エナジードリンクといえば、勉学にずんずん勤しむ学生、意識の高い若者、そしてバリバリ働くビジネスマンのための飲み物というイメージがあり、飲めば疲労回復効果がありそうな気がします。
実際、社会人や若い世代でも飲んでいる人が増えている気がして、「今日オールしたからモンスター入れて頑張るわ~」みたいな声がどこからか聞こえてきます。
では、エナジードリンクは二日酔い改善効果も期待できるのでしょうか?
今回は、レッドブルやモンスターなどのエナジードリンクに配合されている成分から、二日酔い改善効果を期待できるのかどうかということや、エナジードリンクの注意点などについてご紹介しいきます。
お酒を飲んだ後や二日酔い時のエナジードリンクは効果があるのか
まずは私たちにとってお馴染のエナジードリンク、「レッドブル」と「モンスターエナジー」を例に挙げて、配合成分や効果についてご紹介してみましょう。
レッドブル
配合している成分は、砂糖、ブドウ糖、酸味料、L-アルギニン、カフェイン、イノシトール、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6・B2・B12、香料、着色料(カラメル)です。
モンスターエナジー
配合している成分は糖質、ビタミンB群、アルギニン、カルニチン、高麗ニンジンエキス、D-リポース、カフェインなど。
エナジードリンクとはいっても製品によって配合成分が異なります。
そしてどちらのエナジードリンクにも必ず配合されているのがカフェインと糖分です。
カフェインや糖分は二日酔いの改善に役立つといわれていますので、適量であれば二日酔いの改善に役立つでしょう。
それではここで、カフェインや糖分がなぜ二日酔いの改善に役立つのか簡単にご紹介しておくことにします。
エナジードリンクの主成分は「カフェイン」と「糖分」
カフェイン
二日酔いはアセトアルデヒドという血管拡張作用を持つ物質の影響を受けて起こりますが、血管が拡張した状態ではアセトアルデヒドが身体中に回るスピードがいつまで経ても緩やかにはなりません。
そして、このようなときに適量なカフェインを摂ることが血管の収縮させ、アセトアルデヒドの働きを抑制するといわれています。
また、カフェインには利尿作用がありますので、余分な水分の体外排出スピードを速め、アセトアルデヒドのスピーディーな体外排出に役立ちます。
糖分
肝臓がアセトアルデヒドの処理を追われている間には、さまざまな成分が体外へ排出され、その中には糖分も含まれています。
しかし、糖分はエネルギーを産生する大切な成分で、体内量が極端に不足すると低血糖症になります。すると、めまいやふらつき、頭痛などの症状が現れやすくなります。
このようなときには糖分をしっかりと摂る必要があり、それに役立つのが砂糖を大量に含むエナジードリンクだといえるでしょう。
レッドブルやモンスターを利用する際の注意点
レッドブルやモンスタエナジーなどのエナジードリンクはカフェインの含有量が多く、飲みすぎるとカフェイン中毒になり、最悪意識障害や痙攣発作になるケースもあります。
カフェイン中毒の目安は1000㎎(1g)だといわれていますので、エナジードリンクを飲むのであれば決してみすぎないこと、これが大切です。
なお、レッドブルの説明によると、1本にコーヒー約1杯分(80㎎~90㎎)のカフェインが含まれています(海外製品はもっと含有されているとか)
つまり、レッドブル8本~9本程度でカフェイン中毒になる可能性があるということですので、飲みすぎてしまったら危険だということがわかりますね。
ちなみに、私の友人は徹夜明けの翌日、コーヒーを2杯飲み、ブラックチョコレートを1枚食べ、エナジードリンクを午前中に2本、お昼1本、夕方1本飲んだところで救急車で運ばれました。
急性カフェイン中毒だったらしいです。
このようにエナジードリンクだけを摂り続けるというわけでなくとも、「合わせ技一本」的な危険があります。どうぞお気を付けてください。
エナジードリンク系カクテルは危険
最近、エナジードリンクを使ったカクテルなどが登場してきていますが、果たして、エナジードリンク+お酒という組み合わせは大丈夫なのでしょうか?
この組み合わせでは以下の状況が起こりやすくなるといわれています。
非常に酔いが回る
お酒をエナジードリンクで割って飲むと、アルコール成分の吸収スピードが速まって普段よりも酔いやすくなるといわれています。
これはガラナの実やカフェイン、カテキンの効果といわれています。
酔っている自覚が薄れる
エナジードリンクでカフェインを摂り続けていると脳が覚醒し、酔っているという自覚が薄れます。
それによってついつい飲みすぎてしまうと、いつの間にかカフェイン中毒に陥るリスクが高まります。
睡眠障害のリスク
カフェインを大量に摂取すると、脳の覚醒作用によって睡眠が妨げられます。
アルコール成分を素早く分解するためには飲酒後しばらく起きていたほうがいいという話もありますが、それも程度問題で、いつまでも入眠できずにいると著しく体力を消耗します。
すると、翌日になってひどい疲労感に襲われることになります。
まさに「寿命の前借り系ドリンク」なのです。
酒量が増える
エナジードリンクに配合されている糖分は口当たりが良く、スイスイ飲めてしまうという特徴があります。
しかしここが落とし穴、エナジードリンクのせいで本当は酔っているはずなのに、その自覚がないまま飲み続けてしまい、気がついたら酒量が大幅に増えていることがあります。
こうなると、エナジードリンクに含まれているカフェイン云々よりも、アルコール成分の過剰摂取による急性アルコール中毒のリスクのほうが心配です。
カフェイン中毒も危険ですが、急性アルコール中毒も生命を危機に陥れる可能性があるためかなり危険です。
「海外ではこれがトレンド」「みんながこの方法で飲んでいるから」などの理由からエナジードリンク+お酒の組み合わせで飲んでいると、さまざまな危険が身に及ぶ可能性が高まります。
エナジードリンクカクテルが絶対にいけないということではありませんが、この組み合わせで飲むのなら、絶対に飲みすぎないように注意しなければなりません。
もしも飲みすぎない自信がないのであれば、この組み合わせを避けてお酒を楽しむことが賢明でしょう。
また、二日酔い改善用としてエナジードリンクを飲む場合であっても、過剰なカフェインの摂取は避けなくてはなりません。
この場合では、レッドブル、モンスターエナジーともに1本程度に留めておく必要があるでしょう。
お酒の後に飲むなら「スポーツドリンク」がおすすめ
スポーツドリンクにはカフェインが配合されておらず、その主成分は糖分やナトリウム、クエン酸などです。
私の場合では二日酔い改善としてエナジードリンクを飲んだことはなく、もっぱらスポーツドリンクやトマトジュース、リンゴジュース、オレンジジュースなどを飲んでいます。
これらの飲み物にはカフェインが配合されていませんので、飲んだからといって頭がいきなりスッキリすることはありません。しかし、カフェイン中毒のリスクはゼロです。
レッドブルやモンスタ―は美味しいですし、エナジードリンクのメリットもありますが、二日酔い改善効果を求めたいのなら、エナジードリンクではなくアクエリアスやポカリスエットなどのスポーツドリンク、またはオレンジジュースやリンゴジュースなどがおすすめでしょう。
iHerb、Amazon、楽天で買える格安二日酔い対策サプリはこれだ!
BARREL編集部では「健全な身体でおいしくウイスキーを飲もう!」をテーマに、二日酔い関連の記事を100記事以上書いてきました。
科学的根拠に基づいた改善方法から、よくわからない民間療法まで、毎日毎日試しています。
悪酔い防止や二日酔い防止、内臓疲れ、胸やけ対策には、休肝日とサプリメント使用が効果的です。
よくお酒を飲む、朝がツライ、肝臓の数値がちょっと心配、という人のためにサプリを網羅した記事を書いてます。
iHerbをはじめ、Amazonや楽天で買える格安でマジで効果のあるサプリばかり!
きっと求めていたものが見つかるはず!ぜひ見てね↓↓↓
\格安で高品質/