ディアジオが所有するブローラ蒸溜所が、再開3周年を迎えました。
それを記念して、2つ目の蒸溜所限定ボトル「Brora 44 Year Old Untold Depths」を発表。
このシングルカスクは1977年に蒸溜されたもので、アルコール度数は49.1%。ブローラのNo.1ウェアハウスで熟成されたこのボトルは、蒸溜所の歴史と共に歩んできた希少な原酒を称えるものです。
この最新リリースは、ブローラ蒸溜所の未来を切り拓く重要な一歩となりそうです。
ブローラは、1969年から1981年にかけていわゆる「ピート時代」がありました。現在のブローラはこのスタイルを再現することに取り組んでいます。新たなスタイルは「新ピート時代」として再び作られていくというわけです。
さらに、2024年は再開されたブローラから最初に充填された樽がスコッチウイスキーとして認定される年でもあります。
これにより、「ニュー・メイク・スピリット」として分類されていたものが正式にブローラのスコッチウイスキーとなります。
このウイスキーはまだ何年もボトリングはされないでしょうが、蒸溜所の見学ツアー「Eras of Brora」でその一部を試飲できるそうです。うらやましい。
ディアジオのマスターブレンダー、クレイグ・ウィルソン博士は次のようにコメントしています。
「『Untold Depths』は、穏やかな樽と中程度のピーティングの組み合わせで、ブローラの持つ味の深さを探求しています。香りには、フレグラントなインセンスとグリーングレープの皮が軽いピートスモークの中を漂い、乾燥ハーブと香油がバタートフィーの渦を通じてゆっくりと立ち上がります。口当たりはワキシーで、甘く軽いフルーティな味わいが長くフレグラントなフィニッシュへと続き、ホワイトペッパーのひとつまみが加わります。」
ブローラ 44年「Untold Depths」は150本限定で、7月に蒸溜所で直接購入可能です。希望小売価格は£10,000(約200万円)です。遠い目、、、、。