勢いに乗っているフランスの飲料大手ラ・マルティニケーズが、スコッチウイスキーブランド「ラベル5」のシングルグレーンを英国で発売しました。
ラベル5 バーボンバレル (40%) は、ファーストフィルのバーボン樽で3年以上熟成されたシングルグレーンスコッチ ウイスキー。
実は世界トップ10に入るビッグブランドであるラベル5。日本でも安ウマ銘柄として、密かに人気の高いブランドですが、グレーンを発表するとは意外でした。
このボトルは、ラ・マルティニケーズが持つ、ウェスト・ロージアンのスターロー蒸留所で蒸留、熟成されました。
バニラを主体に、オークの柔らかなフレーバー、ほのかにフルーツの香りが鼻に広がり、その後に深い森林のアロマが続くと言われています。
ラ・マルティニケーズの英国コマーシャル・ディレクター、ジェイミー・スチュワート氏は今回の発売について次のようにコメントしました。
「当社初のシングルグレーンウイスキーの英国での発売は、ラベル5にとって非常にエキサイティングなものとなることでしょう。世界的に評価が高い、当社のブレンドの核を担う専門知識と職人技を披露いたします。私たちは、このグレーンバーボンバレルが英国のウイスキー愛好家の間で根強い人気を獲得すると確信しています。」
ラベル 5 バーボン バレルは、当初希望小売価格 £20.00(約4,000円)で英国全土の ASDA191 店舗から販売開始とのこと。
日本にも来ると面白いかも。
ラベル5はひとくちウイスキーでも取り扱っているのでぜひ見てみてね。
ラベル5ラインナップ
ラベル5 クラシックブラック ブレンデッドスコッチ
安ウマブレンデッドウイスキー特集にも登場したマニアック銘柄、ラベル5です。
フランスでは結構なじみ深いブレンデッドウイスキーで、世界的なスコッチ売り上げも9位とか10位を行ったり来たりしています。
親会社のラ・マルティニケーズ社。最近はグレンマレイ蒸溜所を買収、プロデュースしておいしくなった評判のあそこです。
キーモルトはやっぱりグレンマレイ。その他、バーボン樽で3~7年間熟成させたハイランドモルトがブレンドされているようです。
若干アルコールの辛みはあれど、グレンマレイらしいオイリーな潮っぽさは顕在です。飲み口はドライ、そしてビターな後味。
ラベル5 12年
グレンマレイ蒸留所のモルト原酒を中心に構成されています。
18年と比べるとバーボン樽+グレーンって感じの味わいです。
香りはフレッシュで洋ナシ、うっすらオレンジ、ショートブレッド。甘さは控えめでスパイシー。すりおろしたジンジャーのフレーバー。
ひとくちウイスキーでは、30ml、440円(税込)から。むしろ18年より飲みやすく、バランスはよいです。ちょっと加水に弱い印象。
18年と比べると面白い。
ラベル5 18年
キーモルトはやっぱりグレンマレイ。モルトウイスキーとグレーンウイスキー、それぞれ18年以上の熟成を経た原酒をブレンドしています。
バニラやりんご、ぶどう、マスカット。ややスパイシー、熟成感があります。
ひとくちウイスキーでは、30ml、740円(税込)から。アルコール感なく、とてもおいしい。スタンダード品とはうってかわって、円熟味があり、やや古酒のような、ブランデーのような味わいもある。
加水でレーズン感が強くなります。試飲して気に入ったらボトル買いの狙い目ウイスキー。