2025年2月下旬、北海道発の蒸溜所「厚岸蒸溜所」から、二十四節気シリーズの第18弾として「厚岸シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 冬至」が発売されます。
このシリーズは、二十四節気に着想を得た日本らしいテーマを持つ限定ウイスキーで、今回の「冬至」は特別な節目となる二至二分の季節を象徴しています。
シングルブレンデッドジャパニーズウイスキーとは
「冬至」は、北海道で初めてのシングルブレンデッドジャパニーズウイスキーです。
BARREL読者にはご存じの方も多いかと思いますが、改めて説明すると、このウイスキーのカテゴリーは、同じ蒸溜所で造られたモルト原酒とグレーン原酒をブレンドして作られるウイスキーを指します。
厚岸蒸溜所では、使用されるすべての原酒を自社で製造しており、北海道産の大麦や穀類を中心とした原料を使用しています。
「冬至」は、北国の冷涼な気候と豊かな自然に育まれた原酒を融合させたクラシックブレンドというわけです。
一陽来復を迎える冬至の季節にふさわしい、希望と新たな始まりを象徴する一本となることでしょう。
「冬至」商品概要
- 製品名: 厚岸シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 冬至
- 内容量: 700ml
- アルコール度数: 48%
- 原材料: モルト(大麦:北海道、オーストラリア、イギリス産)、グレーン(北海道産)
- 価格: 29,700円(税込)
テイスティングノート
- 香り: ピートのスモークと柑橘の甘さ、穏やかな潮の香り
- 味わい: 濃厚な麦の甘みとミズナラ樽由来のウッディなアクセント
- 余韻: 長く続くピーティーさと優しい甘みが心地よく調和
発売情報
- 発売日: 2025年2月下旬
- 販売店: 厚岸蒸溜所公式サイトおよび提携店舗
数量限定のため、購入を希望される方はお早めにチェックしてください。
厚岸蒸溜所のこだわり
北海道の自然とスコッチ製法の融合
厚岸蒸溜所は、日本でも有数の牡蠣の産地として知られる北海道厚岸町に位置し、2016年からウイスキー造りをスタートしました。スコットランドの伝統を受け継ぎながらも、北海道特有の自然環境を最大限に活かしています。泥炭層を通った清らかな仕込み水、熟成に最適な湿潤な気候、そしてピート(泥炭)を使ったスモーキーなニュアンスが特徴です。
原酒の追求と多彩な樽
厚岸蒸溜所では、バーボン樽やシェリー樽、赤ワイン樽、そして北海道産ミズナラ樽を使用し、熟成の幅を広げています。蒸溜直後のニューメイクスピリッツの質にも徹底的にこだわり、原酒そのものが「飲んで美味しい」状態で仕上げられています。
日本のウイスキー文化への敬意
100年の歴史を迎えたジャパニーズウイスキー。厚岸蒸溜所は、スコッチウイスキーの伝統を踏襲しつつ、日本らしい自然や季節感を取り入れることで、国内外から高い評価を得ています。「冬至」は、その集大成とも言える1本であり、新たな未来への一歩を象徴しています。
厚岸蒸溜所は、「世界に誇れるウイスキー造り」を目指し、これからも進化を続けていきます。この「冬至」を通じて、日本のウイスキー文化と北海道の魅力がさらに広がることでしょう。