スコットランド・アイラ島のキルホーマン蒸溜所は、新たに「キルホーマン 13年」を限定リリースすると発表しました。
アイラモルトの中でもひときわ個性的なキルホーマンが送り出す今回のボトルは、熟成に使用された樽のユニークな組み合わせにより、フレッシュな果実味とアイラらしいピートスモークが際立つ仕上がりとなっています。
キルホーマン 13年の特徴

「キルホーマン 13年」(アルコール度数50%)は、バーボン樽、オクタブ樽、カルヴァドス樽で熟成されたピーテッド・シングルモルトです。
- バーボン樽熟成:キルホーマンらしいクリーンな甘みとバニラ、キャラメルのニュアンスを付与
- オクタブ樽熟成:小型樽による熟成の加速が生む、より濃密なオークの風味
- カルヴァドス樽熟成:青リンゴや洋梨のようなフルーティな香りをプラス
この組み合わせにより、ジューシーな果実の甘み、濃厚なオークの風味、そしてアイラ島特有の潮風を感じるピートスモークが調和した、複雑でバランスの取れた味わいに仕上がっています。
創設者アンソニー・ウィルズ氏のコメント
キルホーマン蒸溜所の創設者アンソニー・ウィルズ氏は、今回のリリースについて次のようにコメントしています。
「16年熟成のリリースが大きな反響を呼んだことを受け、13年熟成の新たなエイジステートメント・キルホーマンを発表できることを嬉しく思います。バーボン樽がキルホーマン特有のキャラクターを引き出し、そこにカルヴァドス樽が加わることで、意外にも思われるかもしれませんが、青リンゴやフレッシュなフルーツの風味が加わっています。私たちの長期熟成ストックはまだ限られていますが、今後も多様なエイジステートメントのキルホーマンを提供していく予定です。」
キルホーマン蒸溜所について
キルホーマン蒸溜所は、2005年にアンソニー・ウィルズ氏によって設立されたアイラ島西部に位置する家族経営のファーム蒸溜所です。
スコットランドの伝統的なウイスキー造りにこだわり、以下の特徴を持つ独自のスタイルを貫いています。
- 自社栽培の大麦を使用:キルホーマンは、アイラ島の中でも数少ない自社栽培の大麦を使う蒸溜所の一つです。
- 伝統的なフロアモルティングを実施:フロアモルティングによって大麦の風味を最大限に引き出し、個性的な味わいを形成しています。
- クラフトスケールでの生産:アイラ島の中では比較的小規模な蒸溜所ながら、こだわり抜いたウイスキーを生産しています。
発売情報
「キルホーマン 13年」は、今月中に専門店を通じて発売予定で、希望小売価格は**£85(約16,000円)**となっています。
数量限定のリリースとなるため、興味のある方は早めのチェックが推奨されます。
アイラモルトの新たな熟成表現を楽しめる「キルホーマン 13年」。
伝統を守りながらも革新的な試みを続けるキルホーマン蒸溜所の新たな1本を、ぜひ堪能してみてはいかがでしょうか。