先日オクトモア15がリークしたアイラ島の人気蒸溜所ブルックラディ。
看板商品であるザ・クラシック・ラディのデザインを一新します。
クラシックラディの新ボトルについて:
最近アマゾン等に新ボトルの画像が掲載されてるけど、実は新ボトルは9月1日から発売する予定です。
新ボトルについて詳しい情報は近々に発表しますのでクラシックのクラシックラディがなくなる前に是非一本を取ってください!#twlc #ブルックラディ pic.twitter.com/i7ETT7NW4K— Jack Chambers (@whiskyjack_jp) July 5, 2023
新ボトルは、グラスゴーに拠点を置くデザインエージェンシーThirstと一緒に企画制作され、持続可能性を考慮したデザインとなっています。
ブランドの特徴であるアクアカラーはそのままに、新ボトルにはオーガニックインクコーティングが使用されています。
キャップとコルクはバイオ原料から作られる合成樹脂、ポリプロピレン製となっています。
ボトルの素材は平均60%の再生ガラスを使用し、前のボトルと比べて32%軽量化されています。軽量化したことにより、パレット1枚あたりにより多くのボトルを積み込むことができます。これで配送車両の数も減らせるそうです。
また、「ザ・クラシック・ラディ」のボトルを入れる缶も生産停止するとのこと。そういえば缶ついてましたね。
どうやら缶製造によって1kg以上のCO2が排出されていたようで、この缶を省略し、新しいボトルを採用することで、CO2排出量は65%減少させることができるようです。
ダグラス・テイラー最高経営責任者(CEO)は、「業界はシングルモルト・スコッチ・ウイスキーには外箱が標準装備されていなければならないと考えてしまっています。多くの蒸留酒のボトルはそのままなのに、シングルモルトの大半は、手の込んだ、重厚な二次的な外箱が付いています。なぜなのか?二次包装は必ずしも必要ではないし、持続可能でないことは確かです。
新しいクラシック・ラディ・ボトルは、ブルックラディにとって重要な一歩となるでしょう。これはボトルのデザイン変更以上のものです。ブランドの軌道修正であり、価値観主導のビジネスとしての運営方法を変えるものです」と語りました。
Thirstのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクター、マット・バーンズ氏は「この大胆で先進的なデザインとブランド・アイデンティティは、未来の地球環境に責任を持つという、私たちの役割を象徴するものです。志を同じくする愛飲家たちのアイコンになりたいですね」とメッセージを伝えました。