大分県竹田市の久住蒸溜所が、定番のブレンデッドウイスキー「Green Dram(グリーンドラム)」をリニューアル。
これまで使用していた熟成3年未満の若い原酒を、3年以上熟成させたモルト原酒へ変更し、国際基準を満たす「ブレンデッドモルトウイスキー」として生まれ変わりました。リニューアルされた「Green Dram」は、2025年2月28日(金)より特約店を通じて全国販売されます。

久住のウイスキー専業蒸溜所としての進化

「ニューボーン」から「ブレンデッドモルト」へ
久住蒸溜所は、大分県唯一のウイスキー専業蒸溜所として2019年に創業。
若い蒸溜所にとって、3年以上の熟成期間が必要なシングルモルトをリリースできるようになるまでの期間をどのように埋めるかが大きな課題となります。
そこで、蒸溜所の個性を知ってもらうために、これまで熟成3年未満の若い原酒(ニューボーン)を用いたブレンデッドウイスキー「Green Dram」を展開していました。
今回、3年以上熟成を経た自社原酒を使用可能になったことで、「ブレンデッドモルトウイスキー」として新たなステージへ移行。
これにより、国際基準を満たし、今後の世界的なコンペティションへの出品や海外市場への進出にも注力していく方針です。
リニューアルのポイント

「New Born」の表記削除
- パッケージデザインの大きな変更はなし
- 「New Born(ニューボーン)」の表記を削除し、完全なブレンデッドモルトウイスキーへ
熟成原酒の変更
- これまで使用していた熟成3年未満の原酒を、3年以上熟成させた自社原酒に変更
- 自社で樽詰めし追加熟成を行った海外原酒も使用
味わいの向上
- 爽やかな香りとバランスの良さはそのままに、熟成感が増し、よりまろやかで深みのある味わいに
- モルトの甘さ、ボディの厚み、ほのかな爽やかさが絶妙なバランスで調和
加水での伸びの良さ
- 水割りやハイボールでも崩れないバランス
- 樽香と甘みが心地よく広がり、どんな飲み方でも楽しめる仕上がり
ブレンダーのこだわり

久住蒸溜所 製造責任者兼ブレンダー・武石裕氏(元IT企業営業マン、秩父蒸溜所・津貫蒸溜所での研修経験を活かす)
「今回のリニューアルでは、3年以上熟成させた久住の原酒に加え、自社熟成庫で樽詰めし追加熟成を行った海外原酒をブレンドし、深みのある味わいに仕上げました。モルトのボディと甘さ、そしてほのかに爽やかさを感じていただけるようなバランスを目指しました。加水での伸びもよく、原酒の持つ爽やかさと樽香のまとまりを感じていただけます。」
販売情報

- 商品名:「Green Dram(グリーンドラム)」
- 発売日:2025年2月28日(金)
- 販売方法:特約店を通じて全国の酒販店で販売
- ウイスキーの種類:ブレンデッドモルトウイスキー
- 使用原酒:3年以上熟成させた自社モルト原酒+追加熟成を施した海外原酒
久住蒸溜所の未来




近年、ジャパニーズウイスキーの市場は成熟し、新興蒸溜所の競争が激化しています。その中で、生き残るためには確かな品質と、ウイスキー造りに対する真摯な姿勢が不可欠です。
代表の宇戸田氏をはじめ、真摯でひたむきな技術者が集う久住蒸溜所は、今後も安定したシングルモルトのリリースを目指しながら、ブランドの確立に向けて挑戦を続けていくことでしょう。
2月28日より販売開始! ぜひ手に取って、久住蒸溜所の新たな一歩を味わってみてはいかがでしょうか?