アメリカを代表するウイスキーブランド「ジャックダニエル(Jack Daniel’s)」が、新たに14年熟成のテネシーウイスキーを発表しました。
これは、ジャックダニエル史上、少なくとも100年ぶりとなる、最長期熟成のウイスキーとなります。
この14年熟成のウイスキーは、ジャックダニエルが毎年限定リリースする「Aged Series」の最新作として登場し、同時に「12年熟成(Batch 3)」と「10年熟成(Batch 4)」の新バッチも発売されます。
ジャックダニエル14年 テネシーウイスキーの特徴

熟成が生み出す複雑な味わい
ジャックダニエル14年は、同ブランドの伝統的なマッシュビル(原材料配合)で造られています。
- コーン 80%
- モルト大麦 12%
- ライ麦 8%
さらに、ジャックダニエルならではの「チャコール・メローイング製法」により、10フィート(約3m)のシュガーメープル炭を通してろ過され、まろやかでスムースな口当たりを実現しています。
テイスティングノート
- 香り:甘いベーカリースパイス、オークの層が感じられる
- 味わい:シナモン、クリーミーなバタースコッチ、リッチなレザー、熟成オーク、パイプタバコ
- フィニッシュ:長く続く熟成由来の奥深い余韻
アルコール度数は63.1%と高めに設定されており、熟成による濃厚なフレーバーを存分に楽しめる仕様となっています。
「Aged Series」最新作が勢ぞろい!

今回の14年熟成ウイスキーは、「Aged Series」の一環としてリリースされ、同時に以下の2つの新バッチも登場します。
ウイスキー | アルコール度数 | 価格 | 特徴 |
---|---|---|---|
ジャックダニエル 10年(Batch 4) | 48.5% | $84.99(約12,700円) | オークの風味が主体、ダークフルーツやカカオのニュアンス |
ジャックダニエル 12年(Batch 3) | 53.5% | $94.9(約14,200円) | タバコ、熟成オーク、バタースコッチの香り |
ジャックダニエル 14年(初登場) | 63.1% | $149.9(約22,400円) | シナモン、バタースコッチ、レザー、熟成オーク、パイプタバコの深い味わい |
これらのウイスキーは、2025年2月よりアメリカ国内の一部小売店で限定販売され、10年熟成バッチ4のみ、2025年夏以降に国際市場へ展開予定です。

ジャックダニエルの歴史を感じる特別なリリース
マスターディスティラーのクリス・フレッチャー氏は、今回の14年熟成のリリースについて次のようにコメントしています。
「最初に10年熟成のジャックダニエルをリリースした際、私たちは創業者ジャック・ダニエルの時代にあった年数表記付きのウイスキーを再現することを目指しました。
今年は、それをさらに発展させ、100年以上ぶりとなる14年熟成のウイスキーをお届けできることを誇りに思います。熟成の長さがもたらす特別な味わいを存分に楽しんでいただきたい。」
長い熟成によって深みを増したジャックダニエル14年。この貴重な一杯は、ブランドの歴史を感じながら味わう価値のあるウイスキーといえるでしょう。
100年ぶりの特別な熟成。あなたならこの一杯をどう味わいますか?