昨年9月に噂されていた23年ものがリリースされました。
アードベッグ ヴィンテージ Y2K (アルコール度数 46%) は、バーボン樽とオロロソ シェリー樽で熟成された23年物のシングルモルトスコッチ ウイスキーです。
このヴィンテージは2000年、つまり「ミレニアムバグ」で騒がれた年にさかのぼります。
ミレニアムバグとはいわゆる「2000年問題」のこと。
アードベッグ蒸溜所は一時閉鎖した後、1997年にグレンモーレンジィ社によって買収され、修復されました。
1999年から2000年にかけて本格稼働を再開。当時、多くの蒸溜所がミレニアムバグの混乱を恐れていた中、アードベッグのスタッフは徹夜で蒸留を続け、スピリットの流れを守りました。
ヴィンテージ Y2Kには、当時を知る原酒、つまり2001年に蒸留を停止するまで、51年間の稼働した伝説的な蒸留器から得られた原酒が使われています。
アードベッグ ヴィンテージ Y2Kテイスティングノート
スモーク、レモンバルサム、亜麻仁油、砂糖漬けのクルミ、ヘザーハニー、クレオソートの香りを放ちます。口に含むと、シャーベット、アニス、トフィー、ダイジェスティブビスケット、ペパーミント、メンソール、タール、コーヒーかす、すすが続きます。
アードベッグのマスターディスティラー、ビル・ラムズデン博士はこの新リリースについて、「新時代の幕開けに造られたこの超希少ウイスキーは、その後も蒸留所で大切に保管されてきました。ハーブや柑橘の香り、甘い香りに続き、すすやペパーミント、コーヒーの風味が口の中で爆発します。これはレトロなコレクター向けのクラシックで、純粋なアードベッグのノスタルジーを感じさせるものです」とコメントしています。
このアードベッグ ヴィンテージ Y2Kは7月に専門小売店で発売され、価格は£670.00(約13万円)だそうです。
やっぱり長熟アードベッグはお値段張るなぁ。箱かっこいいですね。