スペイサイドの雄、マッカラン蒸溜所から、2024年に73年熟成の超長期熟成ボトルがリリースされるようです。
去年末にも1945年蒸溜の77年もの(アルコール度数 43.2%)をリリースして度肝を抜いていましたが、今回の73年は44.9%のアルコール度数で瓶詰めされる予定です。
「ザ・レッドコレクション」は、何世代にもわたってウイスキーメーカーに見守られながら、40年から78年の間ゆっくりと熟成され、完璧な熟成の瞬間を迎えたものだけがボトリングされた特別なコレクション。
今年3月には世界最大級のアートフェア「アート・バーゼル(香港)」にも特設ブースを設置して話題になりました。長期にわたる熟成管理を可能したマッカランの技術の結晶。新興蒸溜所には真似のできない。一線を画す製品です。
テイスティングノートは以下。
「香りは活発で複雑で、アンティークオーク、アプリコットジャム、上質なリコリス、トリクルタルトの組み合わせが感じられます。やわらかい焼きリンゴ、ナツメグ、トロピカルなノートが複雑さを備えています。
口に含むと、デーツ、甘いウッドスモーク、苦甘いトリクルトフィー、わずかな芳香性の葉のヒントがあり、パロコルタドを思わせるフルーティーさと塩味が続きます。
柔らかなタンニン、微妙なスパイス、持続するミネラリティがフィニッシュを延ばします」。
まさにスコッチウイスキーの伝統と革新を象徴する一本です。