二日酔いの予防対策といえばウコン。
ウコンといえば、クルクミンという成分が含まれていることで有名です。
少し前までは、クルクミンが二日酔いの救世主とされていましたが、現在では、クルクミンの二日酔い予防や改善効果は怪しいという声も挙がっています。
こう聞くと、ウコンを信じてお酒の前後に飲んでいた方にとってはショックかもしれません。
しかし、クルクミンにはさまざまな効果が期待できることは確かなようですので、飲んで損をするということはないでしょう。
今回はそんなクルクミンの真実について迫ってみようと思います。
クルクミンとは?二日酔い改善効果はあるか
先ほどの二日酔いに効果がないかも…という話。ちょっと心配ですよね。
では、クルクミンには本当に二日酔い改善効果を期待することができないのでしょうか?
効果・効能については研究途中
結論からお話ししますと、クルクミンの効能・効果については現在研究途中であるため、効果はあるともないともいえないのが現状のようです。
そして、その根拠として挙げられているのが、クルクミンは体内に吸収されにくい成分だということです。つまり、この成分を含むウコンをせっせと飲んでも二日酔い効果を期待できるかどうかわからないという結論に落ち着くということです。
しかし、最近ではクルクミンの吸収率アップを謳った製品も販売されていますので、以前のウコン配合食品よりかは二日酔い改善効果を期待できるかもしれません。
実は、私自身「クルクミンが含まれているウコンサプリタブレットさえ飲んでおけば大丈夫」と考えている一人でした。
クルクミンの効果がわからないとなると、さて、どうしたものか…。
まあ、まだ完全にクルクミンの効果が否定されたわけではありませんので、とりあえず研究で導き出される答えを待つしかありませんね。
プラセボ効果という話も…
薬やサプリ、ドリンク剤に含まれている成分の効果を信じて飲むと、実際に効果が現れた、あるいは効果が現れた様な気がするという現象が起こることがあります。
この現象はプラセボ(プラシーボ)効果と呼ばれ、クルクミンが二日酔いに効いたという根拠のひとつとして挙げられています。
私は「クルクミンは効く」派で、ウコンタブレットを飲むと本当に二日酔いになりにくい気がしているのですが、これはもしかするとプラセボ効果かもしれませんね。
また、クルクミンがきちんと体内に吸収されれば、二日酔い改善効果とは別に、「アレルギー改善効果」、「抗酸化効果」、「抑うつ改善効果」などの効果も期待できるそうです。
二日酔い改善効果以外にもこれらの効果を期待できるとしたら、ウコンを配合した食品やサプリメントを摂取する価値があると考えることができるでしょう。
ウコン(クルクミン)の吸収率15倍にするレシピ
それではここでひとつ、役に立ちそうな情報をお伝えしましょう。
それは、クルクミンを加工して体内への吸収力を高める方法です。この方法はメルボルン大学の論文により明らかになった「吸収率15倍のウコン」を作るレシピです。
それほど手間がかかるものではありませんの、でご興味がある方はぜひ、実践してみてください。\
【用意するもの】
- ウコンパウダー:300g
- バターミルクパウダー:140g
- ヨーグルト:100g
【手順】
- 1ℓのお湯を45℃まで温めて、140gのバターミルクパウダーを溶かす
- 1.を一晩冷蔵庫で寝かす
- 100gのヨーグルトと300gのウコンパウダーを混ぜる
- 2.と4.を混ぜて冷蔵庫で一晩寝かす
この方法であれば、クルクミンの体内吸収率がグッとアップするというのです。
簡単そうだし、編集部でも近々やってみようと思います。ウコンパウダーやバターミルクパウダーは、インタネットの各ショッピングサイトで販売されています。
調査したところもっとお手軽にクルクミンの吸収率を上げた成分が販売されていました。特許製法で個人的にはドリンクよりもはるかに体感がありました。
編集部でも実際に試したので参考にしてみてください。
ウコンには2種類ある。二日酔い改善は秋ウコンをセレクト
クルクミンの効果についてはひとまず置いておくとして、もしも効果があるとするのなら、どのようなウコンを選ぶとよいのでしょうか?
ウコンには春ウコンと秋ウコンがあり、それぞれに異なった特徴があります。
春ウコン
クルクミンの含有量は少なく、精油成分やミネラル成分の含有量が多い種類です。
精油成分には、ターメロンやシネオール、アズレンなどの種類があり、動脈硬化予防やコレステロール値の正常化、がん抑制作用があるといわれています。
また、春ウコンにはカルシウムやカリウム、鉄、マグネシウムなどのミネラル成分が含まれていますが、これらにはむくみ予防効果や貧血予防効果などの効果を期待できるとされています。
クルクミンの含有量が少ないことから、この種類のウコンは二日酔い予防のための製品というよりも、漢方薬などに生薬として配合されていることが多いようです。
秋ウコン
春ウコンの約10倍程度のクルクミンを含有することから、ほとんどの二日酔いの予防や改善を目的とした製品には、この種類のウコンが配合されています。
この種類のウコンにも精油成分やミネラル成分を含有してはいますが、その含有量は春ウコンよりもはるかに少ないため、クルクミンの含有量が多い秋ウコン=二日酔いに効くという説が浮上したのでしょう。
このように、ウコンは2種類ありますので、二日酔いの予防や改善であれば秋ウコン、健康増進であれば春ウコンと覚えておいてみてはいかがでしょうか。
クルクミンの過剰摂取で副作用
「一般的には体内に吸収されにくいといわれているクルクミンでも、加工すれば体内吸収率が高くなる可能性がある」ということはレシピからも明白です。
こんなことを聞くと、できるだけ多くのクルクミンを体内に取り入れようと、ガンガン摂ってしまう人が出てくるかもしれません。
ですが、これは絶対にやめましょう。というのは、クルクミンは過剰摂取することで、ある弊害が現れるリスクが高まる可能性があると考えられているからです。
その弊害とは、肝機能障害です。
クルクミンには肝機能の向上や胆汁の分泌促進作用があり、これが二日酔いの予防や改善に良いとされている理由です。
しかし、胆汁管障害や胆石などの既往歴がある方や現在これらを治療中の方の場合では、クルクミンの過剰摂取で症状が悪化する可能性が高まるのです。
また、肝機能が低下している方がクルクミンを過剰摂取した場合では、さらに肝機能が低下して肝硬変などを発症するリスクが高まるといわれています。
二日酔いの予防や改善のために摂ったクルクミンのせいで体調不良が起こってしまっては、元も子もありません。
胆汁管や肝機能に問題がある方はもとより、健康体の方も、クルクミンの過剰摂取には十分に注意する必要がありそうです。
特に現在何らかの病気を治療中の方は、ひとまずかかりつけの医師に相談して、どの程度の量のクルクミンなら摂取してもかまわないのか確認してみると良いでしょう。
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