スコットランド最大の都市・グラスゴーにて、112年ぶりに本格的なウイスキー蒸溜を復活させたグラスゴー蒸溜所(Glasgow Distillery)が、ウイスキー製造10周年を記念して、自身初となる10年熟成のシングルカスク・シングルモルトをリリースするようです。


2019年にフェスで登場したもの。グラスゴーに110年ぶりに誕生したグラスゴーディスティラリーの1770グラスゴー・シングルモルト 。驚くほどなめらかでフルーティ。バニラピーチブリュレ!
節目を彩る「最古」の1本
今回発表された「Glasgow 1770 10 Year Old Single Malt Scotch Whisky」は、2015年3月20日にリフィル・バーボンバレルへ詰められた「カスクNo.15/10」から生まれた原酒。
蒸溜所として10番目に仕込まれたこの特別な樽は、2025年3月24日にボトリングされ、アルコール度数54%、230本限定のボトリングです。
蒸溜所共同創業者のマイク・ヘイワード氏は、次のように語っています。
「この10年熟成は、我々の原点をそのまま味わっていただける1本です。特別な後熟や仕上げをせず、リフィル・バーボン樽で10年間じっくり熟成させることで、グラスゴー蒸溜所が得意とするフルーティーで明るい酒質をそのまま表現しています。」
テイスティングノート

香り
洋梨のタルトタタン
ヘザーハニー
青リンゴ、レモンの皮
メロン、パイナップル
シナモンのほのかなスパイス
味わい
フルーティーで春らしい軽やかさ
芳醇でバランスの取れた甘み
ナチュラルなバーボン樽由来のバニラと樽香
完全会員限定でリリース
この記念ボトルは、グラスゴー蒸溜所の無料会員制度「The Glasgow Distillery Community」に登録しているメンバーのみに向けた限定販売。
2025年4月15日(火)午前10時(英国時間)より、蒸溜所の公式ウェブサイトにて購入可能となります。
価格:£69(約13,000円)
日本発売は難しいかも
グラスゴー蒸溜所の記念すべきボトル「Glasgow 1770 10 Year Old」ですが、日本で買うのはちょっと難しいかも。
販売は会員限定のオンライン先行となるため、気になる方は「The Glasgow Distillery Community」を覗いてみて下さい。
👉 会員登録はこちらから:https://www.glasgowdistillery.com
グラスゴー蒸溜所とは
2012年に創業したグラスゴー蒸溜所は、伝統的な製法と現代的なアプローチを融合させる独立系の蒸溜所。
2015年には、グラスゴーで112年ぶりに本格的なシングルモルトの蒸溜が再開され、「Glasgow 1770」ブランドでさまざまなリリースを行ってきました。
今回の10年熟成は、蒸溜所として最古となるボトルであり、未来へのステップとなる節目の1本でもあります。
ひとくちウイスキーにも入れていたんですが、売り切れちゃいましたね。