ツライ二日酔いを治すには、なにはともあれアルコール分解の際に生成されたアセトアルデヒドを体外に追い出してしまわなくてはなりません。
それに最も必要なのは水分ですが、最近ではBCAAなどのアミノ酸が二日酔いに効くらしいという話が浮上してきています。
では、本当にアミノ酸を摂れば二日酔いを治すことができるのでしょうか。
後半にはBCAAを上回る飲みすぎ防止策もご紹介。ぜひ最後まで読んでくださいね。
アミノ酸「BCAA」とは
BCAAが二日酔いに効くといわれても、聞いたことのない方は多いのではないでしょうか。
検索してここにたどり着いている方、普段から筋力トレーニングをしている方は知っているかもしれません。
BCAAとは、分岐鎖アミノ酸(Branched Chain Amino Acids)の略で、「バリン」、「ロイシン」、「イソロイシン」という成分の総称です。
それではまず、これらの成分の特徴や効果についてご紹介しましょう。
BCAAの特徴
BCAAは必須アミノ酸に分類される成分で、私たちの体内では生成されることはありません。そのため、サプリなどの食品から摂取する必要があります。
普段から運動量が多い方の場合は、運動の際に必須アミノ酸が多く消費されるため、努めて補給する必要があるのです。
タンパク質合成促進効果
BCAAにはタンパク質成分を素早く吸収させる働きがあるため、筋力、筋量アップに役立ちます。
筋肉増量にはタンパク質が欠かせませんので、BCAAを摂取することがタンパク質の合成を助け、ひいては筋肉量の増加につながるということですね。
ところが、上記でも触れている通り、日々の運動量が多い方ほどアミノ酸の消費量が多く、その際にはタンパク質も分解されてしまいます。
そして、タンパク質の分解量が多いと運動で傷ついた筋線維の修復が遅れてしまいます。
このようなときにBCAAを摂取しておけば筋細胞の修復スピードが速まり、疲労も短時間で取り除くことができるというわけなのです。
つまり筋肉回復役というわけですね。
BCAAは肝機能向上効果もある
BCAAの中のひとつであるロイシンには、肝機能向上効果を期待できるとされています。
肝臓は、食品として取り込まれた成分や薬の分解をはじめ、エネルギー源であるグリコーゲンの代謝や貯蔵を行う働きがあります。
この肝臓がアルコール成分の分解で大忙しになると、グリコーゲンをはじめとする他の成分の分解や代謝にまで手が回らなくなり、低血糖が起こりやすくなります。
これは、肝機能の低下によってアルブミンやインスリンの合成スピードが鈍ることが原因だと考えられていますので、これらの物質の生成を促進する成分の摂取が必要になります。
ここで、ロイシンの出番です。
ロイシンにはアルブミンやインスリンの合成を促進する作用があると考えられているからです。
つまり、ロイシンを含むBCAAを摂ることが肝機能向上につながるということですね。
「BCAA」は二日酔いにも効果的
ロイシンの肝機能向上効果、ちょっと気になりますよね?
ご存じの通りアルコール成分は肝臓で分解・代謝されるため、肝機能が正常でないとアルコールの分解速度も低下する可能性があります。
アルコールの分解速度が低下すれば、肝臓で生成されたアセトアルデヒドがいつまでも体内に留まることになり、悪酔いや二日酔いの原因となるでしょう。
これは、お酒が好きな方にとっては大問題、もちろん、私にとっても大問題です。
しかし、上記でご紹介したとおりBCAAのロイシンには肝機能向上効果を期待できるということなので、二日酔いにも効果アリです。
このあと、私のBCAA体験もご紹介しますので、二日酔いを予防したい方はぜひ、参考にしてみてください。
BCAAアミノ酸を摂るタイミング
BCAAはどうやら二日酔いに効きそうですが、問題はどのタイミングで摂ればいいのか?という部分です。
二日酔い予防としてBCAAを摂るのであれば、お酒を飲む前に摂っておくことがベストです。
でも、急な飲み会の予定が入ったなどという時には事前にBCAAを飲むことが難しいこともあるでしょう。
では、BCAAはお酒を飲んだ後でも二日酔い予防効果を期待できるのでしょうか?
BCAAはアスリートやスポーツマン、ジムで筋力トレーニングをしている人が摂取するというイメージがあり、私自身もスポーツを行う際には摂取することがあります。
その中ではこれだ!というはっきりとした効果を実感することはできていませんが、運動中は少しスタミナが上がる気がしますし、スポーツ後の疲労が短時間で回復するところをみると、やはりBCAAが効いているような気がします。
というわけで今回は、BCAAが二日酔いに効くらしいというウワサを検証するために普段スポーツをする際にたまに飲む、BCAAを配合したアミノバイタルで実験してみました。
それではここで、アミノバイタルを飲んだ私の調査結果を少しだけご紹介しておきます。
パターン1:お酒を飲む2時間くらい前に飲む
このパターンでは、割とはっきりと効果がわかりました。
飲酒の2時間前というのが良かったのかどうかはわかりませんが、とりあえずいつもとほぼ同量のお酒を飲んでも二日酔いにはなりませんでしたので、私としてはひとまず効果アリと判断しました。
パターン2:飲酒後の寝る前に飲む
もう飲んだ後だからどうかな?という気持ちはあったのですが、まあ、飲まないよりはいいだろうということで、シャワー後の寝る前にアミノバイタルを飲んでみました。
これは、微妙でした。
まあ、遅い時間まで飲んでいたので、時間的な問題はあるとは思いますが。ただ、お酒の量によってはこのパターンでも二日酔いにはなりにくくなるのではないかと思います。
パターン3:二日酔いになって昼ごろに飲む
これも微妙です。
アミノバイタルよりも何よりも、とにかく喉が渇いていたので冷蔵庫にあったミネラルウォーターをガブ飲みし、昼食を摂る前にアミノバイタルを飲んでみました。
すると、確かに二日酔いの時間が短くなったような気はしたのですが、やはり二日酔いになってしまってからでは遅いな…というのが率直な感想です。
私が摂ったのはゼリー状のアミノバイタルでしたが、このタイプは喉からスルスルと体内に入っていくので飲みやすかったですね。
BCAAサプリには粉末タイプ、タブレットタイプなど色々ありますので、飲み会に備えて持ち歩いてみてもいいかもしれません。
BCAAやアミノ酸をうまく活用して二日酔いを取り去ろう
後日、編集部のオーツカさんに聞いたら、めちゃくちゃBCAAを飲んでいる方でした。
むしろ毎日飲む。ロイシンだけも単体で摂っていたりして、アミノ酸マニアでした。
まぁスポーツマンですし、色々実験してますし、彼がBCAAの記事を書いたほうがよかったんじゃないかなとも思いますが(っていうか書いてますね)、今回はあまりBCAAというものに縁遠い私が実体験を元に書く運びとなりました。
女性の方には参考になったんじゃないかなぁ。
ちなみにオーツカ氏いわく、BCAAはさまざまな効果を期待できますが、運動時だろうが、二日酔い時だろうが、相当な量を飲まないと体感はないとのことでした。アミノバイタルじゃ少ないみたいですね。
まぁそもそも二日酔いになるレベルまで飲むという行動自体が問題ですからね。
二日酔いになってしまったら、とりあえずその状態から抜け出すことが先決です。
しかし、まずはそうならないようにセーブしながらお酒を飲むということも大切なのではないでしょうか。
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