トマーティンが、ブレンデッドスコッチウイスキーブランド「アンティクアリー(The Antiquary)」から、新しいラインナップを発表しました。
ボトルデザインとパッケージも刷新。ちょっとクラシカルな感じは減ったかな。
新しい「アンティクアリー」は、ハイランドやスペイサイドのモルトウイスキー、ローランドのグレーンウイスキーを使用。
ヴィクトリア朝やエドワード朝の、アンティークガラスからインスピレーションを受けたデザインのボトルに詰められています。
アンティクアリーの新たなラインナップ
The Antiquary 15年
ボトリング前にボルドークラレット赤ワイン樽で熟成。£45なので、日本円で9,000円くらい。
The Antiquary 21年
ポルトガルのシミントンファミリーエステートから調達したトーニーポート樽で熟成。£100なので20000円くらい。
The Antiquary 30年
ヘレスから取り寄せたシェリー樽で3年以上熟成。£275なので55000円くらい。高いね。
歴史と技術の探求
新ラインナップは、トマーティンのグローバルブランドアンバサダー兼ブレンダーのスコット・アダムソン氏による綿密な調査プロジェクトの成果といってもいいでしょう。
彼は、アンティクアリーの創業者J & W Hardieの足跡をたどりました。ブランドの歴史と、異例ともいえる高いモルト含有量を誇った、当時のアンティクアリーを反映しようと思ったのです。
アダムソン氏は次のように述べています。
「トマーティンは控えめな生産者ですが、かつては世界最大の蒸留所でした。また、スコットランド全土から非常に高品質なウイスキーを豊富に取り揃えているという幸運に恵まれています。この素晴らしいコレクションを活用して、アンティクアリーの歴史における重要な節目となる3つの新製品を開発できました。」
さらに彼は、「J & W ハーディーは最高級のウイスキーを扱うことに情熱を注ぎ、樽熟成の複雑さを理解し、細部にまで細心の注意を払っていました。私たちもこの特徴にインスピレーションを受けつつ、新しい視点から見て、歴史にインスパイアされた自己表現者にアピールすることを目指しました。これらのブレンドは、長期間の熟成を経て、多くの個性を持つ樽を使用して作り上げられました。」と付け加えました。
新たな時代の幕開け
トマーティンのマーケティングディレクター、デレク・スコットは次のように述べています。「ウイスキー市場が変わりつつある今、アンティクアリーブランドに新しい命を吹き込むのは理想的な時期です。スコットとチームは市場に投入するためのエキサイティングなプレミアムレンジを開発しました。」