューになっているので摂りやすいと思います。
また、私個人的にはチーズを食べておくと酔いにくくなり、翌日には二日酔いになりにくい気がします。
これらの方法は手間がかかるわけではなく気軽に実践できますので、二日酔いを予防したい方はぜひ、実践してみてくださいね。
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