写真出典©:https://www.camparigroup.com/
イタリア・ミラノのカンパリグループが、勢いづいています。
ワイルドターキーやグレングラントといったブランドを所有している同社ですが、このたびケンタッキー州のウィルダネストレイル蒸留所の70%の株式を4億2000万ドルで取得しました。2031年には、残りの30%を購入するオプションも確保しているようです。
カンパリグループのCEOは、バーボンウイスキーは同社の食前酒に次ぐ「第二の主力商品」になると考えており、バーボンブランドにはどんどん投資をしていく意気込みのようです。
さらにアガベスピリッツ(テキーラ)の成長にも多大な投資を検討しているようで、メキシコ周辺のポートフォリオを拡大することに「非常に興味がある」と述べています。
好調のカンパリグループはロンドン本社を開設
なお、カンパリグループは今週ロンドンに本社を開設しました。
The House of Campari Group, UKと名付けられた新本社は、グレートポートランドストリートに位置しています。同社が英国でオフィスを所有するのはこれが初めてのこと。
またここではカンパリ・アカデミーも開催し、バーテンダーのトレーニングプログラムなども行う予定です。
2022年1~9月のカンパリ・グループの英国での売上は13.1%増。
そもそも英国はヨーロッパ最大のスピリッツ市場であり、世界でも6番目の規模を誇ります。
北欧、中欧、東欧(NCEE)の売上は、ドイツの22.5%増を含め、18.3%増と好調です。