キャンベルタウンが活気づいています。
先日のウィッチバーンに引き続き、ダルリアタ蒸溜所がキャンベルタウン湖畔に新たな蒸溜所を建設するための許可をアーガイル&ビュート州議会から得ることに成功しました。同社はFacebookとInstagramを通じて、このニュースを報告しています。
投資額は450万ポンドで、地元の人々に約20の雇用を創出するとのこと。さらに、スコッチウイスキー産業でキャリアを形成していきたい人向けの研修生集めるとダルリアタは約束しています。
新蒸溜所は、訪問者が2つの大きな銅製蒸溜器を見学できるガラス張りのファサードを特徴とし、湖を一望できる高台のバルコニーではイベントやウイスキーの試飲が楽しめる空間を提供します。さらに、隣接する空き店舗をビジターセンターとして利用し、展示や会議、試飲スペースを整備する計画も進められています。
この蒸溜所は、「ダルリアタ」という6~7世紀にスコットランドとアイルランドの一部地域を指して使われた名前から由来しています。
新施設では、その当時の首都だったデュナッドフォート近くで大麦を栽培し、シングルモルト・スコッチウイスキーの製造を行うとのこと。
もともと大のウイスキー愛好家であったという、創業者のイアン・クラウチャー氏とロニー・グラント氏が、ウイスキー業界への情熱と地域社会への貢献を胸にこのプロジェクトを推進していきます。
未来の展望としては、マクリハニッシュ空港近くにウイスキー貯蔵施設を建設し、個人顧客向けに瓶詰めや貯蔵サービスを提供する計画も立てられています。キャンベルタウン地域のウイスキー産業と観光業の発展に一役買うことを考えているようです。
ダルリアタ蒸溜所はキャンベルタウンの歴史に敬意を表し、新しいビジターセンター内に博物館も設立する予定。
地域のウイスキー蒸溜の長い歴史と関わりを紹介する計画を立てています。
また、近隣の空き店舗をビジターセンター、会議室、試飲室に改装するという展望もあります。
さまざまな新蒸溜所の開業はキャンベルタウン地域の観光業にとって大きな前進といえます。
この新しい施設が地域社会とウイスキー産業の発展に貢献することを心待ちにしています。