アメリカ・ケンタッキー州の老舗バーボンブランド「メーカーズマーク(Maker’s Mark)」が、ブランド史上初となるウィートウイスキー「Star Hill Farm Whisky(スター・ヒル・ファーム・ウイスキー)」を発表しました。
1953年の創業以来、一貫して同じマッシュビル(原料配合)でつくられてきたメーカーズマーク。
本作はまさに新時代の幕開けを告げる特別な1本となるかもしれません。

新たな挑戦/コーン不使用の革新的マッシュビル

「スター・ヒル・ファーム・ウイスキー 2025年リリース」は、これまでのバーボンとは一線を画し、コーンを一切使わないマッシュビルを採用。
以下の2種類の原酒をブレンドしています。
70%ソフトレッドウィンターウィート+30%モルテッドバーレイ(大麦麦芽)
100%モルテッド ソフトレッドウィンターウィート
これらの原酒は7年〜8年熟成され、カスクストレングスのアルコール度数57.35%(114.7プルーフ)でボトリング。
まさに、ウィートの旨みを最大限に引き出した仕上がりです。
テイスティングノート
この新たなウイスキーは、メーカーズマークの“滑らかさ”を受け継ぎつつも、より複雑で豊かなフレーバーを楽しめる設計となっています。
香り
バタースコッチのようなキャラメル、ゴールデンレーズン、ジンジャーブレッドが立ち上がり、温かみと華やかさを兼ね備えたアロマ。
味わい
ハチミツトフィー、チョコレートがけチェリー、アップルパイを思わせるスパイスがバランス良く広がり、豊かな層を感じさせます。
余韻
トーストしたピーカンナッツや優しいシナモンが後を引き、心地よく長く続くフィニッシュ。
名称由来は蒸溜所のある「スター・ヒル・ファーム」

本ウイスキーの名前は、メーカーズマーク蒸溜所が位置する1,100エーカーの農場「スター・ヒル・ファーム」に由来しています。
この地は創業者ビル・サミュエルズ・シニアとマーギー・サミュエルズ夫妻が選び抜いた場所であり、今もなおメーカーズマークが土地と水源を守り続けている拠点です。
サステナビリティの取り組みと“リジェネラティブ農業”への挑戦
今回のリリースに合わせて、メーカーズマークは環境再生型農業を推進する新たなプロジェクト「The Maker’s Mark Regenerative Alliance」を発足。
今後3年間で100万エーカーの農地を再生型農業へと移行させることを目指しています。
また、スター・ヒル・ファーム・ウイスキーは、ケンタッキー大学主導の「エステート・ウイスキー認証」も取得予定。
これは、蒸溜所が所有・管理する土地で収穫された原料のみを使って造られたウイスキーに与えられる新しい品質認証です。
発売・販売情報
商品名:Star Hill Farm Whisky(スター・ヒル・ファーム・ウイスキー)2025年リリース
内容量/度数:700ml、57.35% ABV(カスクストレングス)
参考価格:100米ドル(米国小売)
販売地域:アメリカ・イギリス:2025年5月中旬より、オーストラリア:2025年末予定
未来を紡ぐ、メーカーズマークの新章
「スター・ヒル・ファーム・ウイスキー」は、メーカーズマークが70年以上守ってきた“伝統の味”に、新しい価値観を与えることになりそうですね。
これからの毎年、このウイスキーはその年の農作物や熟成環境の違いを反映させながら進化していく予定。味わいだけでなく、その背景にある“土地とのつながり”を感じながら楽しめる1本として、注目を集めることは間違いないでしょう。
🔗 詳細は公式サイトへ:
www.starhillfarm.com|www.makersmark.com
メーカーズマークも期待が高まります。