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フィリピン大手エンペラドール、シンガポールでの上場が決定

フィリピン大手エンペラドール、シンガポールでの上場が決定

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フィリピンが世界に誇るブランデー最大手企業エンペラドールが、7月14日にシンガポール証券取引所へ二次上場することを発表しました。

ウイスキー界隈ではホワイト&マッカイを買収したことで有名ですね。

エンペラドールは今年4月にシンガポール証券取引所に株式を導入し、上場の準備をしてきたとのことです。

エンペラドールCEOは次のように述べています。

「今回の上場は、国際的なブランデーのリーディングカンパニーである我々の事業の中でも非常に重要なマイルストーンであり、グローバルな展開と世界クラスのブランド・ポートフォリオのよりいっそうの強化を意味しています。

高騰が続くブランデー業界の中でより存在感を示していくために、シンガポールをはじめとする投資家たちへのアピールにもなります。」

1979年に設立されたエンペラドールは、フィリピン最大のスピリッツ会社となったのち、2013年にはブランデー世界最大手企業となりました。
高品質なのに750ml、200円で購入できるという驚きの価格。

世界100カ国以上で販売されています。

 

エンペラドール2014年以降は2014年以降、ホワイト&マッカイやボデガス・フンダドールなどの買収を皮切にグローバル展開を精力的に進めてきました。

ホワイト&マッカイは100年以上続く老舗のウイスキーメーカーで、ダルモア蒸溜所の原酒を筆頭に、ジュラ、フェッターケアン、タムナヴーリンなどのプレミアムシングルモルトを有しています。

ボデガス・フンダドールはスペインで最大かつ最古のブランデーメーカーで、スペイン最大のブランデー「テリー・センテナリオ」、世界で最も売れているシェリー「ハーベイ・ブリストル・クリーム」など一流のブランドを傘下におさめています。

ちなみに、ホワイト&マッカイの買収額は当時価格で4億3千万ポンド(約740億円)だそう。

業界を牽引するスーパー企業が今回の上場でどのような影響を与えるのか見守っていきましょう。




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