SNSで話題になっているアバフェルディの終売の話。
コアレンジである12年、16年、21年が終売するようです。
アバフェルディ 3品種 (12年16年 21年) 販売終了のご案内
拝啓 貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は弊社商品に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。このたび、 休売中の下記商品について、 販売終了とさせていただきます。長年のご愛顧に御礼申し上げますとともに、引き続き弊社製品のご拡販を賜りますよう宜しくお願 い申し上げます。
対象商品
アバフェルディ 12年 700ml×6本入
発注コード: D336 JANコード 5000277000982 SDPコード: 1470705 参考小売価格: 5,500円アバフェルディ 16年 700ml×6本入
発注コード: LB71 JANコード 5000277000579 SDPコード: 1472646 参考小売価格: 9,000円アバフェルディ 21年 700ml×4本入
発注コード:D337 JANコード: 5000277003563 SDPコード: 1470706 参考小売価格: 22,000円終売理由
バカルディ社のグローバル戦略において、 当該ブランドの販売方針が変更となり、日 本への販売枠が無くなった為、 終売することとする。
終売時期
即日終売とさせていただきます。
その他
詳細は、 弊社営業担当者までお問い合わせ願います。
アバフェルディ終売情報です。 pic.twitter.com/DMOrjVK1ul
— 服部酒店@ウイスキーが好き🥃 (@sakaya_shizuoka) April 19, 2024
アバフェルディの種類/ラインナップ
アバフェルディ 12年
現行オフィシャルボトル。
アバフェルディのスタンダード品です。
鼻を近づけてみると、蜂蜜やトフィのような心地よい甘い香り、青リンゴやオレンジピールの柑橘系も少し。
口に含むと、その蜂蜜がふわりと開きオレンジピール、フルーティな青リンゴ、後半はローストしたナッツのビターも感じられ、程よい長さの余韻を楽しめます。
全体的におとなしく、優しい甘みが目立ちますが、決して単調ではないハマる個性を持ち合わせたボトルです。
アバフェルディ 16年
こちらは2015年に「ザ・ラストグレート・モルト・シリーズ」の一つとして、限定リリースされたボトルです。
16年ものということでフラッグシップの12年よりもアバフェルディとしての風味が色濃く現れた一本となります。
香りはハチミツ、フローラルなヘザーハニー、スパイシーな木酢、熟れたオレンジ。
ソフトでスムースな飲み心地。
味わいもさらに甘みが濃く、12年で感じられた青リンゴが抑えられマイルドにした完熟オレンジ、そしてクローブのようなスパイシーさを後半に感じます。
余韻も長く、リッチな味わいに仕上がっています。
「12年」と比較するとスパイシーな後味と長めの余韻が特徴的です。
アバフェルディ 18年
こちらは18年もののアバフェルディ。
熟成年数18年以上の原酒が使われているということで、アバフェルディの個性が更に押し出されたボトルとなります。
香りはベイクドオレンジ、ヘザーハニー、トフィ、ハチミツ、バニラビーンズ、ややワクシーな一面もあります。
味わいはボディに厚みがありベイクドオレンジパイなどの洋菓子のような甘み、リッチなモルト感、ハチミツ、後半にはカカオのビターとタンニンの渋み。
複雑で重厚な味わいを見事に表現したボトルです。
空港限定商品なので、なかなかお目にかかれません。Barなどで出会った際はぜひ。
アバフェルディ 21年
21年という長期熟成原酒が使われたボトル。
長期間の熟成を経てアバフェルディの特徴である「ハチミツ」の柔らかさに磨きがかかり、複雑な風味が宿った一本となります。
香りは濃厚なバニラビーンズ、オレンジピール、ココナッツの南国感、気品あふれるヘザーハニーのフローラル。
しっかりと厚みがあるボディなのになめらか、すぐにハチミツの甘みが口内に広がり、ママレード、バニラウエハース、若干の干し草、ウッドスパイス、無糖カフェオレのビター。
余韻は長く、しばらく鼻腔にアバフェルディの素朴で優しい甘みが居座ります。
12年の正統進化。素晴らしいバランスのシングルモルト。
アバフェルディ 28年
こちらは免税店向けにリリースされた28年もののアバフェルディ。
国内でも数年に一度流通します。2021年後半に流通した際はその人気からか当初の倍近い価格になっていましたね。
アバフェルディらしいハチミツの甘みやヘザーハニーのフローラルな風味に加えてスパイシーかつビターな風味が加わっているボトルとなります。
香りはハチミツ、トフィ、バニラカスタード、焼きリンゴ。少し切り花のような青臭さも。
口に含むと非常にまろやか、まずハチミツの力強い甘みが広がり、ウエハース、お香、後から洋ナシ、奥にピーチティー。
後半にはビターチョコ、スコーンの香ばしさ、ベリー感を伴うオーキーな余韻を長く楽しめます。
40度とは思えぬリッチさと濃縮感がり、飲み応え抜群のボトルです。
ちなみにアバフェルディ村にはハリーポッターの著者J.K.ローリング女史の別荘もあるんですって。
第2巻『ハリー・ポッターと秘密の部屋』でロックハート先生の好物として「ファイアー・ウイスキー」なるものが登場しますが、アバフェルディ飲みながら執筆していたのかと思うとちょっとほっこりします。
バカルディ社はデュワーズやロイヤルブラックラ、エンジェルスエンヴィ、あとはティーリングなどの株も持っていますね。他に影響が出ないことを祈ります。