10月5日にエディンバラのホープトゥーンハウスで開催されるチャリティオークション「The Distillers One of One(ディスティラーズ・ワン・オブ・ワン・オークション)」。
伝説級のモルトが集まるということで沸いています。
ブローラもボウモアも完全に聖なるアイテムでしたが、ソサエティが出品予定の「The Only Drop ザ・オンリー・ドロップ」もとんでもない形状です。
こういうボスいるよね。一定時間経過するとエネルギーが溜まって、中央から発射されるヤツ。
スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティが出品するのは、33年間オロロソ・シェリー樽で熟成された「ザ・オンリー・ドロップ」。
シェリー樽熟成で有名なスペイサイドの蒸溜所ということなので、たぶんあそこですね。
1989年蒸溜、その後シェリーバットによる熟成を経て、2019年にはさらに2つの異なる樽(ファーストフィル・オロロソホグスヘッドとファーストフィル・ペドロヒメネスホグスヘッド)で熟成、3年後に再度組み合わされたボトル。
この特別なウイスキーの外観は、STCKMNが主導し、マター・エージェンシーが手掛けています。
液体と樽の関係を讃える手作りの紙の彫刻らしく、液体そのものは、自然界にある水の再現不可能なパターンにインスパイアされ波紋で表現されているとのこと。
紙パルプ彫刻に包まれており、オリジナルの樽から取り出した木屑が彫刻に埋め込まれているみたいです。ボトルと彫刻が一体となることにより、ウイスキーと樽の再会を描いているんだそう。
スコッチ・モルト・ウイスキー・ソサエティのウイスキー・クリエイション責任者のユアン・キャンベル氏は以下のようにコメントしました。
「オロロソのナッツのようなドライな風味と、ペドロ・ヒメネスの甘くダークな木の実のような香りがあり、お互いを引き立てあっている。熟成によってのみ生まれる真のエレガンスがある。全体として、とても退廃的でエレガントなオールドドラマです」。
このウイスキーの購入を通じて得られる収益の大部分は、社会を支援する活動としてユース・アクション・ファンドに寄付されます。このファンドは、多くの若者が自信を持って社会に貢献できるよう支援しています。