エディンバラのホーリールード蒸溜所がデビューします。
数年前よりスコットランドにも新興蒸溜所が続々と誕生し、その多くが倉庫に3年熟成樽を抱えるようになってきました。
そして今年、多くの蒸留所がこの最初のウイスキーをリリースしています。
数日前、アイル・オブ・ハリス蒸溜所がThe Hearachを発表しましたね。
ホーリールード蒸溜所は、2019年に「ザ・スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサイエティ」のカナダ支部の設立者、ロブ&ケリー・カペンター夫妻、そして元マッカランのマスターディスティラー、デーヴィッド・ロバートソン氏によって設立されました。
エディンバラの中心部に位置するこの蒸溜所は、約100年ぶりに誕生したシングルモルトウイスキーの蒸溜所として注目を浴びていて、築180年の歴史を持つこの建物は、かつて駅の貨物倉庫として使用されていました。
現在ではシングルモルトウイスキーだけでなく、ジンやリキュールも製造しています。なお、ビジターセンターはオープンしてすでに3年目です。
ホーリルード蒸溜所は、古都スコットランドの豊かなビールの伝統に架け橋を築くことを使命としています。彼らは、古くて閉鎖された醸造所のレシピに基づいて、歴史的な麦芽やレシピでの実験を行っています。近年、ホーリルード蒸溜所は蒸溜所の進化をウイスキーファンに示すために、熟成中のニューメイクを再三発表してきました。
記念すべき初のシングルモルトウイスキー「ホーリルード・アライバル」はオロロソ・シェリー・バット、ペドロ・ヒメネス・シェリー・ホグスヘッド、バーボン・バレル、およびラム・バリックで熟成されたとのこと。
初回リリースは、合計で8,188本。
アルコール度数は46.1%でのノンチルフィルタリングおよびナチュラルカラー。
ホーリールードはウイスキーづくりを始めた当初、スモーキー(モルト主体)、スイート(モルト主体)、フルーティー(酵母主体)、スパイシー(樽材主体+ビール酵母)という構成の4種類の個性的なスピリッツをつくると意気込んでいました。樽もシェリー樽(オロロソ、パロコルタド、ペドロヒメネス、アモンティジャード)をはじめ、新樽(チャーまたはトースト再度施)、マフロダフネ樽(ギリシャ)、ポート樽も使っていくと鼻息荒い感じでした。
はたして一発目はどんなお味か、見ものです。