この記事を書いているのが2018年1月半ばなのですが、毎日毎日、寒いですね。
こんな寒い毎日が続くと、体の芯から温まるホットドリンクが恋しくなります。
ウイスキーは、通年水割りやロックで飲むイメージがありますが、この季節、ホットウイスキーを飲まないのはもったいない!
体が冷えやすい方にこそ、ぜひ試していただきたいのです。
寒い季節に限らず、ベッドに入る前に少し飲むだけで快眠効果も期待できますよ。
ホットウイスキーの作り方は寒い夜にはホットウイスキーで和みのひと時を。をご覧ください。
今回はホットウイスキーを楽しむためのおしゃれでかわいいアイテムを、メーカーごとに紹介いたします。
唯一無二の国産耐熱ガラスメーカー HARIO
『HARIO-ハリオ-』といえば、今や誰もが知っている、そしてどこの家庭の食器棚にも一つは入っている・・・そんな世界的ガラスメーカー。
国内唯一の耐熱ガラス製造工場保有メーカーであるため、耐熱ガラス容器といえば国内ではハリオのものがほとんどです。
スタンダードなデザインから、ちょっとおもしろいものまでいくつかご紹介しましょう。
HARIO ハリオ ホットグラス・スクエア
まずはスタンダードなこのグラス。
バーなどでホットウイスキーなどを注文するとこのホットグラス・スクエアで出てくることがほとんどだと思います。
中のグラスは取り外して洗浄することができ、清潔を保ちます。
もし割ってしまったりしても、ハリオはパーツや部品ごとの販売も行っているのでグラスの部分だけを再購入することもできます。
HARIO ハリオ ホットグラス・サークル
こちらは前述のスクエアの取っ手の部分が丸みを帯びたもの。スクエアよりは柔らかい印象を与えます。
しかし、ドリンクが入った場合、かなり重量かかるのでスクエアの取っ手のようにしっかり持てるほうが安全です。使い勝手がいいのはだんぜんスクエアのほうではないかなと思います。もちろんデザインの好みはあるかと思いますが、個人的には指のかかりやすいスクエアをおすすめします。
HARIO ハリオ 耐熱ホットグラス すき(上部ラッパ型)
こちらも良く飲食店やBARで見かけるタイプのホットドリンクグラス。取っ手までガラス製のオーソドックスなデザインです。
二重構造になっており、熱さや冷たさが直接手に伝わらない作りになっています。軽量で、耐久性にも優れており、長持ちするのが特徴です。
ハリオの製品はお値段もお手頃で使い勝手が良く、食洗器で洗うこともできます。
最近では業務用だけでなく一気に家庭に普及してきましたが、製品も多様化し、各家庭のニーズに合った商品が次々出てきているのも特徴です。
HARIO ハリオ 香りマグカップ
ホットドリンクに対する多様なニーズに応えた商品のひとつがこちら。
カップにやわらかな丸みをつけ、内包したドリンクの香りを溜め込むような作りになっています。そしてカップ中の空気の対流をうながしカップから出る香りを口元に集めるので、飲み物の香りをより楽しめます。
香り高いウイスキーにはうってつけの逸品です。
コロンとした見た目がかわいく、ポップなデザインが魅力です。
HARIO ハリオ 耐熱ティーカップ&ソーサー
こちらはハーブティーなどの用途に使われるホットドリンクグラス。
ホットドリンクカクテルは、ホットウイスキーだけではありません。
アイリッシュコーヒーや、ウイスキー・ティーなど様々なカクテルが存在し、見た目も異なる種類のものが多くあります。
もちろん普通のティーカップでも楽しめますが、透明な容器であれば、ウイスキーを注いだ後の見栄えも楽しむことができます。ティーカップですとマグカップや他のドリンクカップに比べ容量も少ないので、少量飲みたい方にもおすすめです。ソーサーも耐熱性です。
HARIO ハリオ スターウォーズ 耐熱マグカップ
昨年末(2017年12月15日)に公開になった「スターウォーズ 最後のジェダイ」。
映画公開を記念して、HARIOから数量限定生産のマグカップが販売されています。
ダース・ベイダーとR2-D2がそれぞれかわいらしくアレンジされており、スターウォーズファンならずともつい欲しくなってしまうデザインです。
旦那様や彼氏とおそろいにしても素敵ですね!
洗練された大人雑貨の魅力 BRUNO ブルーノ
かわいいもの好きな女子なら今や知らない人はない、ブルーノのキッチンアイテム。
中でもこのホットプレートは見た目の可愛さと機能性から一気に人気に火が付きました。そんなブルーノからもホットウイスキーにピッタリなおしゃれでかわいいグラスがありますのでご紹介させてください。プレゼントにも最適ですよ。
BRUNO ブルーノ ダブルウォールグラス セットS
ダブルウォールグラスは以前に私が愛用しているポダムのグラスを掲載したのですが、こちらのブルーノの製品には色がついていて、つい目を奪われてしまいました。
色付きのダブルウォールグラスはたぶんこの製品だけではないでしょうか。とてもきれいだと思いませんか?
ダブルウォールグラスの特徴は、ガラスが2重になっているため熱が伝わりにくくなっています。
そのため保温性に優れており、暖かい飲み物はもちろん、冷たいドリンクを入れても外側に水滴がつきにくいという利点があります。
この色味を活かしたウイスキーカクテルを作れたら素敵ですね。ウイスキーそのものの色を活かすなら無色透明のものが良いでしょう。
BRUNO ブルーノ ステンレスカップ short
保温性と耐久性を重視するならいっそこんなカップを選んではいかがでしょう。こちらはショートサイズですが、もう少し容量の大きなtallトールサイズもありますよ。
ネットサーフィンを楽しみながらまったりとホットウイスキーを飲むのもよいですね。
空間に馴染むテーブルウェア KINTO キントー
KINTO(キントー)は滋賀県彦根市にあり、テーブルウェアを中心に生活雑貨などを販売しています。
オンラインショップもあり、千円前後からと価格はお手頃ですが、機能美にこだわった個性的なデザインの品々を見ることができます。
「スローでリラックスできる空間にふさわしい、コーヒーウェア」「業務用の器具にはない、インテリア感覚のあるコーヒーウェア」というコンセプトの元、住空間に馴染むやわらかいデザインが魅力で、角がとれた丸みを帯びた造形を多用します。フォルムやグラフィックを見る限り、ハリオよりも現代的で若年層を狙っているブランドと言えます。
ウイスキー好きな若者にもぴったりなハイセンスな逸品です。
KRONOS(クロノス) ダブルウォールコーヒーカップ
断熱効果のあるグラスとして最近注目されているダブルウォールグラス。
キントーがつくり上げたこのダブルウォールグラスは他の追随を許さぬ強烈な個性を感じます。
カップの表面にちょっと突き出たリングは、持った時に滑らないよう、安定してしっかり持てるよう計算されています。
そして内部はドリンクを最後まで飲み切れるよう角度を計算されて作られています。
このクロノスダブルウォールの製品は、7種のラインナップがありますが中でもこのコーヒーカップサイズがホットウイスキーなどのホットドリンクにちょうどいいサイズです。
内容量250mlで、手に持った時のサイズ感などもしっくりくると思います。
FIKA(フィーカ) カフェスイーツ ウッド ガラス カップ プレート
丸くて愛らしい形のカップに、やわらかな雰囲気を感じさせてくれるウッドプレートのセットです。
ホットウイスキーと一緒にドライフルーツやチョコレートなど、軽いおつまみをのせて。
夜のアルコールタイムだけでなく、ランチタイムにはスープカップとして、ティータイムには紅茶やコーヒーに合わせてクッキーやサンドイッチなどをのせて、オールマイティーに楽しめる便利なカップです。
デザイナーの遊び心に触れる カールメルテンス
金物製造、刃物の街として世界的に有名なドイツ・ゾーリンゲン市にあり、製品の機能性や個性的な造形美で多彩な賞を受賞しています。
デザイナーとのコラボレーション製品も数多く、ドイツを代表するカトラリーメーカーとして多彩なインテリアアイテムを提案しています。素材には高品質のステンレスを採用しアイテムの実用面だけでなく、さびや腐食に強い上、長年使用しても光沢を失わず耐久性にも優れた製品であるのも特長です。
今回紹介するのはグラス(カップ)なのですが、非常に洗練されたアイテムが多いので、是非商品一覧をご覧になってみてください。
CARL MERTENS カールメルテンス バランスカップ Sサイズ
画像をよく見てください。ステンレス製の丸いボウルのような形状に、飲み口のふちの厚みが違うのがわかりますね。
見た目にはそんなに変わった様子もありませんが、ドリンクを注ぐと不思議なことが起こります!
まずテーブルに置くと・・・
このように、斜めになります。
そしてドリンクを注ぐと・・・
あら不思議!カップがまっすぐになります!
逆に、ドリンクを減らしていくとまた徐々に傾いていきます。
絶妙なバランス感覚。面白いですね!
カール・メルテンスの製品はこのカップを含め世界的なデザインアワードを数々受賞しています。
そしてニューヨーク近代美術館(MOMA)には同社の製品が所蔵品としてコレクションされており、もちろんこのバランスカップも所蔵されています。
世界的評価の製品を、手元に置いて楽しめるなんて素敵ですね。
たとえば自宅に誰かを招待した時に、こんなグラスが出されたら面白いですね。
カップが傾く様子はきっとお客様も楽しんでいただけるでしょう。ちょっと大人のいたずら心がうずくお品物でもありますね。
サイズはS~Lまでありますので、容量をご確認ください。
伝統の品でアルコールライフを満喫するなら 江戸切子
あまり知られていませんが実は切子などの”クリスタルグラス製品”はお湯を入れて使用しても大丈夫です。
ただガラスの厚みが薄いものだと熱が通りやすいため、グラスが熱くなって持てません。
焼酎用のグラスのようにぽってりした厚みのあるデザインのものはあまり外側まで熱が通らないので、お湯を入れても安心して手に持つことができます。
焼酎グラスをホットウイスキー用として代用するのもいいのですが、やはりお酒を入れるものにはちょっとこだわりたいと思っているあなたにお勧めの逸品です。
すみだ江戸切子館 江戸切子 ホットグラス
こちらは江戸切子のグラス。
先にも述べたようにお湯を入れたときに熱が伝わると熱くて手に持ちことができなくなってしまいますが、こちらは熱い飲み物を入れても大丈夫。
色違いも豊富にあります。
こちらで飲む,『山崎』などの国産ホットウイスキーは格別。江戸切子とウイスキーの出会いというのも面白いものですよ。
スタイリッシュに使える伝統の品 九谷焼
九谷焼は、石川県の加賀市を中心に350年以上前から生産されている工芸品です。
「九谷焼」と聞くと「値段が高い」「柄が和風すぎる」「自宅で使うには色がちょっと・・・」というイメージではありませんか?
それはたぶん、「九谷焼」というと以下のようなイメージだからではないでしょうか。
これは「古九谷(こくたに)」と言う歴史ある九谷焼の手法を用いた御皿です。
緑、黄色、青を基調として四季折々の花や動物、景色などが細かな技法で描かれています。
この様式は現在でも九谷の伝統技法として好まれ、このような絵皿は本当にお値段が高すぎて手が出ません。
九谷焼といえばこういったイメージが強すぎると思うのですが、現在の九谷焼はかなりシンプルなデザインのものも多く、値段もお手頃で、可愛くおしゃれに使えるものがたくさんあります。
今回は九谷焼のイメージを改善し、若い方にも喜んでいただけるような品をご紹介したいと思います。
紹介するのは焼酎グラスなのですが、もちろんホットウイスキー用としてご使用いただけます。
九谷焼 ペアフリーカップ 花詰
白地に縁取りの花柄が何ともかわいらしいカップです。
従来の九谷焼のイメージからは離れ、ペアで3000円台の価格もお手頃で、若い人にも喜ばれるデザインです。
グラス全体にあしらった大胆な花柄がひときわ目を引くデザインです。
赤が多いのでテーブルにあるだけで一気に華やかな雰囲気になります。
九谷焼 ペアフリーカップ 五彩丸紋
先ほどの花柄をあしらったものよりも、少し九谷焼らしさを感じられるデザインです。
緑や黄色の伝統色を使用し、白地にポイントとなる和柄がモダンな雰囲気です。
ご紹介した九谷焼のグラスはどれも陶器なので、お湯を入れる際には少し冷ましてから(70度くらい)入れると良いでしょう。
ホットウイスキーはグラスにもこだわってみましょう
いかがだったでしょうか?
特にこだわらなければお手持ちのマグカップでもホットウイスキーは作れますが、こだわりの道具をそろえると、まったく違う飲み物に変化します。
リーズナブルでデザイン性が高いものが多いので、是非お気に入りのグラスを見つけてみてくださいね。
寒い夜にはぜひ、こだわりの道具ととっておきのウイスキーで温まりましょう・・・