グラスゴーに本拠を置く独立系ボトラーおよびブレンダーである”Brave New Spirits”社は、キャンベルタウンに新たなシングルモルトウイスキー蒸溜所を計画しています。
すでに最終的な計画申請を提出したようで、新しい蒸溜所の名前は「ウィッチバーン」とのこと。
伝統的な製法を用いてノンピート、ライトピート、ヘヴィピートのモルトウイスキーを作り予定だそうです。
ウィッチバーン蒸溜所は創設者でありマスターディスティラーのアンドリュー・ナーン氏が率います。
彼は以前、グレンキンチー蒸溜所、ストラスミル蒸溜所、ボーダーズ蒸溜所のディスティラリーマネージャーでした。
ウィッチバーンは、一年に200万リットルの生産を目指します。
蒸溜所は100%のグリーン再生可能エネルギーと最新の熱エネルギー回収システムを利用し、スコットランドの中でもとびきり環境に優しい蒸溜所の一つになる予定です。この蒸溜所は年中無休、24時間稼働し、可能な限り熱とエネルギーを再利用する計画です。
ウィッチバーン蒸溜所は、5トンの容量を持つマッシュ・タン、30,000リットルの容量を持つ16つのウォッシュバック(これにより96時間以上の発酵時間が確保されます)、16,000リットルの容量を持つ2つのウォッシュ・スチル、そして各々7,000リットルの容量を持つ2つのスピリット・スチルを使用します。
ウィッチバーン蒸溜所は、バーボン樽、オロロソシェリーカスク、トゥ二―ポートとルビーポートバリック、そしてオーガニックボルドーワインバリックなど様々な樽にスピリッツを保管する予定で、慎重に計画された木材管理政策を持っています。
熟成は、海に近い現地の倉庫と、キャンベルタウンエリア内の倉庫で行います。
計画申請の承認とスケジュールによりますが、ウィッチバーン蒸留所での生産は2024年の最後の四半期に開始する予定です。ウィッチバーンは、生産、倉庫、流通においておおよそ30の新たな常設の仕事を作る計画で、また数年内に観光客向けのビジターセンターを開く予定です。
また群雄割拠の時代に突入しそう!