スプリングバンク、グレンスコシア、グレンガイル、そして180年以上ぶりにキャンベルタウンに新蒸溜所が建設するといって話題になった「マクリハニッシュ(Machrihanish)蒸溜所」。
そしてそして、5つ目のダルリアタ。
どうやらダルリアタディスティラリー社はすでに計画申請書を提出し、着々と計画が進んでいるようです。
申請内容は、蒸留所、ビジターセンター、ショップ、社員寮からなる複合施設の建設。
予定されている蒸留所は、ガラス張りで外側から稼働中の2つの大型銅製蒸留器を見ることができ、正面のバルコニーからはキャンベルタウンロッホの一望できるようです。イベントやテイスティング会に使用される予定だとか。
ダルリアタディスティラリー社はこの建設プロジェクトで約20人の地元住民の雇用を創出する予定です。
蒸留所の長期計画の中には、樽保管のための倉庫施設をマクリハニッシュ空港に建設することも含まれています。ボトリングを行ったり、個人顧客用の樽も管理するとのことなので、結構大規模になるのかな。
オーナーは、キャンベルタウンの歴史に敬意を表し、ビジターセンター内にウイスキー蒸溜の歴史を紹介する博物館を設置することを熱望しています。また、このビジターセンターをイベント用の会場として利用する計画もあります。
蒸留所の建物内はかなり余裕があるのが見て取れます。
外部に拡張することなく、必要に応じて生産量を増やすことができるような形状にしてあるそうです。
ダルリアタ蒸留所では、年間85万リットルのウイスキーを生産する予定です。
Iain Croucher氏(North Star Spirits Ltdの創設者兼オーナー)、Ronnie Grant氏(RB Grant Ltdのオーナー兼マネージングディレクター)、David Stirk氏(Creative Whiskey Co Ltdの元創設者兼オーナー、「The Distilleries of Campbeltown」の著者)がディレクターとしてこのプロジェクトを支えています。計画が許可された場合、プロジェクト実現は約450万ポンドかかる予定です。