お酒を飲む人にはついて回る悩み。『二日酔い』。
「頭が痛い……」「気持ち悪くて吐き気がする……」
あなたはこんなつらい思いをしたことはありませんか?
当然ですが、私はあります(笑)
なぜかといえば、お酒が好きだから。
特にウイスキーは非常においしいお酒なのですがいかんせん度数が高くで、油断するとすぐに血中アルコール濃度が上がってしまいます。
血液中のアルコール濃度が上がるとどうなるか?
「酔い」が訪れます。「酔い」ひいては『二日酔い』です。これが地獄の幕開けです。
しかし、地獄は長らく続くことはありません。必ず救いの手は差し伸べられます。
その「救い」とは何か?
この記事ではその頭痛・吐き気を治すための「救いの方法」を伝授していきます。
『二日酔い』の頭痛と吐き気の原因
『二日酔い」には様々な症状があります。
頭痛、吐き気、倦怠感、手足のむくみ、めまい、のどの渇き……。
いくつもある症状のなかでもやはりつらいのは頭痛と吐き気でしょう。
倦怠感やむくみはまだ我慢できますが、頭が痛いのを無視するのは難しいでしょうし、吐き気にも我慢の限界があります。お酒を飲むと頭が痛くなるから、または吐き気がするからと敬遠している方も少なからずいるのではないでしょうか?
なぜ頭痛になるのか? どうして吐き気がするのか?
まずはその点を解き明かして予防と対策を考えていきましょう。
なぜお酒を飲むと頭痛になる?
頭痛はアセトアルデヒドという悪性物質が原因となって引き起こしていると言われています。
アセトアルデヒドは血液と一緒に体内を巡り、そのまま残り続けて頭痛を引き起こします。
本来であれば肝臓がアルコールを代謝し分解するところですが、肝機能の限界を超えてしまった場合、アセトアルデヒドとして残ってしまいます。
これが「悪酔い」であり、頭痛の原因となるものです。飲みすぎると頭が痛くなる理由はアセトアルデヒドにあったのです。
どうして飲みすぎると吐き気がするの?
頭痛と同様に、有害物質であるアセトアルデヒドが吐き気を引き起こしているとも言われています。
また、アルコールそのものによって胃酸過多や胃食道逆流(胃の中にある胃液や胃酸などが食道まで逆流)が発生し、吐き気を催すこともあるそうです。
アルコールは刺激物として胃を刺激し、胃酸の分泌を促進します。過剰分泌された胃酸は胃を荒らし、不快な症状を引き起こします。
その結果、胃のもたれや吐き気といった症状をもたらすのです。
「二日酔い」はまたの名を「宿酔(しゅくすい)」と呼び、一夜明けた状態でも酔いが残っていることを意味します。
しかして、この時の酔いは「悪酔い」であり、一般的には不快な状態を示します。
たいていの人は飲んだ日とその次の日の二日で酔いが抜けることから「二日酔い」という言葉が定着していますが、人によっては三日、四日とアルコールが抜けるのに時間がかかる場合もあります。
その際は「二日酔い」ではなく、「悪酔い」を体に宿した状態である「宿酔」と呼ぶのが適当でしょう。
『二日酔い』の頭痛と吐き気を予防する!
繰り返しになりますが、二日酔いとは自分の代謝能力の限界以上にアルコールを摂取した場合に起こります。
しかし代謝能力の限界はアルコールの量だけで決まるわけではありません。少量のアルコールでも一気に摂取すれば二日酔いになりますし、逆に多量のアルコールでも分解が間に合うように飲めば二日酔いになりにくくなります。
では具体的にどうすればよいのでしょうか。
最も簡単な方法はアルコールの吸収スピードを落とすことです。
吸収スピードを落とすことで無理なくアルコールを代謝することができます。
お酒を飲むときに何かを一緒に食べることが効果的と言われていますよね。
飲んで摂取したアルコールのうち2割は胃で消化されて、残りの8割は小腸で消化されます。
この時、胃に食べ物が入っていると摂取されたアルコールが小腸まで届きにくくなり、吸収スピードを抑えることになります。
特に居酒屋などで定番の油ものは、お酒を飲む前に食べると胃の中に長く滞留するためアルコールが小腸に届きにくくなります。
二日酔い予防に効果的な食べ物は他にもあります。
豚肉やたらこはアルコールの分解の際に肝臓で不足するビタミンB1を多く含んでいます。
レバーやししゃもに含まれるビタミンB2やいくらや豆腐、あさりに多く含まれるマグネシウムはお酒による頭痛を予防します。
また、お酒の飲み方でも二日酔い予防が可能です。
お酒を飲むときにアルコール以外の水分を同時にとると、体内のアルコール濃度が上がりすぎるのを防ぎ、アルコールの排出を助けることで頭痛が起こりにくくなります。
お酒を楽しむ際には食事とチェイサー(水・炭酸水・ソフトドリンクなど)をなるべく一緒にとり、アルコールだけを体内に入れないように注意しましょう。
飲むお酒の種類も二日酔い予防に関係します。
例えばシャンパン。シャンパンは飲みやすくて男女問わず人気がありますが、炭酸の泡は血流を早めてしまいます。
血流を早めるとすぐに体中にアルコールが回ってしまうので二日酔いの原因になるとのこと。気を付けましょう。
お酒を飲んだ後の行動も大切です。
アルコールを摂取するとつい寝てしまいたくなりますが、すこし我慢して座るか体を少し起こした状態で休みましょう。飲酒後3時間は横にならないのが理想と言われています。
横になると胃酸が逆流します。また、寝る=代謝活動を止めることなので酔ったまま寝ると血中のアルコールが分解されず翌日まで残ってしまいます。
僕もすぐ寝てしまって、翌日目を真っ赤にして、寝不足で頭痛と吐き気に襲われることが何度もありました。
それでも『二日酔い』になってしまったら……
起きて二日酔いだと思ったらまず水分を補給しましょう。特におすすめなのは、塩分や糖分が含まれ吸収のいいスポーツドリンクです。
水分補給に最適なのは経口補水液です。経口補水液はスポーツドリンク以上に早く水分を吸収させます。
二日酔いによる低血糖状態で頭痛が起きている場合は、手近なところでファンタグレープがおすすめです。市販のジュースの中ではブドウ糖がかなり豊富に含まれているので、頭痛が収まる可能性があります。駄菓子が買えるなら森永ラムネもブドウ糖が豊富です。
その他食材なら、キウイ、バナナ、ほうれん草はアルコールの利尿作用により失われてしまう電解質のカリウムを豊富に含んでいるのでこれらもおすすめです。
頭痛を治したい……
二日酔いの頭痛には卵も効果的です。卵にはシステインとタウリンが含まれています。システインは頭痛の原因であるアセトアルデヒドを分解する働きがあります。
またタウリンは肝機能を高めるので二日酔い解消には欠かせません。
ズキンズキンと脈打つような頭痛の場合は痛む部分を直接冷やしましょう。濡らした冷たいタオルなどがよいでしょう。
これらの頭痛はお酒による血管の拡張が原因なので冷やすことで血管を縮ませると解消できるかもしれません。
吐き気を止めたい……
吐き気を止めるには胃薬が効果的です。
二日酔いによる吐き気は過剰分泌された胃酸によって胃が荒れることによって引き起こされます。
なので何かを食べても逆効果になってしまうこともしばしば。
それでもお腹が減ることもあります。特に吐いてしまうと空腹を感じますし、体内のエネルギーがなければ分解も遅れます。
こういった時にはおかゆやスープなど、胃に優しくて消化のよいものを食べましょう。
逆に「やってはいけないこと」を知ろう
ハーブティーはアルコールの代謝時間を遅らせるという研究結果があります。つまり、ハーブティーを飲むと二日酔いでつらい思いをする時間が長くなります。
またコーヒーは頭痛の緩和には効果がありますが、利尿作用を高めて脱水状態を悪化させる恐れがあります。コーヒーに含まれるカフェインは胃にもよくありません。
オレンジやグレープフルーツのような柑橘類は肝機能を高めるのでお酒を飲んでいる時には効果的ですが、二日酔いの時には荒れている胃をさらに荒れさせます。
当然ですが迎え酒は厳禁。迎え酒は二日酔いを解消するのでなく後回しにするだけで、さらにひどい二日酔いに苦しむはめになります。
このように効果的な飲み方でお酒を楽しく長く飲むこと、そして適切に対処することで二日酔いの地獄から救われることができます。
救いの方法を知っているのは大切ですが、そもそも二日酔いになるほどお酒を飲まなければ地獄を味わうこともありません。
無理なくお酒を楽しみましょう。
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