アムルット蒸溜所が、インド最古のシングルモルトウイスキーとなる「Amrut Expedition」をリリースしました。
同社の創業75周年を記念した限定ボトルで、15年間熟成されたインド産シングルモルトとして注目を集めています。
インド初の15年熟成シングルモルト
「Amrut Expedition」は、8年間をヨーロピアン・シェリーカスクで熟成した後、さらに7年間をアメリカン・エクスバーボンカスクで熟成させたシングルモルトウイスキーです。
アムルット蒸溜所のヘッド・ディスティラー兼国際販売責任者であるアショク・チョカリンガム氏は、「このウイスキーの熟成度は、スコットランドの温帯気候での熟成に匹敵する」とコメントしています。
限定75本の特別仕様

ボトルとパッケージにもこだわりが詰め込まれています。
- ハンドクラフトの木製&金属製ボックス
- ボトルはダイヤモンドカットデザイン&ゴールド刻印
- バンガロールの銀細工職人によるシルバーペグメジャー付き
この複雑なデザインを完成させるため、6カ月間で5つの試作品が作られました。
生産本数は75本限定で、そのうち60%はすでに予約済みとされています。
販売価格と取り扱い市場
「Amrut Expedition」は、インド国内では約1,050,000ルピー(約190万円)、海外市場では約12,000ドル(約180万円)で販売されます。
現在、インド、アメリカ、イギリス、ヨーロッパ、ドバイ、シンガポール、オーストラリアなどの主要市場で取り扱いが開始されています。
今後の展望
アムルット蒸溜所は、これまでにもインド産シングルモルトの品質向上に取り組んできました。
今回の「Amrut Expedition」は、長期熟成の可能性を示す新たな試みとして注目されており、インドウイスキーのさらなる発展を後押しするものとなりそうです。