球磨焼酎の蔵元のひとつ、高橋酒造株式会社が、熊本県人吉市にウイスキー蒸溜所を整備し、ウイスキー製造に取り組むと発表しました。
蒸留所は人吉市の田野高原にあった田野小学校跡地を改修して整備されます。
蒸留所以外にも工程の見学、試飲などができる地域交流の場を建設する予定。
26日の会見で高橋酒造の高橋光宏社長は
「酒の多様化の中で海外でも人気があるウイスキーを造ろうと決意しました。
ウイスキーは初挑戦ですが、景観の素晴らしい田野で地域の人たちとつくっていきたいと思います。
人が集まり心が安らぐ体験型の観光名所にしたい。」と述べました。
整備される蒸留所は、延べ床面積約1300平方メートルで蒸留施設と樽の貯蔵庫のほか、2階には見学施設も設けます。
今回の事業費はおよそ10億円で、2023年6月から工事に着工。
来年4月からウイスキーの生産を開始し、2027年度には見学施設のオープンを予定。
ウイスキーは名称を地名の『田野』と付けて2027年から販売を開始する予定です。
それにしても新興蒸溜所どんどん増えていますが、光熱費と麦芽、樽の値上がりがやばいんで、今後は資本を持っているところじゃないと厳しいでしょうね。