二日酔いで気持ち悪くなったり吐いたりするのはもちろん辛いですが、二日酔いの頭痛の辛さも相当なものです。
二日酔いの原因はもちろんお酒の飲みすぎですが、二日酔い頭痛は飲酒による低血糖や脱水症状が直接原因で起こるといわれています。
二日酔いの頭痛があまりに酷いと薬に頼りたくなるのですが、市販されている頭痛薬や鎮痛剤は二日酔いの頭痛にも効くのでしょうか?
今回は、カロナールが二日酔い頭痛に効果的かどうか検証してみることにします。
ロキソニンとの比較もあわせてご紹介しますので、二日酔いの頭痛でお困りの方は、ぜひ、参考にしてみてください。
カロナールの成分を種類ごとにご紹介!
カロナールには、200、300、500と3種類のラインナップがありますので、まずはこれらに配合されている成分からご紹介してみます。
基本的には成分の含有量が違うというだけです。
カロナール200
アセトアミノフェンを200㎎配合した種類です。
アセトアミノフェンとはアニリン系に分類される解熱鎮痛成分で、発熱、頭痛、歯痛、腰痛、関節痛、生理痛などの改善薬として用いられています。
カロナール300
アセトアミノフェンを300㎎配合した種類ですので、カロナール200で効果を実感できなかった方におすすめできそうです。
カロナール500
アセトアミノフェンを500㎎配合した種類で、ご紹介している中では飲み方に最も注意が必要です。
カロナールを飲むタイミングと注意点
カロナールは解熱鎮痛剤の中では比較的副作用が少ないといわれていますが、それでも飲み方を間違えると体調不良が起こる可能性が否めません。
それでは、カロナールの飲み方についてご紹介しましょう。
カロナールを飲むタイミング
カロナールの薬品ガイドを確認してみると、「できるだけ空腹時を避けて服用」というような説明がなされています。
さらに、1回目の服用から次回の服用までの感覚は4~6時間以上空けるという説明もありますので、ここまでは他の内服薬とあまり変わりはありませんね。
ただし、少し気になることがあります。
それは、カロナールの効能・効果には「二日酔いの頭痛」という文字が見当たらず、ただ単に「頭痛」と記されているということです。
風邪などの頭痛と二日酔いの頭痛では、そもそも起こる原因が異なります。
なのでこの効能・効果を見る限りでは、二日酔い頭痛に直接効果的ではないと考えられます。
また、仮に二日酔い頭痛に効果を期待できるとしても、カロナールは緩やかに作用する薬のため、即効性は期待できないでしょう。
カロナールの服用量について
カロナールは現れている症状によって服用量が異なり、頭痛の場合では1日300~1000㎎までとなっています。
カロナール500㎎の紹介で「500㎎は注意が必要」とお話ししたのは、2錠飲んだらそれだけで1000㎎となり、誤って3錠飲んだ場合では1500㎎と、1日の服用量を超えてしまうからです。
では、カロナールの成分・アセトアミノフェンを大量に服用するとどのようなことが起こるのでしょうか?
カロナールの副作用
カロナールは副作用のリスクが低い解熱鎮痛剤だといわれていますが、それでも副作用がまったく起こらないということではなく、体質によっては以下の副作用が起こることがあります。
- ショックやアナフィラキシーショック
- 発疹や水庖
- ぜんそく発作の誘発
- 黄疸
- 肝機能障害
これらが、カロナールで起こる可能性がある主な副作用です。
中でも気になるのは肝機能障害。
二日酔いになっているということは、肝機能がまだ回復途中だということを示しているため、カロナールの過剰服用で肝臓に悪影響が及んだら、それこそ元も子もありません。
カロナールを服用するなら必ず用法容量を守り、服用で異常が現れた場合には服用を中止し、内科医に相談することをおすすめします。
どっちが効く?ロキソニンとの比較
カロナールの有効成分はアセトアミノフェン、ロキソニンの有効成分はロキソプロフェンという違いがあります。
そして、アセトアミノフェンがゆっくりと作用するのに対し、ロキソプロフェンは短時間で作用するという違いもあるのです。
では、ロキソニンは二日酔いの頭痛改善に効果的なのでしょうか?
実は、ロキソニンもまた一般的な頭痛改善効果は期待できるのですが、二日酔い頭痛に効くかどうかはわかっていません。
カロナールやイブ、バファリンやロキソニンなどは二日酔い頭痛には無意味?
カロナールやイブ、バファリン、ロキソニンは風邪や片頭痛などの改善効果は期待できますが、二日酔い頭痛に効くという確証はありません。
「カロナールやロキソニンが二日酔い頭痛に効いた」という話は実際に見聞きしますが、エビデンスが存在しない以上、そのような話は真に受けないことです。
二日酔い頭痛をなるべく短時間で改善したい場合、糖質を摂って低血糖の状態から抜け出す、水分を多めに摂ってアセトアルデヒドを体外に追い出す工夫をするなど、薬に頼らなくてもできることはあるはずです。
また、どうして薬に頼りたいというのなら、市販の解熱鎮痛剤ではなく、ヘパリーゼなどの二日酔い改善効果を期待できるサプリを飲用するほうが効果が高いと思います。
ロキソニンをはじめ、イブやバファリンなど市販の頭痛薬が二日酔いに対して効果的かどうかは別の記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
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