写真出典©Company Distilling
ジャック・ダニエルの元マスターディスティラーのジェフ・アーネットは、来月、2,000万ドルを投じた新蒸溜所をテネシー州にオープンする予定です。
アーネットは、2020年9月にジャック・ダニエルのマスターディスティラーの職を離れ、新たにカンパニー・ディスティリングを設立しました。
そこで4人の仲間たち
- テネシー蒸溜所ギルドの元社長であるクリス・テイタム
- クラーク蒸留所の創設者であるヒース・クラーク
- 建設管理の専門家であるコリー・クレイトン
- クレイトンホームズCEOのケビン・クレイトン
らと共に新蒸溜所設立の計画を進めてきました。
アーネットは次のように語ります。
「我々の第一のビジョンは、単なるウイスキー・ブランド以上のものになることでした。
すべてのラインナップをポートフォリオレベルで揃えており、簡単なことではありませんでしたが、我々が持つそれぞれの専門分野の知識と経験があれば可能だと思っていました。
知恵を出し合い、協力し合うことで我々の団結力もより深まりました。
なによりも、少数精鋭チームであるこその自由さと小回りの効きやすさが素晴らしい蒸溜所の完成をもたらしたと感じています。」
新蒸溜所はスモーキー・マウンテンの入り口に位置し、4,000平方フィート(約371平方メートル)という巨大な広さを誇り、テイスティングルームとレストランも含んでいるとのこと。
オープニングイベントは7月8日〜10日にかけて行われ、コンサートも開催されるそうです。
この計画は、テネシー州のウイスキー産業への投資の一環でもあり、さまざまな地元の企業と提携することで雇用を生み出すことで経済的な利益向上にも期待ができます。
カンパニー・ディスティリングはテネシー州に3つの施設新設を計画しており、今回が最初のお披露目となります。
今後の施設拡大にも目が離せません。
日本でテネシーウイスキーといえば、ジャック・ダニエルやジョージ・ディッケル、あとはコルセアくらいしか知られていませんが、現在蒸溜所の数は50を超えていると思います。まだまだ未知の素晴らしいブランドがあるんだろうなぁ。テネシーウイスキー詳細