静岡県でシングルモルトウイスキーを製造販売するガイアフロー静岡蒸溜所より、「シングルモルト⽇本ウイスキー 静岡 ユナイテッドS初版」が、国内5,000本限定で2022年12⽉中旬より発売されます。
昨年11⽉に発売した「シングルモルト⽇本ウイスキー 静岡 コンタクトS」の後継となるアイテムで、前作を踏襲し、薪直⽕蒸留機Wの原酒、旧軽井沢蒸留所から移設した蒸留機Kの原酒を組み合わせています。
※以下プレスリリース抜粋
ユナイテッドS初版の特徴/味や香り
商品名の「S」は、コンタクトSの後継であることを⽰すだけでなく、静岡、スピリッツ、シングルモルト、スフィア(天球)などの頭⽂字でもあります。
そして「ユナイテッド」は、「コンタクト」で遭遇した 2 つの原酒が調和し融合したという、さらなる進化を意味しています。
このユナイテッドSの初版(ファーストエディション)である本作は、原材料には⽇本産⼤⻨⻨芽を核として、スコットランド産ノンピート⻨芽、ピーテッド⻨芽やビール⽤⻨芽を使⽤。ファーストフィルのバーボンバレルを主体に、ワイン樽などで熟成されています。
また前作では 55.5%だったアルコール度数が、静岡蒸溜所のメインアイテムとして、より多くのお客様にお楽しみいただけるよう50%に変更されています。
2つの原酒の融合で⽣まれる唯⼀無⼆の味わい
Wの原酒とKの原酒は混ぜることなく再留、それぞれ分けて熟成されます。2つの原酒は3年以上の熟成期間を経て、ブレンドの⼯程で初めて「融合」します。
そのスムースでバランスのとれた味わいは、⽟(スフィア)に例えることができるでしょう。Kからのフルーティーで軽やかな原酒が⽟の上半分を成し、Wからのヘビーで⼒強い原酒が下半分を⽀えます。
このように2つの原酒の個性を持ち合わせつつも調和の取れた、静岡蒸溜所のスタイルを体現しているのが「Sシリーズ」です。
静岡蒸溜所はそれぞれのスティルの個性を活かした「Wシリーズ」と「Kシリーズ」をリリースしていますが、今後はこの「Sシリーズ」が静岡蒸溜所の主⼒商品となります。
そして「シングルウォッシュスティル・ウイスキー」(単独の初留蒸留機からのウイスキー)という静岡蒸溜所の特別なシングルモルトシリーズとして、「Wシリーズ」と「Kシリーズ」も継続して年間さまざまなコンセプトに基づいてリリースされる予定です。
静岡蒸溜所の3つの蒸留機
オクシズの間伐材の薪を燃やし、700℃にも及ぶ⼒強い直⽕で蒸留する、蒸留機W。
スコットランドのフォーサイス社で造られたスティルと、ピザ窯造り職⼈のノウハウを活かした薪窯のコンビネーションは、世界でただひとつ。
焦げたような⾹ばしいテイスト、パワフルさ、豊かなボディを持つ原酒が⽣み出されます。
由緒ある蒸溜所から移設した蒸留機Kは、⽇本製のポットスティルです。
蒸気加熱で繊細な調整を必要とするこの蒸留機は、細く⻑く伸びるネックを通り抜ける間に、アルコールの蒸気に含まれる雑味を削ぎ落とします。その結果、華やかで軽やか、フルーティーなアロマを持つ原酒が造られます。
この全く異なる個性を持つ2つの初留蒸溜機から⽣まれる蒸留液は、Sと呼ばれる再留蒸留機でもう⼀度蒸留されます。これによってウイスキーの原酒「ニューメイクスピリッツ」となり、樽に詰める準備が整います。
ガイアフロー株式会社代表取締役 中村⼤航氏からのメッセージ
ガイアフロー株式会社代表取締役の中村⼤航は発売に際し、『ウイスキーWとKのファーストコンタクトから⼀年。ふたつのウイスキーの融合はさらに深まりを⾒せ、ユナイテッドSへと進化しました。
静岡蒸溜所は、薪直⽕Wと蒸気による間接加熱Kという、ふたつの異なった蒸留⽅式から⽣まれたウイスキーを育んでいます
それらの原酒のブレンド⽐率が、ユナイテッドSでは当初から⽬指してきた 1:1 となりました。
シングルモルト静岡の真の姿が、いよいよ表現されたウイスキ ーとなっています。
唯⼀無⼆という⾔葉が相応しい⽇本ウイスキーSの味わいをお確かめください』と語っています。
商品詳細
シングルモルト⽇本ウイスキー 静岡ユナイテッド S 初版
Single Malt Japanese Whisky Shizuoka UNITED S First Edition
アルコール度数:50.5%
容量:700ml
希望⼩売価格:9,845 円(本体価格:8,950 円)
販売数量:5,000 本(国内販売)
発売⽇:2022年12⽉中旬
コンタクトSは香りはバニラクリームサンド的な、かなりお菓子っぽくてスイートな割に、樽はきいてて筋肉質というか、ヘヴィなイメージの原酒でした。
価格も優しめでしたし、ジャパニーズウイスキーファンには高評価だったように思えます。
今作はどうかなー?