ウォーターフォードから2種類のピーテッド・ウイスキーが新発売されます。
「ラッケン」と「ウッドブルック」は、単一農園産(シングルファーム)のアイルランド産大麦を使用して作られたボトルで、ウェックスフォード州のラッケン農場とダブリン州のウッドブルック農場で栽培された大麦を原料としています。
ピートもアイルランド産でキルデア州のバリーテージュから調達しています。
ラッケンは57ppm(フェノール値)、ウッドブルックは74ppmのピーテッドモルトを使用しているということで、アイリッシュウイスキーとしては最大級のフェノール値を誇ります。
過去、スコットランド産の麦芽(55ppm)を使用した「ティーリング・ブラックピッツ」がアイリッシュウイスキーの中では最もヘビーピーテッドだったことを考えると挑戦的なボトルといえますね。
ウォーターフォード社は、ラッケンとウッドブルックは三回蒸溜ではなく二回蒸溜であるため、歴史的なピーテッド・アイリッシュ・ウイスキーよりもピートの影響が強く残っている可能性が高いと付け加えました。
これらの新商品は、2022年に発売されたピーテッド・ウイスキー「フェニスコート」と「バリーバノン」に続くもので、ウォーターフォードの自信作となっています。ウォーターフォードの他のウイスキーと同様、各ボトルにはユニークな「Téireoir Code」が記載されており、大麦の収穫地、貯蔵地、製麦地、そしてウイスキーの蒸留と熟成に関する詳細が記されています。
ウォーターフォード蒸溜所の創設者兼CEOであるマーク・レイニエは、次のようにコメントしました。
「私たちはウイスキーづくりの古い方法を探求し続けていますが、その結果、忘れ去られた風味に再び出会うことができました。
アイリッシュ・ウイスキーの原点であるアイリッシュ・ピートです。
最初のピーテッド・シングルファーム原酒から徐々に風味を検証していき、テロワールがピートに勝ることを証明した後、スモークを強めることにしました。
アイルランド産ピートとアイルランド産大麦を使用したこの新しいシングルファーム原酒は、メジャーなアイラモルトよりも高いレベルでピーティとされています。そのテロワールの風味をぜひ体験してみてください。」