まとめて試飲できる!オリジナルのボウモアセット
これで覚える!ボウモアの基本のキ!!
ボウモアのフレーバーがよくわかる、ボウモアの小瓶セットを作ってみました!
ボウモア12年、ボウモア10年、ボウモア15年とボウモアの垂直飲みが出来るセットです。
- ボウモア 12年 (40度)
- ボウモア 10年 ダーク&インテンス (40度)
- ボウモア 15年 ゴールデン&エレガント (40度)
30mlセットと100mlセットから選べるので、少しずつ飲み比べて、ボウモアの短熟~長熟の違いを確かめてください。
ボウモア×シェリー樽・ボウモア×バーボン樽
2017年リリースの免税店向けボウモアセット。
ボウモア ダーク&インテンス 10年、ボウモア ゴールデン&エレガント 15年、ボウモア ディープ&コンプレックス 18年の3本セット。
ボウモアの「造り分け」の技術とクオリティを感じていただくにはぴったりです。
上のセットでボウモアのスタイルを知った後、どの樽で熟成したタイプが好きか理解しておくと、これからリリースされる新作のボトル選びに役立ちます。
ボウモアの発祥と製造場所の紹介
ボウモア蒸溜所があるのはスコットランドランドの孤島、アイラ島です。ボウモアという名称はゲール語で「大きな岩礁」を意味します。
アイラ島で作られる多くのウイスキーは麦芽を発芽させる為にピート(泥炭)を焼いた熱を利用します。この時に出る煙が麦芽にまとわりつき、特有のスモーク香が生まれます。
さらにアイラ島のピートには海藻が多く含まれている為、アイラ島唯一無二の磯臭さやヨード臭が含まれ、その香りが麦芽に宿るのです。
またボウモア蒸溜所で作られた原酒は海岸に近い倉庫に保管されるため、潮風を浴びながら熟成されます。ここでも特有の磯臭さが宿るとも言われています。
ボウモア特有の蜜のような甘みを持ちつつ、しっかりとしたスモーク感、ヨード、磯の香りを楽しめるのはアイラ島の自然の恵みからくるものなのです。
またボウモアはアイラ島で唯一エリザベス2世女王が訪問した由緒正しき蒸溜所でもあり、その際歓迎用の特別なウイスキー樽を作り、今も倉庫の奥に飾っているそうです。
ボウモアの歴史
ボウモア蒸溜所が創業したのは1779年。
しかし経営運に恵まれず度重なる所有者の入れ替わりがありました。
1837年 Wm & Jas Mutterが蒸溜所を買収
1892年 英国の実業家に買収。ボウモア・ディスティラリー・カンパニーへと改称
1925年 J. B. Sheriff & Company
1929年 DCL(Distillers Company Ltd. / 現在のディアジオ社)
1950年 William Grigor & Sons
1963年 スタンレー・P・モリソン(Stanley P. Morrison)
数々のオーナーを経て落ち着いたのが創業から200年近く経った1989年のこと。
日本の酒類メーカーサントリー(現:サントリーホールディングス)が30%の資本を買い取り、1994年に完全にオーナーとなりました。
ちなみにサントリーの参入前は、経営が悪化し過ぎており蒸溜所はあるもののしっかりと稼働できずにいて、熟成用の樽も古いものを再利用していました。
この悪化した状況に資本参入したサントリーが経営の建て直しを実施し、現在の行き届いた設備に改善しました。
2014年にサントリーホールディングスがビーム社を買収したことにより、ビーム社は社名を「ビーム サントリー」と改称しました。
現在はサントリーホールディングスが子会社のビーム サントリーを介してボウモア蒸溜所のオーナーとなっています。
ボウモアの製法(作り方)
ボウモアでは未だに昔ながらのフロアモルティングという、床の上で大麦を発芽させる伝統技法を行っています。
大麦がある程度発芽したら芽の成長を止める為、ピートを焚き、その熱で大麦を乾燥させます。
ピートを焚いて乾燥した麦芽は粉砕されステンレス製のマッシュタンに入れ温められた仕込み水と混ぜ合わせ時間をかけて濾過し、麦汁を絞り出します。
絞り出された麦汁はオレゴンパイン材の発酵槽に入れられ48~62時間かけて発酵。アルコール7~8%の醪(もろみ)となり、小型のポットスチルで蒸溜してアルコール濃度を高めます。
ボウモアのポットスチルは初留2基、再留2基の計4つ。
2回の蒸溜を経てアルコール度数69%のニューメイク(原酒)が出来上がります。
しかしボウモアでは出来上がったニューメイクの全てを貯蔵するわけではなく、上質な香味を持った箇所のみを選び、樽に詰めて熟成させます。
使用する主な樽はホワイトオークのバーボン樽、スパニッシュオークのシェリー樽の2種。
バーボン樽70%、シェリー樽30%の比率で使用されています。
ボウモアでよく例えられる「蜜のような甘み」にはこちらの使用されている樽の比率が大きく関わっていることが分かります。
その他にもマディラやボルドーのワイン樽、ジャパニーズオークのミズナラ樽も一部使用しています。
多くの原酒をヴァッティングすることでボウモアならではのスモーキーかつ甘みのある、絶妙なバランスの味わいを出すことができるのです。
ウイスキー「ボウモア」のラインナップ
ウイスキーの飲み進めの基本は『縦飲み』です。
垂直飲みともいいますが、同じ銘柄で年代の違うものを飲み比べていきます。
同じ銘柄であれば、基本的な味の傾向が共通しているため、失敗が少ないからです。
既に終売してしまった銘柄、原酒不足のため休売してしまった銘柄なども随時更新する予定です。
過去のものでも個性や特徴は引き継いでいるものが多いので、参考になさってください。
ボウモア 12年
現在販売されている中でボウモアのレギュラーボトル。
初めて飲むウイスキーはボウモアだったという人も最近増えています。
非常に好バランスで、アイラモルトの全体像を知るのに適しています。
酒齢12年以上の原酒をヴァッティングして作られたこのボトルは、アイラモルトらしいピート・スモーク香、そしてグレープフルーツのような柑橘系の爽やかな香りが漂います。
煙たいだけでなく、口に含むと蜂蜜のような甘みが後を追い、ビターチョコのような余韻が長く続きます。
ロックはもちろん、水割りやハイボールにしても決して腰砕けにならずどんな飲み方でも楽しめる、多様性に富んだボトルです。
ラフロイグやアードベッグなど、どぎついアイラ系モルトの洗礼を受け「アイラモルトはちょっと苦手…」という方でも、ボウモアなら受け付けられる、そんな飲みやすいボトルです。
ストレートはアルコールの刺激が強く感じられるかもしれませんのでロック、またはハイボールなどでお召し上がり頂くことをお勧めします。
ボウモア 15年 ダーケスト
こちらはバーボン樽で12年以上熟成させた原酒を、オロロソ・シェリー樽で3年間以上熟成させたボトル。
バーボン樽由来のバニラ感、後熟のシェリー樽からくる甘みとフルーティー感を余すところなくダイレクトに味わえるお得なボトルです。
原酒の酒齢は12年と3年しか変わりませんが、飲み比べるとかなり大きな違いがあります。
カカオの香ばしさ、そして干しブドウのような酸と甘みを強く感じさせます。ダーケストの名称は言い得て妙です。
ボウモア12年をよく飲まれている方は飲み比べしてみるもの面白いでしょう。
ボウモア 18年
酒齢18年以上の原酒をヴァッティングして出来たボトルです。
やや赤みがかった美しいブラウンカラー。
12年と比べるとアルコールアタックはソフトで、シェリー樽由来の甘みが際立ちます。
香りはスモーキーでありながらクリーミー、完熟フルーツのような爽やかさも有します。
味わいもスモーキーさが先にきて、後からドライフルーツ、ビターチョコが追いかけます。
酒齢18年ということもあり、ウッディな樽香の余韻が長く続く贅沢な逸品です。
ドライフルーツ入りのチョコレートなど、ややビターなスイーツをおつまみにストレート、またはロックで是非。
バランスと熟成年数を考えるとお手頃感はあります。
ボウモア 25年
最低25年熟成させたシェリー樽原酒とバーボン樽原酒をヴァッティングしたボウモア最上級のボトルです。
色は赤みがかった濃い褐色。色味からもわかる長期熟成ならではの円熟した味わい、香りが期待できます。
ピートの香りは弱く、うっすらと鼻をかすめる程度。シェリー由来の甘やかさと、ハーブ、バニラが漂います。
味わいについては、ラムレーズン、やや硬めのドライルフーツケーキ、濃厚なチョコレートのコク、ウッディで深い余韻。
まさに完熟という言葉がぴったりくる、贅沢なボトルです。
「サンフランシスコ ワールド スピリッツ コンペティション」でも最高賞を受賞しています。
ボウモア ナンバーワン
2018年5月22日発売された非常に強気なネーミングの「ボウモア ナンバーワン」。
ボウモア蒸溜所が所有する貯蔵庫の中で一番古い、「ナンバーワンヴォルト-No.1 Vaults-(第一貯蔵庫)」で熟成させたファーストフィルバーボン樽の原酒を100%利用しています。
この貯蔵庫は海に近い海抜0メートルに位置し、風が強い日にはまともに波しぶきを受け、原酒は潮の香りに満ちるのです。
バニラビーンズの香り、そしてドライで強めのピートスモーク。
味わいはシナモンを感じ、ジワリと甘じょっぱい。ただし熟成感はあまり感じないので、往年のボウモアファンからすると印象を違えるかもしれません。
濃いめのハイボールにすると実に美味しい。
ボウモア ヴォルト
こちらは2018年6月にリリースされたノンエイジのカスクストレングス、限定ボトルです。
VAULTは「金庫・貴重品保管室」などの意味を持ち、特別な熟成庫で寝かせた原酒をボトリングしていることを意味します。
ヴォルトをつくる熟成庫は海抜0メトールに位置する第一貯蔵庫でボウモア熟成庫の中でも特別な存在。
普段から磯の香りで満たされる倉内ですが、満潮時にはそれが更に強みを増すと言われています。
またこの熟成庫は世界最古の貯蔵庫とも言われておりボウモアの中でも特別貴重な原酒が眠っている熟成庫です。この貯蔵庫から数々の名酒を世に送り出しました。
そんな特別な熟成庫で作られたボトルである「ボウモア ヴォルト」はしっかりとバニラ、ココナッツ、パッションフルーツや焦がした麦の香り。
どっしりとしたボディ、味わいはドライマンゴーの香りが先にきて、後からボウモアならではのスモーク、ヨード香りが追いかけます。
12年に比べベリー系の香りと味わいが長く続く為、かなりの長熟品と感じる方も多いようです。
心地よい余韻が楽しめるボトルです。
ボウモア デビルズカスク(Ⅲ)
2014年2月からリリースされ、第3段のthirdでリリースを終了した人気シリーズ。
オロロソシェリーで3年間漬け込んだスパニッシュオークのシェリー樽で10年間熟成させた原酒のみを使用した限定ボトルです。
ネーミングの由来はアイラ島にあるキラロウ教会が舞台となります。
同教会は町を見渡す丘の上にあり、悪魔が潜むことがないように、身を隠す影となるスペースをなくすためユニークな設計で作られていました。
しかし一度だけ悪魔が入り込み、ミサの最中に発見され、島民総出で捕まえようとしました。
しかし悪魔は必死で逃げ、丘を下り海辺にあるボウモア蒸溜所の第一貯蔵庫に身を隠したそうです。
貯蔵庫ではちょうど職人たちが出荷のために船に樽を詰め込んでいるところだったので、悪魔は樽の中のボウモアウイスキーに潜り込み、島から逃げ出したという逸話。
この昔話には複数のパターンが存在し、悪魔は幾つかのウイスキー樽に分裂して入り込み世界中に散らばった、というものもあるそうです。
アルコール度数57%。ハイプルーフですがそれを感じさせない飲みやすさ。
甘くて飲みやすい!と調子に乗ってクイクイ飲んでしまうと悪魔にコロッとやられてしまう…そんなボトルでもあります。
香りはシェリー樽特有のレーズン、ダークチョコレート。熟し色気のあるエキゾチックな芳香を放ちます。
口に含むとオイリーでマンゴーやイチヂク、オレンジマーマレードの風味、その後にスモーク、僅かな潮の香り。
南の島で夕暮れを感じるような長くウッディな余韻が楽しめます。
2017年免税店向けシリーズ
ボウモア 10年 ダーク&インテンス
2017年に免税店向けにリリースされた3アイテムの内の一つ。他には15年ゴールデン&エレガント、18年ディープ&コンプレックスがあります。
スペイン産のシェリー樽熟成されたボトルで10年にしては非常に色濃い商品。
香りは心地よいシェリー香、ドライフルーツ、熟れたメロン。緩いピートと若干腐葉土のような香り。
味わいは干しブドウ、カシス、煮詰めたフルーツ。スモーキーさは控えめで出来立てのキャンディのような甘さが好印象。
スタートはやや固いが寒い時期にはお湯割りなどもおいしい商品。
ボウモア 15年 ゴールデン&エレガント
10年ダーク&インテンス、18年ディープ&コンプレックスとともに2017年に免税店向けにリリースされた3アイテムの内の一つ。
ファーストフィルのバーボンカスクで熟成し、15年間の熟成しています。
香り立ちは柑橘系の酸を感じた後に強いバニラ、塩味を伴ったキャラメルポップコーン。
口当たりはかなりなめらかで味わいはスモークと果実感のバランスが良い。オレンジ、レモンの中に優しいピートスモーク。
後半にアーモンドとジンジャー、キウイのような味わいも。
ボウモア 18年 ディープ&コンプレックス
ボウモアが2017年から空港免税店向けに展開をスタートしたシリーズのひとつで、オロロソとペドロ・ヒメネスの2種類のシェリーカスクで熟成した原酒のみを使用しています。
暗い赤褐色、香りはボルドーワインのよう。少し焦げた木材。じわりと染み入るようなレーズンとブラックベリーの匂いが漂います。
ピートはうっすらでトフィー、ミルクチョコレート。
味わいはオイリーでリッチ。木質感があり、赤いリンゴ、クランベリーやザクロのような味わいも。
嫌味のないタンニンと甘みのあるスモーキーな余韻が長く続きます。
とてもレベルが高いボトルでその名に恥じない深みのあるフレーバーが特徴です。デザートモルトとしても秀逸。
2014年免税店向けシリーズ
ボウモア17年 ホワイトサンズ
2014年春にブラックロック、ゴールドリーフとともに販売された免税店向けシリーズのひとつ。
「ホワイトサンズ」とはボウモア蒸留所の近くにあるラーガンベイの白い砂浜が由来。
ボウモアの第1熟成庫の原酒が使われていて、柔らかく暖かいピートが香るおいしい逸品。
愛好家の中でも非常に評価の高いボトルで、90年代ボウモアの「いいところ」を感じさせます。
ライトなピートとナッツの香ばしさ。パッションフルーツ
テクスチャはオイリー。優しいピートをぬけるとねっとりと甘いイチジクや桃のキャンディ。レモンやオレンジの皮。少しの紙っぽさと石鹸っぽさ。
フィニッシュは軽いがビターで上品なピートが長く続く。
ボウモア ブラックロック
2014年春頃にゴールドリーフ、ホワイトサンズとともに免罪市場限定で同時発売。
ファーストフィルのスパニッシュオークのシェリー樽で熟成された原酒を使用している重厚感のあるウイスキー。
香りはかなりレーズンやシェリーが強い。その後にフルーティーなピート香。貝類の磯っぽさ。
口当たりはじっとりとしており、アルコール度数の低さからか刺激は少ない印象。
味わいはドライフルーツ、みたらし餡。続いてケミカルな甘さとオレンジピールとシェリーの渋み。
カスクストレングスが好きな方には少々水っぽいと思われるかもしれませんが、旨味は十分。コスパに優れたウイスキーです。
ボウモア ゴールドリーフ
ブラックロック、ホワイトサンズとともに2014年春に免罪市場限定で同時発売された商品。
シェリー樽で短期熟成後、バーボン樽で熟成をかけた特別なボウモアで、バーボン樽の特性を生かして選び抜かれた樽によって映し出された金箔のような色からゴールドリーフと名付けたようです。
香りはさっぱりとクリアで、オレンジ、パイナップル、ハチミツメロンのアロマ。やや焦げたようなピートスモークとシナモンのノート。
味わいはドライでオイリー。上品でレモンピールのような酸味が特徴。はきはきした塩気とはちみつ。
スパイシーな喉ごしでほろ苦い甘味のフィニッシュ。余韻は短め。
最近濃いやつ飲みすぎかなと思う人はこちらをハイボールで。サラサラっと飲めるライトなボウモア。
ボウモアのおすすめの飲み方
日本にもファンが多い秀逸なスコッチで、アイラモルト入門用として扱われることも多いボウモア。
同じアイラモルトでもラフロイグほどにはクセがなく、ブルックラディやブナハーブンよりも個性があります。
穏やかで潮風を感じさせるドライなピートスモーク。ハーブやレモンを含んだフルーティさがボウモアのウリ。
おすすめの飲み方はストレート、少量の加水、ロック。ハイボールもフレッシュなピートが際立っておいしい。
15年や18年はディープでリッチ。うっすらパフューミー。シガーモルトとしてもおいしい満足度の高い逸品。
現行品の完成度が高いので、12年から順に垂直飲みをおすすめします。その後、ボトラーズを飲んでいくのが良いでしょう。
ボウモアには数々の伝説的ボトルや当たり年がありますが、年代によって味わいが異なるところも特徴的。
今も多くのウイスキーラヴァーの憧れとなっている1960年代の官能的なフルーティさ。
1970年代後半~80年代のものは主にパフューム香といわれるおしろいやベビーパウダーのような化粧品香が強く出ています。原因は蒸溜所の設備の問題だとか、ボウモア蒸溜所付近のヒースの香りが移ったからとか言われていますが、真偽のほどは不明です。
1990年頃にはこのパフューム香は消え、トロピカルフルーツ、パッションフルーツのような甘やかで厚い南国感が出てきます。柑橘の皮やワタのビター、強いピートも特徴的で93年ヴィンテージなどは特に人気が高いです。
2000年代以降、徐々に酒質は軽くフルーティになり飲みやすくなる印象です。
最近では原酒の枯渇が顕著で、近年のもの、短熟のものでも価格が非常に高騰していて、ちょっと手が出しづらくなっています。
オフィシャルのレベルが非常に高いので、まず通常ラインナップを体験して「アイラの女王」が誇るスモーキー感とフルーティ感の絶妙なバランスを確かめてみてください。
ざっくり覚える!
ボウモアはスコットランドのアイラ島で最も古くからある蒸溜所で、1779年から稼働しています。日本では安永8年なので10代目将軍徳川家治の頃ですね。
ベースにはしっかりとピーティかつスモーキーな香りがありますが、【アイラモルトの女王】と呼ばれるような妖艶で蜜のような甘みを併せ持っています。どこかに偏ることなく、アイラモルトの中では「中庸なウイスキー」と言われています。
ビギナーはまず12年、15年、18年を飲みましょう。ボウモアの沼は深いです。18年はとても高品質なので、個人的にはここで一旦止めてもいいと思います。
オフィシャルの長期熟成ボトルやボトラーズ商品は価格が爆発的に上がっていますので、まずBarでハーフでいただくのが良いと思います。
ボウモアのオールドボトルはより妙味が増すので後述しますね。