昨年9月にアナウンスした通り、ポートシャーロット18年についにお目見えです。
ポートシャーロットの代名詞ともいえる、スコットランド産大麦100%のヘビーピート麦芽(40ppm)を使用しています。蒸留年は2004年。リフィルシェリー樽(74%)とリフィルフレンチオークワイン樽(26%)で熟成されています。
アルコール度数は53.4%でボトリング。6,000本の限定生産。
ドライフルーツの甘み、幾層にも重なるオークのスパイス。
焦がしたヘザーとシンダートフィーの波が鼻孔に押し寄せ、ピート入りのスコーン、スモークポップコーン、塩キャラメルが口に広がります。
ピートスモークに包まれたまろやかなフィニッシュと、ほのかなナッツのような塩味が、オール・アイラ島の味わいを彷彿とさせます。
発売に関して、蒸留責任者のアダム・ハネット氏は次のようにコメントしています。
「これは私のキャリアの中でも特別なものです。ポートシャーロット18年を世界と共有できることを光栄に思います。
私たちがこれまでにリリースしたポートシャーロットの最も古いボトルであり、ひとつの節目となることでしょう。
2001年の創業以来、ブランドがどれだけ進化してきたかを示しています。
時代の流れにより、閉鎖の瀬戸際に追い込まれることもありました。このチャレンジングスピリットは2004年にブルクラディ蒸留所が軌道に乗り始めたときに築かれ、今日のリリースを感動的なものとしました。」
彼は続けて、「これは私たちの島と、私たちのコミュニティに捧げられたウイスキーです。
ポートシャーロットの樽が倉庫で静かに熟成されている間、アイラ島では多くのことが進化し、変化してきました。この18年熟成のウイスキーが私たちの過去と、未来を見据えていてくれました。」
ポートシャーロット18年公式テイスティングノート
香り
ドライフルーツ、イチジク、甘いサルタナ、レーズンのノーズがすぐに広がり、柔らかなスモークと芳醇なオークの香りが続く。ウイスキーがさらに開いてくると、タバコと焦がしたヘザーの皮革のような香りが現れ、海洋性のスモークとシンダートフィー、デーツシロップのバランスが取れている。
味わい
ドライダーク・フルーツとチョコレートの甘くフルーティーな風味。オークの影響はまろやかで、温かみのあるトーストスパイス、シナモン、ジンジャーブレッド、ナツメグが前面に出てくる。オレンジシトラス、シンダートフィー、ハチミツが柔らかくスモークされた穀物を引き立て、ピート入りのスコーン、スモークポップコーン、塩キャラメルのニュアンスもある。
フィニッシュ
ウッドスパイス、スモークレザー、ほのかなナッツの塩味が複雑な味わいを引き締め、柔らかなピートスモークが余韻を残す。
なお、ポートシャーロット18年は現在bruichladdich.comと一部の小売店でのみ購入できます。
蒸留所のショップでは175ポンド(8万円弱)の価格。ボトラーズがから出ているものに比べればリーズナブルに思えます。いやぁ飲んでみたい!
なんでこの価格で買えるのか不思議なくらい旨い。