今や日本国内のコンビニエンスストアでも販売されているほどメジャーなウイスキーとなりました。
全世界のウイスキー売り上げランキングでは毎年TOP10入り。
もはやアメリカを代表するウイスキーと言っても過言ではありません。
「ジャック・ダニエル」。
シンプルな白と黒を基調としたラベルデザインからは無骨で一本気な男らしさが漂います。
このジャック・ダニエルはロックミュージシャンから愛されるウイスキーでもあるのです。
確かにロック・ミュージックを聴きながらジャック・ダニエルの入ったグラスを傾けると、いつもより美味しく飲める気もしてきます。
今回はジャック・ダニエルとロック・ミュージックの関係について紹介していこうと思います。
この記事を肴に、今夜もウイスキーをお楽しみ頂ければ幸いです。
音楽の聖地テネシー州で育ったウイスキー
ジャック・ダニエルがロック・ミュージックを連想させるのは、生産されているテネシー州が、音楽が盛んな州だったからです。
テネシー州の中にはナッシュビルやメンフィス、チャタヌーガ、キングストンといった”ブルース”や”フォーク”、”カントリーミュージック”の聖地とも言われる都市が数多く存在します。
現在のロック・ミュージックはブルースやカントリーミュージックから派生しているので、同じ土地から生まれたもの同士相性が良いのも頷けます。
創業者もカントリーミュージックが大好き
ジャック・ダニエルの創業者、ジャスパー・ニュートン・”ジャック”・ダニエル氏は大のカントリーミュージックファンだったと言われています。
彼はミュージシャンとの「コラボレーション企画」に積極的で、デザインの流用にも寛容だった為、ジャック・ダニエルのデザインは若きミュージシャンの間で瞬く間に広まりました。
こうして「ミュージシャンに愛されるジャック・ダニエル」の図式が完成されていったのです。
フランク・シナトラに愛されたジャック・ダニエル
ジャック・ダニエルはミュージシャンが飲むウイスキーだという風潮、この流れをさらに加速させたのがアメリカを代表するシンガー、フランク・シナトラ(フランシス・アルバート・シナトラ)でした。
現在も歌い継がれる数々の世界的大ヒット曲やゴールドディスクを世に送り出し、その卓越した歌唱力によって「ザ・ヴォイス」と称された伝説のシンガーです。
彼はジャック・ダニエルを飲むとすぐに気に入り、世界中の公演に必ず持って行き、プライベートジェットの中にまで忍ばせて愛飲したそうです。
また最終的にはステージ上にボトルを置いて、「神々の蜜だ」と紹介し、曲と曲の合間に飲むほど惚れ込んでしまいます。
彼のステージに憧れ、また同時にステージ上にあるジャック・ダニエルのボトルに憧れたファンは数知れず…。
「偉大なるちょいワル男前」が飲む、「いかしたウイスキー」というイメージを聴衆に見事に植え付けたのです。
彼が亡くなった時は棺の中に一束の10セント硬貨、キャメルの煙草、そしてジャック・ダニエルのスキットルを入れて埋葬されたと言われています。
そんなジャック・ダニエルをこよなく愛したフランク・シナトラに敬意を表し、2014年には彼の生誕100周年を記念したボトル「シナトラセレクト」が発売されました。
ミュージシャンが飲むお酒=ジャック・ダニエルへ
フランク・シナトラが火付け役となり、その色気ある男性的な佇まいでミュージシャンに大人気のウイスキーとなったジャック・ダニエル。
それ以来アメリカ国内問わず世界中のミュージシャンに愛飲されるようになりました。
ロックだけでなく様々なジャンルのミュージシャンにも人気のジャック・ダニエル。
以下では所縁のあるミュージシャンを紹介していきます。
レミー・キルスター(モーターヘッド)
言わずと知れたロックバンド「モーターヘッド」のリーダー兼ベーシスト、レミー・キルスター。
彼の人生は酒・ドラッグ・ロックンロール。
まさにこれぞミュージシャン、というハード(ダメダメな?)なものでした。
そんな彼が愛したお酒がジャック・ダニエル。
彼の飲み方はコーラのジャック・ダニエル割りが有名です。
いやいや、逆、逆。ジャック・ダニエルのコーラ割りでしょ?と突っ込みたくなるでしょうが、レミーの場合、ジャック:コーラの比率が7:3だったということ。
つまりとっても濃ゆ〜い【ジャックコーク】をカパカパのんでいたようでした。
そりゃあ体もボロボロになりますよね。笑
では、ここで若かりし頃のラウドなレミーのベースプレイとを聴いてもらいましょう。モーターヘッドで「Overkill」
ミック・ジャガー&キース・リチャーズ(The Rolling Stones)
世界的ロックバンド、The Rolling Stonesの主格メンバーミック・ジャガー(Vo)とキース・リチャーズ(Gt)もジャック・ダニエルを愛してやまないミュージシャンです。
ジャック・ダニエルを片手に写っている写真がかなりあります。
ストーンズに憧れてジャックを飲み始めた…という方もかなり多いはずです。
では聴いて頂きましょう!
ストーンズの代表曲 「Honky Tonk Woman」、1969年にHyde Parkにて行われた野外ライブの映像です。
ジミー・ペイジ(Led Zeppelin)
世界三大ギタリストの1人、Led Zeppelinのジミー・ペイジもまたジャック・ダニエルのファンでした。
楽屋でジャックのボトルをラッパ飲みする写真はロックファンの間でも良く知られている一枚。
ちなみに三大ギタリストの1人であるエリック・クラプトンはジムビーム派だとか…。
お聴き頂くのは「Black Dog」。70年代後半、脂の乗った演奏です!
マイケル・アンソニー(元Van Halen)
80年代を代表するハードロックバンドVan Halenのベースを務めたマイケル・アンソニーもまたジャック・ダニエル好きで有名なミュージシャン。
彼の場合、ジャックを愛し過ぎて自身が持つベースにデカデカとジャックのロゴを入れてしまったくらい。
もはやジャック・ダニエルのモニターとしか思えないくらいです。笑
ちなみに現在のヴァンヘイレンのベーシスト、ウォルフガングヴァンヘイレンは同バンドのギタリスト、ヴァンヘイレンの長男。
残念ながらウォルフガングがジャック・ダニエル好きという情報は得られませんでした。。。
今回、敢えてヴァン・ヘイレンの曲ではなく、アンソニーのベースソロを紹介しましょう。指弾きはもちろんピック弾きもカッコイイ!途中展開するスペイシーな場面も見逃せません。
kenken(ベーシスト)
日本を代表するベーシスト、kenken氏。
彼もジャック・ダニエルの大ファンでステージ上のアンプの上にジャックのボトルを置いて演奏するそうです。
「ジャック・ダニエル 蒸溜所創業150周年」キャンペーンでは愛飲家著名人に選ばれコメントを残しているくらい。
ジャックの味もラベルデザインも好きで、飲み方はコーラ割りを好むそうですよ。
このイントロを聴けば日本トップのベーシストということがすぐ理解できるはずです、RIZE で「SILVER」!!
「IT’S JACK.」「IT’S ROCK」
ジャック・ダニエルとロック・ミュージックの深い関わり、ご理解頂けたでしょうか?
ジャック・ダニエルは生産地がアメリカンルーツ音楽のメッカだったこと。
そして経営者がミュージシャンとのコラボに積極的でデザインの使用に関しても寛容だったこと。
これが大きな要因になっていたようです。
刷り込みイメージで音楽好きの方はジャック・ダニエルのラベルデザインを見ただけでロックを感じる…という方が多い筈です。
その背景にはこんな理由があった、ということを意識しながらジャック・ダニエルを飲んでみるとまた違った楽しみ方ができるはずですよ。
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