ウイスキーブームからか、最近はウイスキーを題材にした漫画が増えています。
今回はウイスキーが登場する漫画をいくつか紹介していきましょう。
この一杯は天使の取り分
ウイスキーに興味を持った、作者の糸井のぞ氏が執筆し、最近単行本になった漫画です。
2023年1月4日(水)18時まで試し読みもできるので年末年始に読んでみてはいかがでしょうか。
ウイスキーを製造する蒸溜所で働く鳩子。フィギュアスケーターの夢から逃げ、人と関わらずひっそりと暮らしていた彼女は、ある日貯蔵庫で美味しそうにお酒を飲む天使に出会う。勧められるままに自身もウイスキーを口にした鳩子は、思わず自分の“現実”を語り始め……。作品はミステリーボニータ(秋田書店)で連載されている。
北のライオン
「人生に上質(ヘビーピート)な余韻を。」
亡き妻を育んだ国にやってきたバーテンダーの“Mr.ライオン”。強面だけれどお人好し、屈強だけれど寂しがり。そんな彼が400本のウイスキーとともに夜ごと織りなす、スモーキーでちょっとオトナな物語。
知る人ぞ知る名作。
なんとオールカラーです。読み終えると気持ちがふっと楽になります。
バーテンダー
フランスパリのリッツホテルで働く、天才バーテンダー佐々倉溜(ささくら りゅう)が主人公の物語。
個性的でワケありなお客さんや同業のバーテンダーと織りなす様々なエピソード。どれも完成度が高く、2006年アニメ化、2011年にはテレビドラマ化も行われているバーテンダー漫画の名作です。
ウイスキー好きはもちろん、Barやカクテルが好きな人、人間ドラマが好きな人にはぜひ読んでもらいたい大作。
バーテンダー à Paris
上記のバーテンダーの続編。
バーテンダーの勉強のため、単身パリへと乗り込んできた主人公の青年、佐島蓮の物語。
スーパーチートである佐々倉から主人公が交代。前作とは違い、ちょっとコミカルな描写が多く、はじめは戸惑うかも。
しかし物語の本質は変わりません。
「孤独に傷つき、行き場のない魂を救う 最後の一杯」を求める人々のドラマを描きます。
バーテンダー à Tokyo
上記、バーテンダー à Parisの続編。主人公は引き続き佐島蓮。
パリでの修業を経て、東京・銀座へと戻ってきたバーテンダー・佐島蓮は銀座の「バー守谷」に勤め、日本有数の名バーテンダーである守谷からの教えを受ける。やがて、佐島は閉鎖されていた「バー紐育」を受け継ぐ。
バーテンダー6stp
城アラキ氏が原作を担当するバーテンダーシリーズ完結編。
世界を放浪した末、日本に帰国した青年・酒井俊が主人公。
ひょんなことから銀座のとあるバーで働くことになった俊は、多忙な接客の日々を送る中で、多くの人間模様に触れ、一人の人間として大きく成長していく。
城アラキさんは他にも「カクテル」や「神の雫」などの名作を生み出している漫画家さん。その作風がお気に召したら上記4作は必読です。
まどろみバーメイド
ウイスキーラベルも好評の人気作品。
東京都内で共同生活を送る月川雪、伊吹騎帆、陽乃崎日代子の三人のバーメイド(女性バーテンダー)が、それぞれの問題に直面しながらも仕事を通じて人々と交流し、バーメイドとして、また人間としても成長していく姿を描いたお仕事ヒューマンドラマです。
BARレモン・ハート
1985年、「別冊漫画アクション」において連載がスタートし、30年以上が経った今も、「漫画アクション」にて月1連載中のお酒マンガの金字塔。
毎回一つのお酒を取り上げ、その種類は豊富でウイスキーやカクテルなど、洋酒から焼酎や日本酒など様々でその全てのお酒に対して、マスター得意の薀蓄が語られていきます。
場末のバーを営むマスターと泣き笑いの人間模様、という構図はこの漫画から生まれたと言っても過言ではないです。
美味しんぼ: スコッチウイスキーの真価
言わずと知れた名作美味しんぼですが、こちらの巻の第4話ではスコッチウイスキーの真価(1)~(6)として、ザ・グレン・リヴェット、ラフロイグ、ボウモア、グレンフィディック、クラガンモア、カードゥ、ホワイト&マッカイ、バランタイン、オールド・パーが特集されています。
アニメや漫画キャラクターを使用したラベルもだいぶ多くなりました。
こういった商売に関しては多様な意見がありますが、イラストレーターや漫画家からすれば活躍の場は増えましたね。
エンタメ要素が少ないウイスキー界の光明となることを期待しています。